【ブログ論】開設1周年を迎えるにあたっての振り返りや今後の運営方針についてまとめてみました。

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「おひとり主婦のたわごと」というこのブログを開始してまもなく1年が経とうとしています。

 

開始当初は鳴かず飛ばずだった私のブログも、最近では読者の方からコメントをいただけるまでに成長しました。

 

ファンとして応援してくださっている方。

 

同感してくださる同じ境遇の方。

 

本当にさまざまな方から励まし・ご意見などをいただく機会が増え、とてもありがたく思っている次第です。

 

ですが、プロフィールにも書いてあるように「独断と偏見まみれ」の私のブログは、一方で時に辛辣なご意見を頂戴することもあります。

 

言いたいことを垂れ流しているので、各種さまざまなご意見がやってくることもある程度想定内ではあるのですが、やはり私も人間、そのご意見に心がグサリとくることもありました。

 

私の意見に対する反論であれば、それは私自身の今の視点では気づくことができなかった新たな価値観に触れる機会でもあるので、感謝しながら拝見しています。

 

ですが、その中でも私自身の人格や子どもの障害を持ち出しての口撃(あえてこう書かせていただきます)に対しては、私自身もとても残念な気持ちになりました。

 

このような経験を度々する中で、このブログの方向性やどういった思いで記事を更新しているかを読者の方に少しお伝えしておきたいという思いが強くなりました。

 

どなたかの役に立つような内容ではないかもしれませんが、よろしければお付き合いください。

 

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ブログのテーマは主に3つ

私のブログを長く読んでいただいている方はお分かりかと思いますが、私はこのブログのテーマを3つの内容で主に更新しています。

 

「毒親」「発達障害」「人間関係」というテーマです。

 

「毒親」というテーマを更新する意味

私がブログを始めようと思ったきっかけのひとつに、「毒親」という存在を多くの方に知ってもらいたいという思いがありました。

 

私自身が毒親のもとで育っていたものの、それにはっきりと気づいたのが母の死という出来事からでした。

arrow47_004毒親からの解放は無理?上手く付き合う3つの方法。

 

過干渉で過保護気味だった母から自分の思考をコントロールされ、それに気づかず共依存のような状態になっていた事に、母がいなくなってから気がつきました。

 

その結果、私が育った家族というものを客観視できるようになり、「私の家族は何かが違うのではないか…」と思い始め、自分なりに本を読んだり調べたりした結果、「毒親」という言葉にたどり着きました。

 

毒親について学んでいくうちに、誰にも相談できず過去の生い立ちを悩んでいる方だったり、現在進行形で毒親との人間関係に人知れず悩んでいる方のブログを拝見する機会も多くなりました。

 

「私と同じような境遇の人がいる…」

 

そう思った私は…

 

■毒親育ちがどのような思いで育ち、今を生きているか
■同じ境遇の方の癒しになりたい
■過去を吐き出すことで自分自身の解毒をしたい

 

という思いを実現したく、ブログという発信方法を選択しました。

 

その思いの詳細については毒親漫画の感想を書いた過去記事の一部に書いています。

arrow47_004【ネタバレ注意】毒親育ちが毒親漫画「ゆがみちゃん」を読んでみた感想。

 

このような私の思いが上手く伝わっているためか、同じ境遇の方からコメントやメッセージをいただける機会が増えてきていて、本当にありがたい限りです。

 

私自身もそのような読者の方からのお便りにとても癒されている日々です。

 

「発達障害」というテーマを更新する意味

次男の発達障害が判明した時に、私はこのテーマもブログで取り上げようと決めていました。

 

理由は主に3つです。

 

■発達障害の存在を広く知ってもらいたい
■発達障害に関する情報提供の場にしたい
■発達障害の次男の日々の成長記録を残しておきたい

 

発達障害は最近でこそ知名度(というのが適切か分かりませんが)が出てきたものの、まだその実態について正しく理解している人が少ないというのが現状です。

 

発達障害への無理解による心無い言葉がけが、発達障害児の親を苦しめている現実もあります。

arrow47_004発達障害児を育てている母親が姑から言われて傷ついた言葉3つ。

arrow47_004発達障害児の親が他人に言われて傷つく5つの言葉とは?療育ママさんと話をしてきました。

 

ただ、これは相手に悪意があるわけではなく、単に発達障害に対する情報が絶対的に不足しているからだと思うんですよね。

 

私自身も次男が発達障害でなければ、例えば外で癇癪を起こして暴れている子をみた場合「親はちゃんとしつけしてないのかなー」などと思っていたことでしょう。

 

今でこそそのような場面に遭遇した場合、「次男と同じような特性を持った子かも」と考えられるようになりましたが、それも次男が療育に通い、私自身が勉強会などで学ばせてもらっているおかげだと思っています。

 

子どもがそういう境遇にない方にとっては、正直発達障害について知る機会はほぼないと思うのです。

 

そんな中、おこがましくはありますが、私のような実際に発達障害児を育てている主婦がその日常をブログという形態で発信することで、微力ながら発達障害についての認識を広められるのではないかと思っています。

 

そして、私が学習会などで学んだ事をブログに記事として更新することで、同じように発達障害児を抱えている方と情報共有ができれば…という思いもありました。

 

情報というのは、今の世の中本当に手に入りやすくなりました。ネットがその最たるものですね。

 

気になるワードでちょちょっと検索すれば、膨大な情報がヒットします。

 

ですが、そのどれが本当でどれが間違っているのかは、個人で判断するしかないです。

 

便利な反面、間違った情報を掴まされる可能性のあるネット社会において正しい情報を共有できるためには、実体験に基づく内容を自分が発信するしかないのではないか…。

 

発達障害というのはいざ我が子が診断された場合に、最初は情報がなさすぎて途方に暮れるものです。

 

そんな私と同じような経験をしている方のために、私の経験が少しでも力になれればという思いがあります。

 

そして、発達障害児がどういった環境で育ち、将来どう成長するのかをブログに記録として残すことで、私自身次男の成長記録をまとめておけるというメリットがあると同時に、我が子の将来に不安を抱いている発達障害児の保護者の方の参考になるのではないかとも考えています。

 

もちろん全ての子どもが同じように成長するわけではないので、あくまで参考にして頂ければという程度です。

 

また、私が発する情報も、時に間違いを指摘されることもあります。

 

療育園での学習会や先生方から聞いたお話をまとめている私のブログですが、発達障害児を育てていらっしゃる方から「実際はそうではないです」とのコメントを頂いたことがあります。こういうのは本当にありがたいと感じています。

 

いただいたコメントを読んで、私も事実を確認して、訂正できるところは訂正をしています。

 

情報の少ない発達障害児育児ですが、このような読者の方とのやり取りを通じて、信ぴょう性の高い記事を更新していくことが、このブログの今後の目標でもあります。

 

「人間関係」というテーマを更新する意味

これまでも何度も記事にしてきましたが、私自身これまでの生い立ちで人間関係には随分苦労してきました。

 

子供時代は否定され続けながら生きてきたので、大人になってもずっと自己肯定感の低い、内向的な性格でした。

 

自分を否定されたくないので、人前で自分の意見が言えない。

 

他人に対して常に疑心暗鬼で、「この人は本当は何を考えているのだろう」と相手の発言の裏の裏の裏…までも読もうとする人を信じられない性格でした。

 

それが、そんな私のありのままを受け入れてくれる主人と出会い結婚し、母が他界し、少しずつこれまで蓄積されてきた毒が抜け出すのと同時期に長男を出産。

 

その後の複雑なママ友社会でもまれる中で、ようやく自分という人間を認められるようになりました。(下↓の記事に私の変革期になったエピソードがあります)

arrow47_004幼稚園の役員、できるならやりたくない?メリットとデメリットを徹底比較しました。

 

私の人間関係記事でママ友ネタが多いのはこういった経緯があります。

 

他にもご近所付き合いについてや友人・会社関係などもありますが、その多くは実際に私が日々疑問に感じた事についての私なりの考えをまとめた内容になっています。

 

ベビーカーの記事などが特徴的なのですが、テーマの内容によっては賛否両論考え方が分かれる記事が多いです。

arrow47_004電車内でベビーカーをたたむかどうかは状況次第でOK。迷惑と捉える前に互いを思いやる心を持とう。

 

このような記事に対して「私はこう思う」「そうは思わない」というようなコメントをいただけるのは、非常に嬉しいことです。

 

何度も申し上げているように、そのような多様な価値観に触れる機会がもてるということは、自分自身の考えの幅が広がる好機でもあるからです。

 

ただ私は記事の中でテーマに対する解答を用意しているわけではありません。

 

ひとつの疑問に対する自分なりの考えを述べているだけであって、「これが絶対だ」と言っているわけではないのです。

 

私の考えによって読者の方の気持ちを傷つけている可能性もあり、そこはブログをやっていく上で注意すべき点だと思ってはいますが、人の価値観によって正解がでないようなテーマについて「こんな考え方もあるんだ」という視点で読んでいただけるとありがたく思います。

 

 




 

 

ブログとは何なのか

このように考えていくと、私の心の中で「ブログって一体何なのだろう…」という思いが日々沸いてくるようになりました。

 

ブログをやる目的は、それこそ人それぞれだと思います。

 

日記として日々のことを綴りたい人。

 

誰かの役に立つ情報を発信したい人。

 

同じ趣味の仲間を募りたい人。

 

これら以外にもいろいろ目的はあるでしょう。

 

ですが、そのどれにも共通しているのが「自分の考えを発信する場」というところなんですよね。

 

さまざまな人がいろいろな視点から自分の考えを文章として表現する。

 

自分にはなかった価値観に触れることで新たな発見ができたり、同じような考えの持ち主の存在を知って嬉しくなったり…。

 

そういうところにブログの魅力があり、だからこそ人はブログを読むのだと思います。

 

誰からも賛同も批判もないようなロボット臭のする記事を書いたところで、心は動かされないもの。読み手がみているものは、書き手の個性です。

 

人にはそれぞれ個性があり、考え方があり、物事に対する捉え方も十人十色です。

 

そんな一人ひとりがブログという形で個人の考えを発信する場合、自分と異なる考えの意見にたどり着くことは当然あるものです。

 

それを相手の人格まで非難して反論するのか、そういう考えもあると学びの場に変えるかは、それも個人の個性です。

 

そういう意味で、私はブログとは「さまざまな価値観に触れられる場所」だと認識しています。

 

そのような思いがあるので、私は自分とは異なる意見を目にした時も、相手の人格を否定してまで反論しようとは思いません。(人様のブログに滅多にコメントしませんが…)

 

いろんな価値観大いに結構!

 

みなさん、大いに自分の考え・意見をブログに書きましょう!(公序良俗に反しない程度にね)

 

私の目指すブログの形

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またまたいつもながら4000字超えの長文になってしまいましたが、最後に一言「私の目指すブログの形」について述べておきます。

 

■リアルな実体験に基づいた情報発信
■日々の疑問に対する問題提起

 

この理念を核に、今後もブログは更新していきます。

 

相変わらずブログでは「独断と偏見まみれ」で自分の考えを発信していきますが、それはあくまで問題提起が目的です。

 

「私はこう思うけど、あなたはどう考えますか?」というスタンスです。

 

決してテーマに対する正解を用意しているわけではないので(そもそも私が扱うテーマに正解なんてあるのかしら…)、何か解決策を求めてうっかり私のブログを訪れてしまった方には「ほんと、すみません」と謝るしかないのですが…。

 

ブログを訪れてくださった方というのは、私が取り上げたテーマに対して興味がおありだったから見に来てくださっているわけです。

 

私という一人間の考え方に触れていただくことで、ご自身の考えの参考のひとつになれるような存在になれればと思っています。

 

「おひとり主婦のたわごと」は今後もこのような方針で続けてまいりますので、まだまだひよっこですが、どうぞ2年目以降もよろしくお願いいたします。

 

 

 

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