【発達障害】特別支援学校か特別支援学級で就学を悩んだ時に親が考えておきたいこと。

発達障害で、自閉症スペクトラムと診断されている我が家の次男は現在5歳。

年長の現在、通っている療育園ではもっぱら就学に向けての行事が増えてきています。

発達検査や小児科医の診察・学校見学など、それはそれは日々の予定が目白押しです。

ほぼ毎日、なにかしらの学校や療育園・病院などを駆けずり回っております。

そんな中、次男の発達検査を踏まえて小児科医の診察を受けてきました。

その結果、発達がデコボコ過ぎる次男の現状で特別支援学校か特別支援学級かを決めるのは非常に難しいと医師から告げられてしまいました。

以前も記事に書いたように、私自身も次男の様子をみていてどちらの学校がベストなのかを決めきれずにいたため…

小児科診察で勧められた方に決めようかな…

と漠然と考えたりもしていました。

そんな状態でのこんな診察結果に、悩みはさらに深まった次第です(笑)

「発達障害児の就学問題、親として何を考えて就学先を決めれば良いのだろうか」

いろいろ考えをめぐらせる中、私の中での判断基準をまとめてみようかと思います。

スポンサーリンク

発達がデコボコすぎる次男の例

次男の場合、できること(得意分野)とできないこと(苦手分野)に4歳ほどの開きがあります。

現在5歳の次男に4歳の開きがあるということでピンとくる方もいるかもしれませんが、次男は得意分野に関しては実年齢以上の検査結果がでています。

新版K式発達検査を受けたのですが、認知面にかんしては6歳半の判定が出ているものの、社会面にかんしては2歳代です。

視覚優位のため、目で見て理解する力・ピンとくる力を持ってはいるが、人の感情を読み取ったりする情緒面が弱いという特徴を持っています。

医師曰く、「本人の興味関心がある分野にかんしては理解力もあり集中できるものの、興味のないことにかんしては全く関心を示さないという自閉症スペクトラムの特性が良くでている」とのことでした。

そう。次男は他人に全く興味がないのです。

これは日常のいろんな場面で感じることで、自分がしたい・やりたい事が最優先。

気持ちが自分にしか向かっていない(お母さんは唯一大好き 笑)ので、周りの状況や空気を読んだ行動が苦手です。

「子どもってそんなもんじゃない?」と思われる方もいるかもしれませんが、多くの子どもは実はそれなりに周囲の様子をうかがいながら行動しているものです。

何かしようかなと思った時に、そばにいる大人の顔をみたり。

ほかの子がおもちゃで遊んでいたら、「何をしているのかな」と2歳前くらいの子でも様子をうかがっていたりします。

ただ、次男の場合は「人」に興味がないため、例えばおもちゃで遊んでいる子がいたとしても次男の目に入ってくるのは、興味のあるそのおもちゃだけなのです。

だから…

■順番が待てない
■物を奪い取ってしまう
■目に入った物に衝動的に向かってしまう(多動)
■目線が合いにくい

こんな特性が出てしまいます。

このような次男の情緒面の苦手感は、一見すると「わがまま」「躾のなっていない子」という印象かもしれません。

ですが、これも「おしゃべりが好きな人」「物静かなのが好きな人」どちらも世の中にいるように、「人への関心が向きにくい人」というひとつの特性です。

生まれ持ったものとは言え、このような特性は本人が将来的に社会で自立していく上で生きにくさとして感じられる部分になってくるもの。

周囲の人にも迷惑をかけてしまうので、トレーニングなどを通じて現在はさまざまな取り組みをしているのですが、どうしても配慮というものが必要になってきます。

そういう意味で、文字・数字が好きで課題をこなしたり製作をしたりすることにかんしては集中力を発揮できる次男は、十分特別支援学級にいけるレベルではあるものの…

対人関係や協調性といった面では個別の配慮が必要なため、特別支援学校の方が環境としてはふさわしいのではないかという悩みがでてきているのです。

子どもの特性をしっかり把握する

発達障害児の就学先を考える時に、その子の特性というのは必ず考えないといけません。

苦手なものは何か。落ち着ける状況はどのようなものか。

口頭での指示が通るか。視覚的な支援が必要か。

こうやって考えていくと、意外と我が子のことを分かっていなかったと気付くものです。

特別支援学校と特別支援学級は、入学基準も異なれば教育方針も若干違います。

詳細は過去記事を見ていただきたいのですが、特別支援学校は身辺自立ができていない子だけでなく、こだわりや不安が強いお子さんにとっても、過ごしやすい学習環境です。

特別支援学校はどんなところ?発達障害の次男の就学にむけて見学に行ってみた感想。

ただ、どうしても将来の就労を目指した取り組みに注力している部分は大きいので、学習面を伸ばしたい子にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

また、特別支援学級にいけるだけの検査結果がでていたとしても、その環境が子どもに合っていなければ、学校生活の流れについていけずに通学がストレスになってしまうこともあります。

こう考えると「何を基準に決めたらいいの!」とモヤモヤ悩んでしまいますが(←今の私です)、我が子のどういう部分を伸ばしてやりたいかという視点で選んでも良いのかな…とも感じています。

そのためには、学校側の雰囲気をしっかりリサーチしておくことも必要になってきます。

学校の雰囲気をリサーチしておく

特別支援学級というのは、その小学校により教育方針や教師・生徒の様子がかなり異なるというのが私の印象です。

ママ友からの口コミや療育園の先生・医師から聞いた話を総合して思ったことです。

小学校自体が荒れている場合は支援学級の子がいじめの対象になっているケースもあるとのこと。

支援学級の担任がどういった経歴の先生にあたるかはその小学校次第なところもあって、特別支援学校からきた先生が担当している場合もあれば、採用されたばかりの新任教師が受け持っているところもあるのだそうです。

我が子に、特別支援学級に通う力が十分にあったとしても、それをとりまく環境が良くないものであれば、私は特別支援学校を選んでも良いと思っています。

発達障害児の多くは、定型発達児よりも何かと過敏です。

多くの人が感じないような部分でもストレスを感じたりします。

ただ、特別支援学級の最大のメリットは、普通級との交流にあるのではないかと思うのです。

多くの子どもと関わっていくなかで、情緒面の成長を期待できるのではないか、と。

ですが、これも荒れているような小学校であった場合、また担任に適切な指導を行える能力がなかった場合、逆にそのような交流学習が発達障害児の成長にとって裏目にでてしまう可能性もあります。

二次障害で小学校に通えなくなってしまったり、またはそこまでいかなくても常に特別支援学級のみで過ごすようになってしまった場合、そこに通う意味が本来の主旨から外れ本末転倒になってしまうのではないかと思うからです。

それなら特別支援学校でも良いのではないか…っていう。

特別支援学級は、基本的には現住所の学区の小学校に通うことになるので「学区外の小学校の支援学級が良さそうだから通いたいな」と思っても、特別な事情がない限り通えません。

なので、通う予定のある小学校の見学というのはとても大事です。

私も近々行く予定ですが、特別支援学級の取組内容だけでなく、普通級との関わり方や小学校の雰囲気などもしっかり把握して、たくさん質問してこようと考えています。

就学先は子ども目線で考えるべき

親であれば多くの人が我が子の将来についていろいろな希望を持っていることかと思います。

ですが、それは親の押しつけであってはいけないと私は思います。

「大学までは行って欲しいから」
「特別支援学校って周囲に知られたくないから」

こんな親の都合で進路を決められてしまった子どもは不幸です。

その子が持っている能力では無理があるのに、そこに目を向けずに親の思いばかりを押し付けてしまえば、子どもはいずれ心身共にパンクしてしまうでしょう。

発達障害児の親は、早い段階で「特別支援学校か特別支援学級か」という進路の選択を迫られます

人によっては、特別支援学級か普通学級かで悩まれることもあるかもしれません。

ですが、どのようなケースであっても親が判断基準として持っておきたいのは…

我が子が楽しく通えそうか

という視点だと思います。

就学先を考える上で、親の「我が子はこうあって欲しい」という私感が入ってしまうと、どうしても子どもに合った環境というのを見落としかねないと感じています。

同じ診断名でも、同じくらいのIQ・DQでも、子どもの特性は一人ひとり違いますし、どのような環境が合うのかもそれぞれ異なります。

我が家の場合、就学先決定は特別支援学級の見学次第になりそうです。

【こちらもご参考にどうぞ】

特別支援学校と特別支援学級はどう違う?発達障害児の就学に向けての勉強会に参加してきました。

福岡市在住の主婦です。
毒親育ちが発達障害児を育てています。
2016年から ブログ始めました。
人間関係や子育てに関する日々の気づきを、独断と偏見まみれの記事で更新中。
ビュッフェと直売所に頻出します。