赤ちゃん時代に口の周りが青かった長男。小学生になり判明したその原因と見つかった病気とは?

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長男生後1ヶ月の時の写真です。

(現在はだいぶ風貌も変わっているので顔出ししてます)

 

赤丸で囲っている部分、気になりますよね。

 

長男が生まれて間もない頃から、私は一つ気になっていることがありました。それは「口の周りの青さ」でした。

 

写真ではちょっとわかりづらいかもしれませんが、ぼんやり何だか青い状態。

 

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こちらは4ヶ月の時の写真。

 

服や枕も青いので余計わかりにくいかもしれませんが、ほっぺの色に比べ、口の周りだけ青みがかっています。

 

私は長男が幼い頃、この件で1度小児科を受診しました。というのも、赤ちゃんの口の周りの青さがとある病気に関係しているという情報を得たからです。

 

結果、小児科では全く異常なし

 

ミルクもよく飲みし、体格も人並み以上にあったので、その後この件については気にかけなくなっていました。

 

口の周りの青さも気にならない程度になりましたし。

 

ところが、長男が年長になった時、風邪で小児科を受診したところ「心臓の音がおかしい」との診断を受け大きな病院を受診するよう紹介状を書かれました。検査の結果、「不整脈」といわれました。

 

その1年後、今度は小学校の健康診断の心電図でひっかかり二次検査を受けました。

 

そこで長男は、「心室性期外収縮」「不完全右脚ブロック」と診断され今に至っています。

 

実は、口の周りの青さと心臓の病気の関連性については、私は長男のそれに気付いた時から疑っていました。

 

でも、その因果関係がはっきりしたのは、それから7年後のこと。

 

我が子の口の周りの青さで気になっている人には不安にさせる内容かもしれませんが、こういうケースもあるのだという一つの参考にしていただければと思い、今回病気が見つかるまでの経緯をお話していこうと思います。

 

お子さんによって症状はそれぞれです。私の体験談を鵜呑みにせず、ご心配な方は必ず医療機関にかかるようお願いいたします。

 

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年長時に受けた検査の経緯と結果

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医療知識も乏しい素人なので、見当違いなところを撮影していたらすみません。

 

長男が小児科で心電図をとった時のものです。

 

その時は、ただ風邪をひいたので受診しただけだったのですが、心雑音を指摘され、心電図もとることになりました。

 

この結果をみてかかりつけの小児科医からは「おそらく問題のないタイプの不整脈だろうけど、念の為に精密検査をしてみてください」と言われ、大きな総合病院を紹介されました。

 

不整脈とは人間誰しもあるもので、その頻度によって重症度が変わってくるんだそう。肥満や加齢などによっても出てきたりするものなんだそうです。

 

我が子に不整脈が…と聞いた時は一瞬血の気が引きましたけど、そういうものなのかと納得し、総合病院を受診しました。

 

そこで、「ホルター心電図」という装置を長男の体に24時間取り付けて、心臓の鼓動の状態を調べました。

 

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ハートを体だと思ってください。ホルター心電図はこのように体に機械を取り付けたまま、丸一日生活します。

 

お風呂に入れなかったりと少々生活に支障がでますが、ホルター心電図を使うことにより、一日のうちどのような時に不整脈が出やすいかを調べることができます。

 

長男はこの時年長でしたが、ホルター心電図を付けたまま幼稚園にも行き、通常の生活をしていました。

 

これとは別に「記録用紙」を渡され、食事や睡眠の時間、また頭痛や吐き気など体調の変化があればそれを記録します。

 

この検査の結果、長男は一般の人よりもやや不整脈が多い傾向にあるが、日常生活に支障のないレベルと診断されました。

 

小学校にあがったら、今度は運動負荷の検査をしたいので(心電図をつけてトレッドミルなどで決まった時間を走るもの)ということだったので、1年後の診察予約をして帰りました。

 

運動も何もかも今まで通りに過ごせると分かりすごくホッとした記憶があります。

 

ですが、この後転勤により、1年後の再診察を受けることができずに福岡に移動。

 

そのような時に、小学校での健康診断があり、再度心電図検査でひっかかってしまったのです。

 

小学校1年生時に受けた検査の経緯と結果

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小学校の健康診断の心電図で「再検査」となった長男ですが、私の本音としては「やっぱりな…」という感じでした。

 

年長の時に予定していた「1年後の追加検査」もできていなかったので、言い方は良くないですがこの再検査が良い機会だと思っていました。

 

再検査では、再び心電図をとり、その結果から急遽「エコー検査」もうけることになりました。

 

ここで長男は「心室性期外収縮」「不完全右脚ブロック」という診断名がつきました。

 

心室性期外収縮とは

心室期外収縮は左右心室、特に血液が流入および流出する部分、心尖部や左右心室を隔てる部分(中隔)を起源とすることが多いことが知られています。

原因として、狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心筋症などの元々の心臓の病気によるもの、心臓のポンプ機能低下や形態の異常(基礎心疾患)を伴う心不 全などが挙げられます。また明らかな心臓のポンプ機能や形態に異常がない正常な心臓に発生することもあります。精神的、肉体的ストレスや睡眠不足などを引 き金として発生することがあります。

出典:日本不整脈学会 HP

 

不完全右脚ブロックとは

右心室腔内を分布する興奮伝導路の一部に軽度の障害があって伝導が少し遅れる状態をいう。過剰な伸展のために、単に右室の一部心筋の興奮が遅れるという状態であることもある。

出典:日本心臓財団 HP

これらの病気は共に、健康な人にも見られるような問題のないものと医師から説明を受けました。

 

ただ、不完全右脚ブロックが見られる人の中には、心房の一部に穴が空いた「心房中隔欠損症」という病気を持っている人がいるため、念の為に長男は心臓のエコー検査をしました。

 

エコーの結果、心臓の形状にも問題はなく。

 

心臓病の家族歴も確認されましたが、主人・私共にそのような身内はおらず、医師曰く「近い身内に心臓病で早死した人がいなければ問題ない」とのことでした。

 

心臓病は遺伝性が大きいみたいです。

 

そしてここでもやはり、「日常生活は普通に送れますし、運動も大丈夫です」との説明を受けました。

 

小学校などの健康診断は病気の早期発見を目的としているので、二次検査の案内をもらう人も珍しくないようです。

 

長男の再検査も、要は心房中隔欠損症の可能性を確認するためのものだったのかな…と今では思っています。

 

口の周りの青さと心臓病の関連性は否定できないと思った

こういったわけで、結局長男は心臓に特徴を持ってはいるものの、それは日常生活に支障をきたすようなものではないということが分かりました。

 

ただ、私の予想ですが、長男は今後行われる学校での健康診断で毎回ひっかかりそうな気がします。

 

これは医師からひとまず「大丈夫」という太鼓判を押されてはいるものの、今後どのように状態が変わっていくかは分からないと私は思っているので、注意深く見守る予定です。

 

そして、長男が幼い頃に聞いた「口の周りが青い赤ちゃんは心臓病の可能性がある」という情報。

 

これはあながち間違いではないのでは…と今では思っています。

 

口の周りだけに限らず、爪や足先などが青くなるのは「チアノーゼ」という状態です。

 

これは血液が酸素を全身に送れていない状態で、いわば酸欠のこと。

 

赤ちゃんだと大泣きしたり授乳中に呼吸を忘れてこういう状態になることも珍しくはないようですが、このようなチアノーゼが出やすい赤ちゃんというのは心臓の心配をしても良いのかもしれません。

 

ただ、乳幼児期には実際不整脈の存在はわからなかったわけですし、今現在は平均以上の体格で育っている長男。

 

これまでいろいろ検査してきた中、とある医師から言われたのは「本当に重症の心臓病を抱えていたら、こんなに大きく育ちません」という内容でした。

 

「口の周りが青い」というのは一つのきっかけで、それ以外にも発育不良など気になることがあれば、やはり早い段階で医療機関を受診すべきだと思います。

 

どんな病でも我が子に見つかれば不安になりますが、反面それにより対処法も考えることができます。

 

怖いのは、それに気づかずに見過ごしてしまうこと。

 

今後も、子どもの様子にはいろいろ目を光らせて過ごしていきたいと思っています。

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