「おかーさん、どこか遊びにい~き~た~い~!」
夏休み、お子さんをお持ちの主婦の皆さんは毎日どうやって過ごそうかと頭を悩ませていませんか?
我が家もそうで、子供達は毎日どこかしらにお出かけをしたがります。
大型ショッピングモールも涼しくて良いんだけど、毎日となると何かしらお金を使って大変だし…。
水族館も同様に涼しくて良いんだけど、そうしょっちゅう行けるような金額でもないし。
生き物が好きな我が家の子供達なので動物園に連れて行ってやりたいけど、だだっ広い動物園に夏場に繰り出すのは、暑すぎて何かの修行並み…。
ですが、福岡県の久山町にあるトリアスふれあい動物園ならば、夏場でも親子で疲れずに楽しめる要素がいっぱいです。
そんなトリアスふれあい動物園に長男と行ってきたレポートを兼ねて、他の動物園とはちょっと違った楽しみ方ができる特徴を5つご紹介しようと思います。
※今回は次男がまだ夏休みに入っていないということで、長男と二人だけで平日行ってきました。
1.小規模で見やすい園内
動物園は一般的に敷地が広大ですよね。
子供と一緒に歩き回るだけでも一苦労です。
それが猛暑日の夏場だったりしたら、親としては走り回る子供を追いかけながら暑さとしんどさとの戦いで、正直動物などゆっくり見ているような状態ではなくなります。
ですが、トリアスふれあい動物園の敷地は、一箇所から園内をぐるっと見渡せる程度の広さなので、例えお子さんが1人で動物を追いかけて行ったとしても親は目が届きやすく、遠くからそっと見守る事ができます。
2.日陰が多く、暑さをしのぎやすい
園内はパラソルや日よけ、屋根付きスペースが多く、直射日光を避けやすい造りになっています。
ミストも数カ所に設置されており(これは暑さに弱い動物付近にあるので、お客さんのためというよりかは動物のために設置されている模様)、日陰がない部分でもある程度涼を感じる事が可能です。
モルモットやうさぎなどの小動物がいる屋根付きスペースにはベンチも豊富にあるので、親はそこで涼みながら子供の様子を見守れるところがメリットです。
3.ハイシーズン中も混んでいない
私たちは平日の午前中に行きましたが、園内は写真のような有様です。
たまたまモルモットゾーンはお客さんが皆無でしたが、私たちが入園した時には私たちのような母子が2組ほどしかいませんでした。
真夏の動物園はそもそも暑いのであまり出向く人はいないのかもしれませんが、午前中の比較的暑さの厳しくない時間帯でこの人出なら非常に見学しやすいです。
モルモットは座って抱っこもできますが、選り取りみどり選び放題ですし、座る場所もしっかり確保できるのでそこは午前中に行くメリットが大きいです。
長男は結局このモルモットとの触れ合いが一番気に入ったようで、「もっと遊びたい!」と園内を一通り見終わったあとは、ずーっとモルモットゾーンにいました。
(帰ろうと説得するのが大変だった…)
4.ほとんどの動物に触る事ができる
大きな動物園というのはたいてい、動物たちがオリの中にかくまわれていて、通常は触ることなどできません。
また、規模の小さい移動動物園や○○牧場のような施設の場合は、いる動物たちが馬や羊・うさぎなどそれほど珍しくない動物ばかりで、子供達の反応も今ひとつだったりします。
が、トリアスふれあい動物園では、写真のようにフラミンゴなどが普通にその辺を歩いているので我が家の長男も大喜び。
マーラやワラビーなど普段なかなか近くで見れないような動物たちも放し飼いにされていて触って餌をやることができるので、子供も大人もすごく楽しめます。
マーラ。普通にその辺でくつろいでいます。
ワラビーも。大型動物園の檻の中でこの状態だと「動かないし、よく見えない~」となりますが、ゆったりしている動物たちを至近距離で見れるのは新鮮です。
餌遣り(園内販売物に限る)も可能。寝たまま食べてくれるという横着っぷりも人に慣れている証拠。
リクガメに…
イグアナに…(触ってみた。噛み付くらしいので、尻尾付近をそーっと。感触は、おばあちゃんが持っていそうなビーズのお財布のような感じ 笑)
ブタさんも。
どれも実際に触って餌をやることができます。(イグアナとリクガメだけは餌遣り不可)
カピバラは小さなプールで涼み中。この表情に長男バカウケでした。
ただ、本気で危なそうな動物にかんしては、オリの中に入れられていました。
リスザルやキツネザルもいましたが、彼らは放し飼いではありませんでした。
お客さんのマスクやアクセサリーなどをかっぱらって行くらしく、注意書きがありました。
ですが、餌遣りはできましたよ。
他にもカピバラやヤギ・羊、プレーリードッグやオウムなど全て合わせると約40種類くらいの動物がいるようです。
アルマジロも触れるようでしたが、この但し書きを見ると触る気消失…。
ほとんどの動物が触ったり餌をやったりできるので、生き物好きのお子さんには垂涎ものの施設だと思います。
5.コストコ会員カードの提示で餌がもらえる
園内には動物の餌がガチャガチャ方式で5~6箇所に設置されていて、自由に餌やりをすることができます。
この2種MIXの餌が、コストコの会員カードをスタッフに提示するだけで1個無料でもらうことができます。
子供がいると何かと「餌、もっとやりたい~」と騒ぐので、1個でも無料でもらえるのはありがたいです。
適用カードはこの3種類。
1グループに1個ということなので、ママさん同士で一緒に行き、それぞれが持っているカードを2枚見せたとしても餌は1個しかもらえないので、そこは注意が必要です。
200円だせば、フレッシュな餌をあげることも可能。
動物たちは相当お客さんから餌をもらっているのか、餌を持って歩いているだけで、うさぎや羊などがワラワラ寄ってきます。
ただ、以前持ち込みの餌が原因で命を落とした動物がいるそうなので、餌は園内で販売しているものだけを与えるようにするのが鉄則です。
トリアスふれあい動物園の営業時間
トリアスふれあい動物園の営業時間は10時~18時まで(年中無休)になっています。
「正月三が日に来る人もいるのだろうか…」と一瞬考えてしまいましたが、その日の園内はどのようになっているのか、ちょっと興味もあります。
そして、入園料は大人子供同一の400円。3歳以下は無料です。
ただ、ここは障害者割引があるので、障害者手帳を提示すれば、本人と付き添い人の両方が半額になります。(次男は以前来たことがあり、その時は療育手帳が使えました)
13歳以下の子供だけでの入場をお断りしているのは、こちらの施設を託児所代わりに利用する保護者がいるためとのこと。
放し飼い動物が多く、完全に安全とは言えない場所なので、お子さんだけで行かせるのはNGのようですよ。
【営業案内】
営業時間:10:00~18:00(年中無休)
入園料金:お一人様 400円(大人も子供も同一料金、3歳未満のお子様は無料、障害者手帳提示で本人と介助の方も半額)
【交通アクセス】
九州自動車道福岡インターチェンジから約5分
九州自動車道古賀インターチェンジから約15分
福岡都市高速道路粕屋出口から約10分
【施設情報】
〒811-2502 福岡県糟屋郡久山町山田991
TEL 092-976-3277
トリアスふれあい動物園の感想
トリアスふれあい動物園はとにかくアットホームな雰囲気で、家族でゆったりと動物に触れ合えるのが最大の魅力です。
手洗い場も完備されているので、タオル一つ持って気軽に遊びに行くことができます。
再入場も可能なので、ランチはトリアス内の飲食店で済ませ、午後から再びこちらの動物園で遊ぶということも可能。
我が家も子供達を連れて数回訪れていますが、いつ行ってもお客さんで溢れかえっているということはなく(それはそれで経営的には心配ですけど…)思う存分動物たちと遊ぶ事ができます。
実は長男は、ここに行くまであまり動物が得意ではなかったのですが、モルモットを抱っこできるようになってから、動物嫌いを克服できました。(カピバラとか大きな動物はまだ怖いようですけど…)
動物嫌いなお子さんも、いつもは図鑑や遠くに見ていた動物たちを間近で見れることで、好奇心を刺激されるかもしれません。
まだ行ったことがないという方は、一度親子で足を運んでみてはいかがですか?
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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