妊娠すると、赤ちゃんを待ち望んでいた人ほど早く周囲に報告したいものですよね。
私も長男・次男ともに不妊治療をしていたため、妊娠がわかった時にはいち早く主人には知らせました。
多くの御夫婦の場合、妊娠が分かって真っ先に知らせるのはまずはご主人だと思うのですが、これは知らせる時期など特に意識することはないかと思います。
私も検査薬で陽性が出た時点で速攻主人には報告しましたし。
ですが、これが親や職場関係・友人関係となると「妊娠のどのタイミングで報告すべきなんだろう」って悩みませんか?
私もかなり悩みましたが、2人の妊娠を経験して今感じることは、「報告する相手との関係性によって報告時期は変えるべき」ということです。
そこで今回は、家族や職場関係・友人関係への妊娠報告のベストなタイミングについて考えてみました。
私の実際の報告体験談も合わせてご参考にしていただけると良いかなと思います。
長男の時の妊娠報告時期
妊娠までの経緯
長男の時の妊娠報告は正直結構悩みました。
というのも、私は長男を妊娠するまではずっと不妊治療をしていました。
結婚後1年経っても自然妊娠できず、気になって検査をしたら、私の黄体ホルモン値が低いことが分かったのです。
それからはタイミング療法と黄体ホルモン注射を併用して不妊治療を頑張っていましたが、それでもなかなか妊娠できず。
黄体ホルモン注射が筋肉注射でものすごく痛いというのもありましたし、毎月排卵日ばかり気にしているような生活も次第に疲れてきてしまって…。
「もうこんな治療やめたい」とそう思った矢先に妊娠が発覚しました。
それはもう飛び上がるほど嬉しかったのを今でも覚えていますが、その後無事に妊娠が維持できるのかという不安が常に付きまとっていました。
というのも、黄体ホルモンというのは妊娠を継続する役割があるため、この値が低い私としてはいつ流産などの危険性があるか予想できなかったからです。
そのため、親や友人へは安定期に入った5か月過ぎに報告しようと考えていました。
妊娠ブログで身バレし早期報告を余儀なくされる
New computer / johanl
とは言いつつ、やはり嬉しい妊娠という事実。
私は妊娠したら絶対やろうと決めていた「妊娠ブログ」を立ち上げ、そこに妊娠の経過を事細かく記していくつもりでした。
が、3記事ほど書いた時点でとある身内から「妊娠おめでとう」というメールが突然きたのです。
どうやら私がこっそりしているつもりだった妊娠ブログを発見し、それで私の妊娠を知ったようでした。
自分のツメも甘かったのでしょうが、なぜ密かにやっていたはずのブログがこうもあっさりバレてしまったのかとしばらくの間ガクブルしていた覚えがあります。(その後ブログも速攻で削除しました)
このような予定外の妊娠情報流出事件があったため、長男妊娠時は身内には5か月に入る前に報告するハメになってしまいました。
友人にも安定期前に報告せざる負えなかった出来事
wedding invitation card / tamburix
友人だけでも安定期に入ってから報告しようと思っていた矢先。
遠方に住んでいる友人から結婚式の招待状が届きました。
当時宮崎に住んでいた我が家ですが、友人は本州のとある県在住。
(もうあまり詳しい情報は出さないことにします。書いててこのブログでも身バレしそうな気がしてきたので 笑)
結婚式に行くには飛行機移動しかなかったのですが、まだ安定期に入ってない私は主治医から「飛行機に乗ることは積極的には勧められない」と言われてしまいました。
飛行機に乗ることが流産などの直接の原因にはならないかもしれないけど、それで何かあった場合に後悔するのは私だから、と。
不妊治療の末の妊娠ということもあって、できるなら安定期までは安静に過ごすべきと言われていた当時。
散々悩んだ挙句、友人には妊娠の事実を話し、結婚式に行けない事を話しました。
結局この件で友人関係にも安定期前に妊娠を報告することとなりましたが、友人は私の妊娠を喜んでくれましたし、結果的には安定期前の報告でも特に問題はなかったと思います。
次男の時の妊娠報告時期
妊娠までの経緯
次男の時も長男と同じように不妊治療をしていました。
治療内容は同じで、タイミング療法と黄体ホルモン注射だったのですが、この時もなかなか妊娠できず治療の辛さから「もうやめてしまいたい」と思っていた矢先に妊娠が発覚しました。
マタニティーマークのお話でも書きましたが、次男を妊娠した初期の頃は、私は切迫流産の状態でした。
そのため、「今回こそは安定期を迎えてから周囲には話そう」と思っていたのですが、またしても予想外の出来事で妊娠が早期発覚してしまいます。
親戚の目ざといおばさんから妊娠を指摘される
次男の妊娠が分かってまもなく、親戚の家へいく用事がありました。
私は切迫流産からくる心身への疲労からだいぶやつれていましたし、つわり症状もではじめていました。
そんな中、親戚のおばさんから…
もしかして妊娠してるんじゃない?
とのご指摘をいただいてしまったのです。
この思いもかけない問いかけに、私は思考フル回転で言い訳を考えていたのですが…
「妊娠していないと言ってしまえば妊娠が継続して出産した時に嘘がバレてしまう」
「妊娠してると言って流産してしまった場合がお互い気まずい」
「でも切迫流産なんて言いたくない」
など、どう言えばベストなのかを必死に考えていました。
結果、正直に(でも切迫流産の話はせず)妊娠の事実を伝えました。
おばさんというのは年の功なのか、結構人の妊娠見抜きますよね(笑)
ここでもやはり身内には安定期前に妊娠報告をすることになってしまいました。
家族・身内への妊娠報告は安定期前でも良いかもしれない
私は不妊治療の末の妊娠という事実があったので、とにかく安定期過ぎてからの妊娠報告にこだわっていた部分がありました。
が、今思えば、家族や身内にたいしては安定期前の報告でもさほど問題ではないような気がしています。
というのも、家族や身内というのはたいてい妊娠を喜んでくれますからね。
妊娠初期のつわりがひどすぎて生活に支障がでるような場合は、逆に早い段階で家族には妊娠報告をしておけば、いろいろ助けてくれることもあるかと思います。
私は流産をしてしまった場合の最悪のケースを考えていたので、そうなった場合に家族を糠喜びさせてしまうのがイヤだったので、安定期後の報告にこだわっていた部分が大きかったです。
流産の可能性を伝えることもできたのですが、変に心配されたくなかったというか。
妊娠経過が順調であれば安定期前の報告もアリだと思いますし、流産などの可能性が大きい方ならご自分の家族の性格などを考慮して報告時期を考えたほうが良いかもしれません。
職場で人間関係によって報告時期を変えるべき
The Office / paulmccoubrie
働いている方なら、職場での妊娠報告もいつすべきか悩むところだと思います。
「流産の可能性があるから、やはり安定期に入ってからがベストかな」
と思われるかもしれませんが、私は職場では自分との関わりの深い相手ほど早めに妊娠報告をすべきだと思います。
妊娠初期のつわりなどは妊娠の事実を知らない人にとっては、業務に支障がでて迷惑をかけることもあります。
そのため、直属の上司やペアを組んでいる相手にだけは妊娠の事実を伝え、体調不良で迷惑をかける可能性を伝えておくのがベストです。
最近ではマタニティハラスメントなどという言葉があるように、職場で妊娠の話など本人以外の人が持ち出すのをためらうケースもあります。
ただ、いろいろな人が集まる職場という場所では、妊娠にたいする捉え方も人それぞれなのでそこだけは理解しておいた方が良いです。
中には不妊治療を密かにやっている方もいるかもしれません。
そのような人が他人の妊娠を知ってしまうと、嫉妬から妬みの対象にされてしまう可能性もあります。
でもそれはある意味仕方のないことで、人にはみなそれぞれの人生があるのですから、そのような個人の多様性を理解できてない人に自分の都合を合わせる必要はないです。
直属の上司や関わりの深い同僚には自分の体のためにもしっかり妊娠の事実を伝え、他の社員には安定期以降のお腹が目立ってきた頃の報告でも問題ないと思います。
友人・知人は報告時期を統一する
友人関係も妊娠報告時期をいつにすべきなのか悩むところだと思います。
特に、友人・知人となると自分と同年代のため、同じように妊娠・出産全盛期だったりするケースが多いわけです。
そうなると、人によっては「妊娠を望んでいるのになかなか叶わない」「結婚自体まだしていない」などそれぞれ事情が異なるため、報告の仕方も気を使うんですよね。
ですが、これも先ほど述べたように、一人ひとり状況というのは違うものですから、誰かの何かに遠慮して報告の仕方を気にしても仕方がないことだと思います。
それよりも、友人関係への妊娠報告で大切なのは、「報告時期を統一すること」だと私は思っています。
あの子には妊娠初期に、別の子には安定期に入ってから…と報告時期を分けたりしていると、「なんで私にはすぐに教えてくれなかったのかしら…」と不信感を抱かれる原因にも。
私の場合、長男の時は安定期前に妊娠報告せざる負えなくなってしまったので、それをきっかけに他の友人たちにも報告しました。
結局妊娠報告の時期は人間関係や状況による
このように見ていくと、妊娠報告の時期というのは伝える相手によって使い分ける必要があると思います。
家族や身内なら多少早く報告してもたいして問題にならないことの方が多い。
むしろ、いろいろ手助けしてもらえる意味では、早めの報告の方が自分にとっても助かる面もあります。
職場ではやはり、自分の妊娠によって迷惑をかけてしまう事を避ける必要から、関わりの深い相手にはなるべく早い時期から報告しておくほうが無難でしょう。
友人関係だと報告時期うんぬんというよりも、平等に報告するというスタイルをとることが大切になってきます。
安定期前の報告だと流産の心配が常に付きまといますが、それを理解してくれそうな人には話しても良いのかもしれません。
妊娠中は妊婦さん自身の精神状態も順調な経過を過ごすためには重要な要素となるので、自分にとって一番負担のない妊娠報告を考えてみてくださいね。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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