先日受けていた人間ドックの結果が届きました。
そこには「総合判定:E 精密検査を受けて下さい」の表記が。
「やっぱり乳房検査がひっかかったか…」と小心者で心配性の私は非常にパニクりました。
(「やっぱり」の内容は後述します)
毎年乳がん検診は受けていて、約1年前にも乳腺外科にてマンモグラフィーとエコーと触診をしっかりやっていた私。にも関わらずのこの結果。
その時は特に指摘もなかったのに…。なぜ、検診からそれほど月日も経たずに精密検査などになってしまったのか。
今日はそんな私の人間ドック受診時から再び乳腺外科での精密検査の結果までの流れをお話してみようと思います。
私のように「乳がんじゃないかしら」と悩んでいる方の一つの参考になればと思い綴ります。
人間ドックで行った乳房検査の概要
人間ドックの乳房検査では「マンモグラフィーと触診」をしてもらいました。
エコーはオプションプランだったので「去年も乳がん検診やってるし大丈夫かな」と思いつつ、この時はケチってエコーは追加しませんでした。
今思えば、この時にエコーもやっておくべきだったのですけど。
人間ドックは主人の会社の配偶者プランを利用したもので、さまざまな検査込みで5、000円という格安で受けられた反面、マンモグラフィーなどは一方向のみなどの指定がありました。
私が以前受けた乳がん検診では胸を上下から圧迫される撮影と、横方向から圧迫される撮影の2方向で行われました。そちらの方がガンの見逃しも少なく安心なのです。
ですが、この時も私の中に「ま、1方向でもいっか」という安易な気持ちがあったのも事実で、結局マンモグラフィー(1方向)と触診を受けることになりました。
ただ、この時、とある私の発言をきっかけに、マンモグラフィーを受けるかどうかで病院スタッフとしばし話し合いをすることに。
それは私がここ最近なんとなく感じていた乳房への違和感からでした。
本当は気づいていた自覚症状とは
実は、人間ドックを受けるちょっと前から右胸の一部にしこりらしき物を感じていました。
でも、胸のしこりなんてこれまで触ったこともなかったし、これが本当にしこりなのかどうかも判断できず。
乳腺が張っているような…、でも丸くてちょっと硬いような感じもするし…などやや不安に思ってはいたものの、ここでもやはり「1年前に乳がん検診受けてるし」という事を理由に自分の中でも気づいているんだけど気づかないふりをしていたのです。
そんな話をなんとなくスタッフに話したところ…
それならここでマンモグラフィーを撮るよりも、専門病院できっちり検査してもらった方が良いですよ
短期間でマンモグラフィーを何度も撮るのは身体的にも不安でしょうから
とアドバイスしてくれたのです。
大抵はマンモグラフィーを撮影した後に医師の触診という流れなのですが、撮影技師の方とも長いことお話したり、しこりを実際触ってもらったりした結果、まずは医師の触診をしてからマンモグラフィーを撮った方が良いかもしれないという結論に。
そして触診の結果は「線維腺腫の疑いがあるしこり有り」との診断が下りました。
乳腺線維腺腫とは乳房の良性腫瘍で,10歳代後半から40歳代の人に多く起こります。ころころとしたしこりで,触ってみるとよく動きます。マンモグラフィや超音波検査などの画像検査や針生検で線維腺腫と診断されれば,特別な治療は必要なく,乳がん発症とは関係ありません。
出典:日本乳癌学会HPより
線維腺腫とはこのように直接乳がんと結びつくような症状ではないとのことですが、触診した医師(おじいちゃん)の「多分そうだと思うんだけどねー。針まで指して検査するほどでもないと思うんだけどねー」という自信なさげな様子に、改めて不安になった私。
その後マンモグラフィーを撮ったのですが、撮影内容の診断にかんしては後日専門の医師が2人で精査してから郵送にて結果連絡するとのことで、その場ではどうだったのかはわかりませんでした。
ただ、親切な技師さんが撮影した映像をパソコン上でその場で見せてくれたのですが、しこりを感じる部分が全体的に真っ白。
私の場合乳腺が一般の人より多いということと、ちょうどその時期が生理直前だったということもあって、そのせいで全体的に白っぽくなっていたみたいです。
人間ドックの結果が届くまで待ち遠しくてしょうがなかった私ですが、いざ結果が届いて見ると、その内容にさらに思い悩むこととなります。
人間ドックでの診断名
人間ドックでの乳房検査はEランクでした。
触診の結果は「右乳腺線維腺腫(疑)」となっており、マンモグラフィーの結果は「右乳房局所的非対称性陰影」と書かれていました。
「局所的非対称性陰影」とは、左右の乳房の陰影が同様の形をなしていないことを言います。
単に乳腺の濃度が違っているだけのことが多いのですが、まれにがんが潜んでいることもあります。通常がんは腫瘤像を呈しますが、はっきりとした腫瘤の形をなさなかったり、腫瘤としての濃度がない場合には、局所的非対称性陰影として捉えられることがあります。出典:乳がん検診infoHP より
しこりを感じている部分も右乳房だけでしたし、触診とマンモグラフィーの結果で私はかなり不安になりました。
すぐさま以前受診した乳腺外科に予約を入れたものの、最短で予約できた日が2週間後。
その間、ネットで乳がん経験者の方のブログを読みあさっては「私もまったく同じ状態かも」と悩んだり、一方チクチク痛むしこり周辺の様子に「乳がんって基本痛みがないようだし」と気を取り直したりと、精神的に高低の激しい時期を過ごしていました。
「もし乳がんになったら子供たちはどうなるのだろう」
「頼れる身内もいないのに闘病生活なんてできるのだろうか」
など、最悪の事態を想定しては落ち込む毎日。
待ち遠しかったような、でも行くのが少々怖いように感じた再検査当日も、心臓バクバクさせながら向かった覚えがあります。
乳腺外科での精密検査の結果
乳腺外科では、人間ドックでマンモグラフィーを撮っていたこともあり、エコーと触診のみでした。
「血液検査やその他必要な情報があるかもしれない」と思った私は、紹介状以外に人間ドックの結果も一緒に持参しました。
(採血が苦手な私は、何度も血を取られるのを回避しようという思いもありました 笑)
エコーではやはり右胸が重点的に調べられ、丸い大きな塊が2箇所あることがその場で見てとれました。
その後、医師の触診へ。
結果、右胸には私が感じていたしこり以外にももう一つしこりがあることが分かり、私が感じていた方の大きさは1.9cm、もう1つは4.5cmと言われ、その場で「乳腺症」と言われました。
エコーの画像を見せてもらったのですが、私の胸のしこりは「嚢胞」と呼ばれるものでした。
「嚢胞」とは、乳腺組織の中に水がたまった病変です。通常は水のみがたまったおり、特別は処置はいらず、経過観察でよいですが、嚢胞の中にかたまりが見られるときは悪性の可能性もありますので、精密検査が必要です。
出典:原三信病院HP より
実は、私は次男が乳幼児の頃、1度ひどい乳腺炎を患っており、その時にいくつかの乳腺が塞がったままになっています。
どうやらそれが嚢胞としてできているようなのですが、医師曰く「癌ではない」と断言しておりました。
自分なりにいろいろ調べてはいたのですが、嚢胞でも嚢胞壁に癌ができたりする場合もあるようで、医師に本当に大丈夫かと確認したところ、実際の癌のエコー写真を見せてもらうことができました。
医師曰く、「癌も嚢胞のようにエコーにはうつるけど、癌の場合は嚢胞内がモヤモヤしている」そうです。
スパーンと真っ黒に抜けてうつっている場合は、嚢胞で間違いないようです。
今後特に何か治療をする必要などもないそうで、「また何かあったら連絡ください」程度の会話で病院をあとにしました。
良かった!乳がんでなくて本当に良かったと安堵しながら家路についた私。
ですが、嚢胞という良性のしこりだとしても、別の場所に癌ができる可能性もあるわけで、私はこの経験をもとに、「検診を定期的に受けること」「健康的な生活を送ること」の大切さを痛感しました。
これまで以上に健康的な生活を心がけようと決意
私の平日は基本粗食です。
この日の昼食メニューも…
■春菊とトマトのサラダ
■水菜とカイワレと玉ねぎと卵のマリネ
■豚肉と白菜などの中華スープ
■くるみといりこの佃煮
■青のり入り納豆
■ごはん(アマランサスとキヌア入り)
■りんご
ほぼ前日の夕食の残りなのですが、主菜以外はどうしても余りがちなので、いつもこんな感じになっています。
(タッパーから取り分けるのがおひとり食のポイントです 笑)
でも、必ず食べるのはごはんと納豆。
一品料理などがあまり好きではないので、こういう残り物をちょこちょこ食べるのが実は意外と気に入っていたりします。
メニューを決める際は子供目線が基本でして、長男も次男もおかずよりご飯が好きな2人なので、ご飯にアマランサスやキヌアを入れて栄養価をアップしたり、くるみといりこの佃煮を常備しているのも、くるみの健脳効果が次男の発達障害に良い影響を与えてくれるのかもと期待しているからでもあります。
(これは私がいろいろな情報をもとに勝手に実施していることなので、効果の程は不明です)
1合あたり大さじ1の割合で入れて炊飯しています。
こんな感じでこれまでも健康にはわりと気を使っていた方だったのですが、この乳房再検査騒動を機に、今後はさらに健康的な生活を送るよう心がけようと誓いました。
タンパク質・ビタミン・ミネラル・炭水化物などをバランスよくとれる食事内容を考え、病気に負けないような体を作っていきたい。
実は、夏の間は早朝5時半起きでウォーキング(1時間くらい)をやっていたのですが、それも再開しようかと思っています。
(寒くて暗くて歩けなかった 笑)←こういうところが私のダメなとこ
そして、なにより毎日笑顔で過ごすようにする。これが一番心の栄養になると思います。
主婦って、どうしても家事や育児で日々忙殺され、心に余裕が無くなってしまうんですよね。
家族で楽しい話をして、しっかり食べてしっかり運動してしっかり寝る。
充実した毎日で健康的な日々を送ることを目標にしたいと思えるようになった今回の出来事は、自身の生活を振り返る良い機会になったと今では思っています。
<参考>
私が精密検査の結果が出るまでに乳がんにかんして参考にしていたサイトです。
私は医療関係者ではないので今回の内容にかんして詳細なことは言えませんが、気になる方はこれらのサイトで調べるとたいていヒットします。ご参考までに。
乳がんプラザ→現役医師が患者からの実際の質問に丁寧に回答しています。情報も豊富。
この他にも個人ブログなどたくさん参考にさせてもらいました。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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