主婦・主夫のみなさま、毎日の献立決め大変ですよね。
私は大変です。
「毎日同じメニューじゃ飽きるだろうし…」
「でも、日々何かと忙しくて料理ばかりに時間をかけられないし…」
「手の込んだもの作っても、偏食大臣の次男が結局食べないし…」
結果、「いつものアレでいっか」と結局同じメニューばかりを繰り返すことに。
特に最近では、長男の運動系の習い事が週4日も入っているため、夜にその迎えに行ってからの晩ご飯作りが正直しんどくなっていました。
カレーなどの煮込み系の料理であれば、帰宅後にチャチャっと温めるだけで食べれはするのですが、そう毎日カレー曜日にしてしまうこともできず。
揚げ物なども、事前に下ごしらえさえしておけば後は帰って揚げるだけ…というのも、付け合せを盛り付けたりなどが意外と手間。揚げるのも、もっと手間。
そんなこんなで、我が家では平日の夕食時間がどんどん遅くなっていたのですが、どうにか晩ご飯の時短ができないものかと考えたところ「ちらし寿司の素が超便利」ということに気づいてしまいました。
そこで、今回は子どもに食べさせても安心な化学調味料無添加のちらし寿司の素5種類を食べ比べてみましたので、その比較レポートをしてみたいと思います。
ひなまつりやこどもの日などのイベント事だけではもったいない、ちらし寿司の素を普段使いすることで忙しいみなさんの日々の時短の参考になれば…と思っています。
ちらし寿司の素を使うメリット
調理が簡単
ちらし寿司って、本来すごく手間のかかる料理ですよね。
酢飯に混ぜ込む具材を下処理して、味付けのために煮込んで、すし酢を作り、さらにトッピングするものを用意して…と、いろいろな行程をふんでいかないと完成しないものです。
そのため、ひなまつりやこどもの日など何かのお祝いごとなどのイベントで特別に作るという方も多いかと思いますが、そんなめんどくさいちらし寿司も素を使えば驚く程簡単にできてしまいます。
これからご紹介するちらし寿司の素は、どれもご飯を炊いてそれに素を混ぜるだけ。
具材もすし酢もすべてセットされていますので、寿司飯はあっという間に完成してしまいます。
作り置きができる
ちらし寿司というのは、基本冷めた状態を食べるものです。
そこにホカホカ要素は必要ないので、ちらし寿司は事前に作って置いておくことができるというのもメリットです。
温めたりする手間が省けます。
これは我が家のように、習い事から遅く帰ってきても、すぐにご飯を食べることができるという点でとても便利です。
ただ、夏場だったり、上にトッピングする具材(刺身などの生もの)によっては、部屋に放置というのは危険なので、冷蔵保存などの配慮は必要かと思います。
1品でも豪華に見える
ちらし寿司というのは、見た目も華やかですし、いろいろな食材が使われているので、1品でも食卓の印象が寂しくなりません。
余裕があればこれに副菜などをつけてもよいのですが、私はそこまで余裕のない日は「ちらし寿司+味噌汁」の晩ご飯で完結させています(笑)
それでも「今日の晩御飯、しょぼいな…」と家族に思わせない風情を持っているちらし寿司は、忙しい日の救世主としてとても便利です。
ストックできる
「あ~!今日は冷蔵庫にロクなものがない~」
と晩ご飯作りで窮地に立たされた時でも、ちらし寿司の素をストックしておけば、とりあえずメインディッシュは確保されます。
私も何度かちらし寿司の素に救われてきました(笑)
主婦も何かと日々の予定に忙殺され、冷蔵庫の中身のことまで気が回らなかったりするんですよね(言い訳)
ですが、ちらし寿司の素の賞味期限はだいたい数ヶ月から2年ほどありますので、いくつか買いだめておくことで、いざという時にすごく助かります。
このようなちらし寿司の素ですが、巷にはたくさんの種類が売られていてどれが良いのか悩む方も多いかと思います。
私の場合…
■化学調味料が無添加のもの
■できれば国産素材を使用しているもの
という基準で選んでいます。
時短料理であっても、子どもが口にするものはなるべく出処がはっきりしているものを食べさせたいという思いからです(そんなストイックでもないので、あくまで「なるべくなら」というゆるいスタンスです)
では、次から実際にちらし寿司の素を使った感想を、主に具材の様子や味付けについてまとめていきます。
【三育フーズ】華やかごはんの素
こちらは植物性原料だけを使ったちらし寿司の素です。
五目ちらしということで、具材は「しいたけ・かんぴょう・にんじん・れんこん・たけのこ」の5種類が入っていました。
具のサイズは、大きすぎず小さすぎずといったところ。
この日はエビメインのトッピングで(「トマトいるか?」という声がチラホラしておりました。在庫処分です)
混ぜ込むとこんな感じ。子どもでも食べやすい具材の大きさかと思います。
■国産れんこん使用
■無漂白かんぴょう使用
■国産大豆の天然醸造しょうゆ使用
ということなので、れんこん以外は国産ではないかもしれません。
ただ、こちらの華やかごはんの素の特徴としては、1箱に120gの具材が2パック入っているというコスパの良さです。
1パックがご飯1.5合用になっているので、こちら1箱で3合分のちらし寿司を作ることができます。
が、家族4人3合のちらし寿司では足りない大食い我が家なので、4合で作ってみましたが味的には全く問題ありませんでした。
もともと薄味な我が家の料理事情もあるかもしれませんが、しっかり味がお好きな方は1.5
合で、薄味派な方は2合で1袋を使うと良いかと思います。
■具材の大きさは普通
■1袋2合でも味に問題なし(すし酢は濃い目)
【創健社】国産野菜の五目ちらし寿司
こちらのちらし寿司の素の具材は、すべて国産野菜で作られています。
他にも…
■国内産大豆の油揚げ
■北海道産てんさい糖
■国内産丸大豆のしょうゆ
など、具材以外の調味料にもこだわりをみせているところもポイントが高いです。
こちらは、1袋150g(2合用)ということでしたので、4合家族の我が家は2袋購入しました。
具材の大きさは、こちらは先ほどの華やかごはんの素よりか若干大きめ。
「にんじん・れんこん・しいたけ・かんぴょう・油揚げ」の5種類が入っていますが、油揚げの存在感が意外と大きく、ジューシーなちらし寿司に仕上がりました。
この日のトッピングは、ホタルイカや焼き鮭・カニカマ・酢レンコンなど。
酢レンコンは、私が余裕のあった日に作っていたものを切って乗せただけなので、豪華に見えてもトッピングの準備は手間いらずです。
すし酢の味は、しっかり目。
油揚げのおかげかコクのある仕上がりになり、家族にもとても好評でした。
■具材だけでなく調味料へのこだわりもすごい
■具材の大きさはやや大きめ
■油揚げの存在感が大きい
■味付けはしっかり目
【オーサワ】具だくさんちらし寿司の素
オーサワのちらし寿司の素の具材も、すべて国産原料となっています。
具材は6種類、「にんじん・たけのこ・かんぴょう・しいたけ・ひじき・油揚げ」となっていますが、珍しいのはひじき。
ちらし寿司にひじきというのは、正直初体験でした。
具材は先ほどの創健社のものよりもさらに大きめ。
また…
■動物性原料不使用
■メープルシュガー・有機アガベシロップ使用
などのこだわりもあります。
すし酢は結構たっぷり入っているのですが、それに反して味付けは意外と薄味です。
この日は、刺身盛りだくさんの海鮮系のちらし寿司にしましたが、酢飯があっさりなので、うなぎやアナゴなどのトッピングの方が合うかもしれません。
ひじきが入ることで、寿司というよりかは、混ぜご飯に近い感じになる印象です。
すし酢が多めなので、ご飯はお好みにもよりますが、しっかり固め炊きが良いかと思います。
■マクロビ仕様
■糖質調味料へのこだわり
■珍しいひじき入り
■味付けは薄味ですし酢は多め
【ムソー】国産野菜の五目ちらしずしの素
ムソーのちらし寿司の素も、すべて具材は国産野菜を使用しています。
「にんじん・しいたけ・かんぴょう・れんこん・油揚げ」の5種類。
にんじんが多めかな…という印象ですが、特徴的なのは「具材の小ささ」と「すし酢の多さ」です。
野菜があまり得意でないお子さんには、食べやすい具材サイズだと感じました。
そして、すし酢がかなり多い。具材が泳ぐほど入っています。
普段ご飯は固め炊きの我が家ですが、それでも出来上がったちらし寿司は少しべっちゃりしてしまいました。
こちらの素は、それら以外に特に目立った特徴はなかったのですが、刻み海苔が別途添付されていました。
確かに、日頃刻み海苔ってそんなにストックしていないのでこれまでのちらし寿司にも使用していませんでしたが、あると嬉しいものですね。
この日は確か、私が体調不良で、主人と長男が買い出しに行って作ってくれた記憶があります。
そんな男寿司は、彼らの好物満載の豪快な一品となりました。
具材はこのとおり、非常にささやかな印象です。味付けは薄味。次男も良く食べていました。
■すし酢は多い
■だけど薄味
【大塚食品】銀座ろくさん亭 彩り五目ちらし寿司
道場六三郎のお店の味が家庭でも味わえるという、銀座ろくさん亭のちらし寿司の素。
化学調味料無添加ながら、唯一こちらの素のみ原材料の国産表示がありませんでした。
ただ、具材に使用されている食材は「たけのこ・れんこん・ふき・にんじん・しいたけ・かんぴょう・こんにゃく」と、これまでのちらし寿司の素とはやや趣(おもむき)が違う印象です。
具材はかなり大きめ。五目ちらしなのに7種の具材が入っているというのも嬉しいサプライズです。
そして、こちらの素は具材・すし酢が別になっておりました。
刻み海苔もついています。
手順としては、炊きたてご飯にすし酢を混ぜてから、その後に具材を混ぜ込む感じです。
この日は、まぐろ・サーモン・アナゴ…と、家族の個人的な好みを詰め込んだトッピングになりましたが、銀座ろくさん亭のちらし寿司の素の場合は、乗せる具材はシンプルでよかったのかもしれません。
取り分け画像を失念したのですが、たけのこやふきなどの大きさが2~4cmほどあり、かなり大きめです。
レンコンも、輪切りを1/4にしたものがゴロゴロ入っていたりと、寿司飯だけでかなり食べごたえがあります。
そして、熟成酒粕を使用しているからか、すし酢の風味が奥深く大人な印象でした。
良い意味で発酵した香りが漂う感じです。
なので、あまりお子さん向けな素ではないかもしれませんが、私は個人的にはこちらが一番好みでした。
■具材とすし酢が個別包装
■7種類の具だくさん仕様
■酒粕使用ですし酢に奥深い風味有り
ちらし寿司の素を選ぶ時・作る時のポイント
今回、いろいろなちらし寿司の素を使ってみてわかりましたが、一言にちらし寿司の素といってもその特徴はさまざまです。
味付けや具材の大きさ、使われている食材の内容…など、ご家族の好みやその時の状況で使い分けるのも良いかと思います。
子どもメインで食べるような場合(お弁当など)は、具材が小さく食べやすいムソーのようなちらし寿司の素を選ぶとか。
大人がメインであれば、銀座ろくさん亭のようなものを選んだり。
いろいろストックしておいて、気分で選ぶのも楽しいですね。
また、作る時に気をつけたいのは、ご飯の水加減です。
炊飯器には、寿司飯モードなどがあるかもしれませんが、ちらし寿司の素によってはかなり豊富にすし酢が入っている場合があるので、さらに固めに炊き上げても大丈夫な場合があります。
むしろ、それぐらいしないとやわらかすぎる寿司飯になってしまうことも…。
特別な日以外でも、時短料理に便利なちらし寿司の素を使って、たまには楽チン・豪華な献立作りをしましょうね~。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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