共働き家庭の育児時間が減少傾向?!効率的な時間の使い方とは。

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「みなさん、どうやって時間のやりくりしているんですか?」

 

長男の小学校の学級懇談会にて、とあるお母さんが質問していました。

 

長男のクラスの保護者は共働き家庭が圧倒的に多く、みなさん仕事を終えてからの時間の使い方に悩んでおられるようでした。

 

「子どもを9時までには寝かせたいんだけど難しい…」

「子どもの宿題を見てやる時間がない…」

 

私は在宅でチマチマお仕事をしている程度で、実態は専業主婦です。

 

このようなフルタイムの主婦の方とは比べ物になりませんが、それでも同じように一日の時間の使い方には頭を悩ませています。

 

効率的に時間を使うにはどうしたら良いのか。

 

懇談会では「そんな方法もあったんだー!」というような目からウロコな時間やりくり術も聞くことができまして、それらを含め、共働き家庭が時間を有効に使える方法についてお話していきたいと思います。

 

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共働き世帯の一日の時間の割合について

平成18年度の総務省統計局による「労働調査結果」に興味深い調査結果がありました。

 

共働き世帯の一日の時間の使い方をグラフにしたものです。

 

まずは、末子が3歳未満の世帯についてのグラフを見ていただきたいのですが…

 

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妻は働きながらも、家事・育児同程度の時間を持てていることがわかります。

 

これは、子どもが幼いため、食事・排泄など、細かい日常生活にかんして手のかかることが多いからと思われます。

 

ところが、末子が15~17歳の世帯になるとこれが一変。

 

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家事と自由時間が増え、育児時間が減っているんです。

 

そして両グラフに共通している驚くべき点は、夫の家事・育児時間が圧倒的に少ないこと。

 

末子が15~17歳の世帯になると、夫は育児ほとんどしていない状態です。

 

グラフに末子が小学生以上というデータがなかったのが残念ですが、この結果から推測できることは…

 

「共働き家庭でも、子どもがある程度身辺自立できるようになれば、育児時間は後回しにされる傾向にある」

 

ということです。

 

これが懇談会で聞いた「宿題をみてやる時間がない」につながるのではないか、と。

 

実際、我が家でもそうで、ご飯を作る・子どもをお風呂に入れる…などに手がかかってしまい、長男の宿題は「早くやりなさーい!」というだけで、ゆっくり向かい合って子どもと取り組むなんて週に何度あることか。

 

本心は、子どもとスキンシップをはかるためにも、落ち着いて宿題を見てあげたい。

 

ただ、日々の生活に追われ、どうしても理想通りにはいかないというジレンマが多くのお母さんにあるのだと思います。

 

ワーキングママさんだったら、尚更でしょう。

 

特に、共働き家庭のお子さんは、放課後は学童などに行って、親と一緒に過ごす時間はますます短くなっている状態だと思います。

 

そんな中、なかなかお母さんと一緒に過ごせない寂しい思いを募らせているお子さんも多いはず。

 

宿題という子どもと触れ合える絶好の機会は、日々どうにかして確保したいものです。

 

家事の時短テクニックをフル活用する

そのためには、まず毎日の家事・炊事をいかに効率良くまわしていくかということが主婦にとっては最大の課題となります。

 

仕事以外で最も大きな割合を占めている部分ですもんね。

 

掃除・洗濯・料理の3点の時短テクを考えてみました。

 

1.毎日の「ながら掃除」と週末の「まとめ掃除」を習慣に

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フローリングの掃除機かけに、トイレ掃除や風呂掃除。

 

毎日すべてきちんとやろうと思ったら、午前中いっぱいくらいの時間は余裕でかかってしまいます。

 

こんな完璧掃除は共働き主婦には到底不可能。

 

なので、毎日の掃除は何かのついでに行う「ながら掃除」がおすすめです。

 

お風呂に入った時に目に付いた汚れは掃除してから上がる。

 

フローリングの掃除機かけも結構な時間を使うので、こんなグッズで歩き回りながらお掃除してしまいましょう。

 

 

子どもの宿題を一緒にしながら、カーペットの上をコロコロクリーナーで掃除するというだけで結構な時短になりますので、ぜひおすすめ。

 

 

週末の掃除は子どもと一緒にやれば、スキンシップも図れて、一気にできてしまいます。

 

掃除は、「ながら」と「まとめ」をうまく使い分けてみてくださいね。

 

2.「夜洗濯」で時間も光熱費も大幅節約できるかも

「夜の電気代は安いから、夜洗濯なんてとっくにやってるし」

 

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

ただ、一つ注意したいのが、「夜の電気代は電力会社との契約内容によって決まっている」というのをご存知ですか?

 

電気には、24時間電気代が変わらない「従量電灯」と、時間帯によっては安くなる「時間帯電灯」の2種類の契約方法があります。

 

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電気使用料の明細書を見れば、自宅の契約状況はわかるようになっています。

 

夜の電気量が安くなるのは「時間帯電灯」の方で、これはオール電化の家庭や、個別に電力会社と時間帯電灯契約をしている家庭のみです。

 

なので、そのような家庭以外の「従量電灯」の方は、いつ電気を使っても使用料は一律ということで、特に夜洗濯のお得感はありません。

 

「じゃ、昼間ほとんど家にいないし、契約変えてみようかな」

 

と思った方は、一つだけ注意した方がいいことがあります。

 

それは、「時間帯電灯」の割引率にかんして。

 

電力会社によって割引率は若干変わってきますが、「時間帯電灯」契約をするとたしかに夜間の電気使用料は60~70%ほど通常より安くなります。

 

が、その分、昼間の時間帯の電気使用料は20~30%UPしてしまうんです。

 

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出典:九州電力 HP

九州電力の場合ですが、昼間は夜間の倍以上。

(※平成28年4月からは時間帯電灯の新規加入を停止しているようです)

 

平日は良いとしても、週末にがっつりインドア生活を送っていたら、結局電気代が高く付いた…ということにもなりかねません。

 

契約変更の際は、ライフスタイルを良く考えて行いたいものです。

 

では、「夜洗濯」のメリットって何があるの?って話ですが、私は朝の忙しい時間を有効に使えることだと思います。

 

洗濯物干しって、家族が多ければ多いほど時間がかかりますし、地味に大変な作業。

 

これを風呂の残り湯を使って夜のうちに洗濯物干しまでしてしまえば、水道代節約+翌朝の家事負担がかなり軽減されます。

 

私はいつもお風呂上がりに洗濯機を回し、その間に台所の掃除や子どもの世話などしながら、寝る前に洗濯物を干しています。

 

温かい風呂水を使うので、粉洗剤でも溶け残りがなくて便利。リキッド洗剤よりも経済的ですしね。

 

「これに時間別電灯契約だったら、さらに節約できるんだろうなー」と思いつつ、我が家は私がおひとり好きのため在宅時間が長いので、従量電灯契約のままです(笑)

 

ただ、「夜洗濯」のメリットはいろいろと大きいのでおすすめですよ。

 

料理は週末に副菜を作り置きしておく

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きんぴらやひじきの煮物など、比較的長持ちする副菜は、私は週末に作り置きしています。

 

お弁当にも便利ですし、「あと一品あれば…」という夕食時にとても重宝します。

 

また、美容と健康のために毎日欠かせないお味噌汁も、週の初めに大量に作っておいて、冷蔵庫へ。食べる分だけ都度温めれば、1週間くらいは持ちます。

(常温放置すると足がはやくなるので要注意です)

 

こうすることで、忙しい平日の夕食はご飯を炊いてメインを考えるのみ

 

メインも副菜を作る時に合わせて下ごしらえしておけば、唐揚げはあげるだけとかハンバーグは焼くだけという時短もできます。

 

私が良く時間がないときに作るのは「巻き寿司」。

 

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一見手間がかかりそうですが、中の具材さえ準備すれば巻くだけの手間いらず。

 

酢飯は、ご飯3合に(酢…大さじ3~4・塩…小さじ1弱・砂糖…大さじ3)を混ぜるだけであっという間にできます。

 

「今日のおかず、ちょっとしょぼい…」という時は、巻き寿司にするだけで何だか一気に豪華な雰囲気になりますよ(笑)見た目でごまかします。

 

これに常備菜とお味噌汁があれば立派な晩御飯です。

 

平日は、なるべく夕ご飯の準備に時間を取られないようにして、その分子どもとのふれあい時間にあてたいですね。

 

他所のご家庭の斬新な宿題時間の作り方

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「我が家は、朝の6時から宿題をさせています」

 

保護者会で時間の使い方について話していた時、あるお母さんの話が衝撃でした。

 

そちらの家庭では、夕方から夜はどうしても宿題をみてやる時間が捻出できずに、翌朝早くに子どもを起こして宿題を一緒にしているのだとか。

 

「うわー、それは大変そう」

 

と最初は思いましたが、この方法、実は結構良いのかな、と。

 

早く起きるには前日早く寝ておく必要があるので、9時就寝は守れる。

 

お母さんはちょっと大変ですが、朝しっかりお子さんと落ち着いて向き合う時間が取れる。

 

朝型学習法の方が勉強効率が良いという話もありますしね。私も受験生時代を思い出しました。

 

どうしても「夕方から夜にかけて子どもとの時間がとれない」という方は、朝型に変えてみるのも一つの方法かもしれません。

 

 

親の都合で子どもとの時間が減ってしまうのは、残念なことです。

 

家事・炊事など完璧にこなそうとせず、手を抜ける部分は適度に抜いて、我が子との時間をたくさん持てるようにしていきたいと思っています。

 

 

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