「うわ!めっちゃ傷ついてるー!」
車に乗ろうとした時に、見たこともないどでかい傷がついていて驚いた経験ってないですか?
我が家は去年の春まではずっと社宅住まいだったので、駐車場を遊び場としているお子様方から傷をつけられるなんてしょっちゅうでした。
こういうのを「当て逃げ」と言いますが、集合住宅の敷地内での当て逃げの場合、加害者が顔見知りの可能性もあり、その対処法もやっかいです。
「ご近所との関係が気まずくならないかしら」などと心配して泣き寝入りする人も多いのではないですか?
でも、私はそれが最善の策だとは思いません。
特に分譲マンションのような長期に渡って住み続けることになる集合住宅の場合は、当て逃げのような問題が起きた時、きちんと決着をつけておいた方がその後もモヤモヤせずに生活できるような気がします。
そこで今回は、社宅の敷地内で当て逃げの加害者疑惑をかけられた経験と、マンションの敷地内で当て逃げされた経験をもつ私が、この2ケースについての対処法を経験談からお話しようと思います。
ケース1:当て逃げ加害者疑惑をかけられた当時のこと
以前、我が家は東京の社宅に2年だけ住んだことがあります。
過去にも書きましたが、東京に転勤になった際、これまで使っていた車を一応持っては行ったのですが、その土地柄から普段は電車やバスなどの交通機関を使うことが多く、ほとんど車に乗らないような生活をしていました。
田舎暮らしを甘くみてはダメ!地方移住で失敗しないための心構えとは?
そんな時、我が家の車の隣に車をとめているご家庭から「フロントドアに傷がついているが、お宅がつけたのではないか」とのクレームがありました。
車の乗り降りなど人一倍気をつけている主人ですし、まさかという思いはありましたが、すぐさまその様子を確認に行った主人。
すると、相手の車の傷と我が家の車のドアを開閉した時の位置が何度やっても噛み合わず、どう考えても我が家の車が原因の傷ではないと主人は話します。
ですが、それを話しても相手側は納得しないので、現場で双方立会いのもと主人がドアを開閉して実演したそうなんですが、相手側は「それほど言うなら今回はもういいです」と言ったそう。
その発言が私としてはなんとなく腑に落ちなかったのですが、後々聞いた情報筋によりますと(今回のテーマ、文章の書き方が刑事ものっぽくなりますね。なんとなく 笑)相手側は過去にも隣にとめていた車に何らかのクレームをつけ、その結果クレームをつけられた方は駐車場を別のところに変わったとのことでした。
当て逃げと言っても、このようにクレーマー体質の人も中にはいるので注意したいところです。
当て逃げをした覚えが無い場合は証拠を揃えよう
当て逃げをした覚えが無い場合はしっかり抗議することは大切です。
ただ、それも「覚えがない」といったようなとぼけた抗議では相手にも伝わりません。
うっかり当てておいてそれに気づいていないという場合もあるので、それを確認するためにも「自分は当てていない」という証拠をしっかり集めるようにしましょう。
主人のようにまずは写真を撮って、どういった経緯でついた傷なのかを実証見聞する必要はあります。
車の塗装などがついていたら言い逃れのできないパターンですが、この時は塗装は全くついておらず、ちょっとしたくぼみが一つあっただけでした。
そのくぼみが我が家の車のドアをどのように開けても当たる場所ではなかったので、この件はそれ以上のことにはならずに終わったのですが、仮に当てた可能性があることが分かった場合は話し合いは長期化します。
当てたと思われる方がそれを認めなければ、警察に間に入ってもらい塗装の種類など詳細な検査をしてもらったり、または当てられた方が訴訟を起こす可能性もあるので、「絶対当てることはない!」と言い切れるくらい、日頃から車の乗り降りは気をつけておくべきです。
当てた覚えがある場合は誠意を見せるべし
と、偉そうに言っている私ですが、過去に一度だけ社宅の駐車場内で他所の車に当てたことがあります。
それは当時宮崎県に住んでいた時のこと。
(ほんとあちこち住んでますよね。。)
外出から戻り、社宅の駐車場にバックでとめようとしていた時のことです。
狙いを外し、お隣の車にコツンと当ててしまいました。
「うわー!やっちゃった!」とパニックになったものの、とりあえず主人に事の次第を報告。
怒っていた主人ですが、社宅なので相手側のご主人に状況を伝えてくれ、私はそのまま相手側のお宅に伺い、奥様に謝罪しました。
奥様は「多分大丈夫だけど、主人に聞いてみますねー」と言われ、後にご主人に確認していただいて「傷跡もどこかわからないくらいだから」ということでお許しをいただけました。
(後に菓子折りを持って重ねてお詫びに伺いました)
こういう場合、やはり逃げるというのが一番やってはダメなことだと思います。
集合住宅だと、逃げて秘密を抱えたままにしているのは、今後のお付き合いにも響いてくると思うのです。
(私、嘘をつけない性格なので、こういう事をしてしまうとかなり顔に出てしまう自信あり)
なんにしてもそうですけど、「誠心誠意対応する」というのが大切だと思います。
ケース2:当て逃げされた当時のこと
それは今の分譲マンションに越してきてまもなくのことでした。
お出かけしようと駐車場に行った時に、主人が「これ、どう見てもお隣の車が当てた後だよね」と言ってきました。
見ると、たしかにがっつり塗装と擦り傷がついている。
お隣の車はあまり見かけないような珍しい色の車で、どう見ても塗装は一致します。
私たちはとりあえずマンションの管理会社に電話し、管理会社が相手側に連絡をとってくれることになりました。
その後、我が家の車を確認した相手側が「間違いなく私たちがつけた傷です」と認め、その後すぐにお詫びに来てくださったので、それで一件落着しました。
私たちとしては、お詫びをして欲しかったというよりも、今後長く住む上で、仮にお隣が今回の車の傷を全く気づいていなかったとしたら、今後もそのような事が増える方が心配だったのです。
無意識でしてしまった事というのは改善のしようもないので、「今後お互い気をつけましょう」という意味合いで、この時は傷の報告をさせてもらいました。
仮に相手側が悪意があって傷を放置していた場合でも、こうやって伝えておくことで、今後のトラブルの予防線になります。
(今回の場合は塗装がモロについていたので、悪意があれば拭き取っていたと思います)
当て逃げされたと思った場合は「気付いた時点ですぐに証拠(写真を撮るなど)をおさえておく」という事が大切です。
塗装というのは、時間が経てば雨風などで風化してしまいます。
当て逃げの場合、一番白黒つきやすいのが塗装なので、これが付着している場合は必ず記録を残しておくべきです。
そして、「相手側に感情に任せて物を言わない」ということも大切。
大切にしている車であればあるほど、傷をつけられた時のショックは大きいものです。
(我が家の車はすでに傷だらけなので、私はそうでもないんですけど)
なので、ついつい気持ちの高ぶるままに相手を責めてしまいがちですが、集合住宅内という場所柄も考えて冷静に対処すべきです。
この時のように、管理会社に1度間に入ってもらうのも手です。
ただ、管理会社によっては「住民間のトラブルはノータッチ」というところもあるようですから、ご自分のマンションの管理会社に確認しておくと安心です。
「誠心誠意対応する」というのは、当て逃げの加害者にも被害者にも共通して言えることだと思っています。
これを期に自動車保険を見直してみるのもおすすめ
当て逃げについては、今回のように加害者がはっきり分かるケースばかりではありません。
むしろ、当て逃げされたまま加害者が判明しないことの方が多いのではないでしょうか。
ちょっとくらいのかすり傷程度なら板金塗装で安価に修理できますが、当て逃げでも激しいものになるとバンパーが外れたりなど大きな損傷のケースもあるそうです。
そうなると、加害者がわからない場合、その修理費用は自分持ち。。。かなり痛い出費になりますよね。
被害者が自分で修理する場合は、「車両保険」を使ってすることになりますが、これをやってしまうと、翌年の保険料が上がったり、等級も3等級落ちてしまったりとデメリットが大きいです。
なので、一般的には10万円くらいまでの修理なら保険を使わずに実費でやるのがお得だそう。
でも、大きな損傷の場合はとてもこの程度の金額ではおさまらないですよね。
そこで、自動車保険についてはなるべく安くおさえられるよう、常にいろいろな保険会社を比較しておくことが大切です。
でも保険って内容が複雑で素人が比較検討するのは本当に難しいもの。
そこで便利なのが自動車保険の一括比較サイトです。私はいつも保険スクエアbang!というサイトを利用しています。
複数の保険会社に一括で自動車保険の見積もり依頼ができるので、どこが安いのか簡単に比較できてとても便利。
保険って将来の万が一のためにかけておくものですけど、その万が一も起こるか起こらないかは誰にもわからないもの。だからこそ、同じ契約内容だったら少しでも安い方が良いですよね。
できれば縁なく過ごしたい集合住宅での駐車場トラブルですが、もし起こってしまった・起こしてしまった場合に焦らないように、どちら側の当事者になっても落ち着いて行動できるよう普段からその対処法については考えておきたいですね。参考になれば幸いです。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
コメント