2016年ももう間もなく終わろうとしています。
「1年の過ぎるスピードが早く感じられるのは、その年が充実していたという証拠」
こんな話を聞いたことがありますが、年を重ねるごとに1年はあっという間に過ぎていってしまう感じがしています。
きっと充実した毎日を過ごしてきたのだと思いたい。
ただ、日々のこととなると、家事に育児にさまざまな人間関係…、忙しさを言い訳になかなかその日一日を省みるということができていませんでした。
そこで、新たな年を迎えるにあたり、2016年の人間関係の変化について改めて振り返ってみようと思います。
このおひとりブログも2016年が元年。
主に毒親・ママ友・子育て(発達障害児ときょうだい児育児)の3本柱で更新しているこのブログですが、この3つの視点で1年間の私なりの変化について今日は書いてみようと思います。
誰得?な内容かもしれませんが、よろしければお付き合いください。
毒親との関係で変わったこと
この1年、毒親についてもいろいろと記事にまとめてきました。
ずっと読んでいただいている方はすでにご存知でしょうが、私には毒親(毒母)がいました。
過去形なのは、現在すでに他界しているためです。
過保護・過干渉型の毒親でしたが、私の場合ちょっと特殊なのが、母の毒にはっきりと気づいたのが母の死後でした。
長年の過保護・過干渉による共依存の関係性が私と母の間にできてしまっていたので、母が健在な頃は私自身もそのことに気づけていませんでした。
罵倒されたり、人格否定をされたり、恥をかかされたり、時に手を出してくること(殴るなど)もあった母ですが、当時の私はそれを「自分が悪い」「親ってこんなものなんだ」と思っていました。
私の言動は全て否定されるので、いつしか私は自分で考えて行動することをなるべく避けるようになり、母だけでなく誰に対しても自分の意思を言えないいわゆる「おとなしい子」になっていました。
詳しくは過去記事に書いているのですが、そんな母と物理的な距離をとりだした頃から「うちの母はちょっと違うのではないか」と考えるようになった私。
母の葬式の記事でも書きましたが、母との接点が全くなくなってから、私はいかに自分が母の思考にコントロールされていたのかを実感しました。
毒親の葬儀に出席して私が思った事。迷っている人は出るべきだと思うその理由とは。
年々その毒は抜けていき、今年はこうやってブログに過去をまとめたことで、あらためて母との関係や自分の本当の気持ちに向き合うことができました。
同じような境遇の方から「共感しました!」というコメントやメッセージを多数いただけたのも、「こんな思いをしてきたのは自分だけではなかったんだ」と救われた気持ちになりました。
本当にありがとうございます。
2016年は自分自身の人格形成のきっかけが明確になった年であったと同時に、祖母も毒持ちだと確信できた年でもありました。
「毒親育ちが毒親になる」と気づかせてくれた毒祖母とのお正月エピソード
今年の正月は泊まりでの帰省はしない予定なので、2017年の幕開けは非常に明るいものとなりそうです(もう電気を消されることもないですし 笑)
ママ友との関係で変わったこと
ママ友との人間関係についても、今年一年このブログでいろいろな内容を書いてきました。
全て自分の実体験にもとづく主観なのですが、こうやって思ったことを書いて発散することで、私のママ友に対する考え方はより一層確かなものになってきたように感じています。
ママ友との関係で大切なことはただひとつ…
無理をしない
これに尽きます。
世のママさんはおそらく、ママ友付き合いにおいて自分の意思というものを一番後回しにしてしまうのではないでしょうか。
「子どもの交友関係にヒビが入るかもしれないから…」
「自分だけ情報がまわってこないかもしれないから…」
「遠足でぼっちになるかもしれないから…」
全てママ友付き合いをしていなくてもどうにかなるし、どうにでもなるものなのですが、そこを「あまり気が進まないな…」と思いつつ無理をしてママ友付き合いをしてしまう人というのが、きっとママ友関係に悩んでいるのだと思います。
一緒にいて居心地の良いママ友関係だったら、そもそも悩みませんもんね。
悩むくらいなら無理をしない。
自分の気持ちを優先すべきです。
私も現在の療育園でのママ友関係は会えばお話できるような仲の方はたくさんいますし、個人的に子連れで一緒に遊んだことのある方もいます。
ですが、ランチ会や夜の飲み会などはオール不参加です(笑)
理由は、単に気が進まないだけです。
行けばそれなりにいろいろお話できて楽しいものかもしれませんが、私は平日の貴重なおひとり時間はなるべく自分のやりたいことをやっていたい。
もちろん、園行事や役員仕事などの子ども絡みのイベントは必ず出席していますが…。
こんな割と自分と子ども本位で動いている私の療育園でのママ友関係ですが、私は特にハブられたり意地悪などされることなく、非常に平穏に過ごせています。
ママさんに恵まれているということもありますが、結局のところ、ママ友関係なんて無理してもしなくても、相手次第で関係性の良し悪しは決まってきます。
だったら、やっぱり無理して関係を作ろうとするだけ無駄というもの。
そして、こんな風に2016年を過ごしてきた私ですが、実は今年はママさんの知り合いというのが非常に増えた年でもありました。
次男が療育園に通いだしたということも大きかったですし、長男がバスケを習い始めたというのもその理由のひとつでした。
またこれはつい最近のことですが、次男の発達障害つながりで同じマンションに知り合いのママさんができました。
同じく発達障害のお子さんがいるということで、そのママさんの伝手で来年は更にマンション内でのママさん関係が広がりそうな予感です。
面倒くさい付き合いさえなければ、ママ友というのは多い分には有益な存在ですので、私はこのご縁はとてもありがたく感じています。
とても自分勝手な感じがしますが(笑)、こういう感じで2017年はママ友とは付き合っていきたいと考えています。
2016年のママ友記事はこちら>>>ママ友
子どもとの関係で変わったこと
次男とのこと
自閉症スペクトラムの次男との関係は、この一年で大きく変わったと感じています。
まず療育園に入園したことで、担任と連携をはかりながら、次男にあった向き合い方を学べたというのは大きな収穫でした。
ひどい癇癪もいまだ健在ではあるのですが、こちらの対処の仕方によってはそれが長引かなかったり、不発弾で終わることもあったりで、確実に癇癪自体は減ってきていることを実感しています。
発達障害児の癇癪がひどくなるダメな対処法3つ。自閉症スペクトラムの次男の例。
発達障害児の特性やなぜそうなってしまうのかなどの理論的なものは療育園の学習会で学べましたし、それにより次男の気持ちや思いに寄り添うことの大切さを知ることもできました。
2017年は年長として、就学前最後の貴重な年を療育園で過ごす次男。
どう成長していくのか予想もつきませんし不安もありますが、来年も一緒に楽しく過ごしていきたいと思っています。
2016年の発達障害児記事はこちら>>>発達障害児
長男とのこと
そして、我が家の長男に対してですが、今年はなにかと次男と張り合う様子が見られました。
これはきょうだい児ならではの「弟ばかりが優先されて寂しい」という気持ちの表れではないかと少々心配している部分です。
私自身が長女という立場で、子どもの頃は妹と差をつけられていたことにずっと不満を持ちながら育ってきました。
そのため、長男には同じ経験をさせたくないという思いを強く持っていたのですが、激しい特性のある次男との関わり方の中で、自分でも気づかない間に長男に辛い思いをさせていたのかもしれません。
実は最近わかったことなのですが、長男の頭に円形脱毛ができているのがみつかりました。
床屋での散髪時に指摘されたのですが、長男はやはり精神的なストレスを受けていると思われます。
それが何なのか、新たに始めたバスケの習い事のストレスなのか、学校での友人関係なのか、または先述した兄弟格差を長男なりに感じた結果なのか、はっきりとはわかりません。
ですが、体にサインとして出てきている以上、私は2017年はより一層長男との関わり方を考えていきます。
2016年の小学生記事はこちら>>>小学生
2016年の総括と2017年の抱負
2016年は自分の思いに正直に行動できた年でした。
毒親について考え出した頃から「いつかはブログにしてみたい」と思い始め、それを実現できたのも今年。
過去と向き合うことで、これまで停止していた思考が一気に溶けていく感覚を実感できました。
私の人生、自分の思ったように歩みたい。
これまではそう思うことに罪悪感さえ感じる時がありましたが、今では自分で考え行動できるということにとても幸せを感じています。
確かに育った環境は特殊なものではあったけれど、これからの人生は自分でいくらでも作っていけます。
2017年は良い意味でますますわがままに行動していきます。
そして、同じ境遇の方達との接点をもっと増やしていきたいとも考えています。
発達障害児について学んだ知識などもこちらのブログでどんどん発信していく予定です。
まだまだ始めて1年ほどのひよっこブログではありますが、2017年もこの「おひとり主婦のたわごと」をご贔屓にしていただけると嬉しいです。
それではみなさま、良いお年をお迎えくださいね~♪
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
コメント
はじめまして 私とはまるで接点がないだろうお暮しの方にコメントするのもとは躊躇したんですが、
昨今、自分の生い立ちや老い先をしみじみ思うことが多くなったせいか、
なんだか語りかけてみたくなりました
というかね、時々拝見させていただきます、よろしく
りんご@エデンの庭師様
ブログへのご訪問とコメントありがとうございます。
普段出会えることのない方ともこうやって知り合えるのが、ブログの魅力のひとつだと思っています。
私も時折そちらのブログにお邪魔させていただくかもしれません。
今後共、どうぞよろしくお願いいたします。
初めておひとりさまのブログを拝見しました。
過去のものもひと通り読ませていただきましたが、
年末年始、実家で過ごすことも多く、母との関わりにイライラしていたところ目にした文章に、少し救われました。
結婚生活もうまく続かず、子連れで実家へ出戻り、子供が幼少期に自閉傾向とLDがわかり、必死で日々を過ごしてきました。
数年前にやっと実家を離れ、子供もこの春就職で家を出ます。
ほっとした矢先母の認知症が出てきて…
今までもですが、私の人生の節目には、必ず母の身に何かが起きます。
おひとりさまの、息子の幸せしか願っていないと言う言葉。
私も心からそう思っています。
ねこに小判様
ブログへのご訪問とコメントありがとうございました。
先輩ママさんからのメッセージ、私もとても励みになります。
お子さんがご就職され、独り立ちされるということ、良かったですね。
我が家の次男も同じようにいつかは自立してもらいたいという思いで、私もこれから頑張っていこうと思っています。
お母様のこと、複雑なご心境のこととお察しします。
血のつながりというのは、時にやっかいなものだなぁ~と思うこともあります。
お互い、家族のことで思い悩むことは多いですが、自分の人生を大事にできる選択をしたいものですね。