表裏の激しい人の3つの特徴。家族を捨てて腹黒さがバレた妹の実例。

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ベッキーさんとゲス川谷さんのLINEでのドス黒いやりとりが一時期話題となりました。

 

「どうしてそんなにLINEのやり取りが出てくるの?」と、文春の機動力に恐れおののいたものですが、それ以上に驚いたのは、世間でのベッキーさんのイメージが一転してしまったということでした。

 

これまでの彼女の「いつも元気なポジティブキャラ」が、一気に「既婚男性を略奪しようとする腹黒キャラ」に変わってしまったことが私としては注目ポイントでした。

 

人間、多少の裏表というのは誰しも自覚していると思うのですが、ベッキーさんにも当然このような多面的な部分はあったと思います。

 

でも、なぜ彼女がここまで世間から叩かれてしまったのか。

 

報道の全てが真実とするならば、たしかに不倫という倫理観に反した行為を行っていたという点では非難されても仕方がない部分なのかもしれません。

 

ただ、同じように不倫でスキャンダルになった芸能人はこれまでもわんさかいるわけで、特にベッキーさんへの世間への目が厳しいと感じるのは、彼女のこれまでのイメージとかけ離れた行為を影で行っていたという点に原因があると思います。

 

誰でも持っている「裏表」の部分が「腹黒い」という印象に変わった結果だと思うのですが、これについては以前から私の妹にかんして非常に思う部分がありました。

 

そこで、今日は「裏表がある」というのは本当にいけないことなのか、「腹黒い」とどう違うのかについて考えてみたいと思います。

 

家と外での態度が180度違った妹の性格

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私には2つ年のはなれた妹がいます。

 

私が高校を卒業するまで実家で一緒に暮らしていましたが、彼女は家の中では暴君でした

 

今思えば少し精神障害があったのかも…とも思うのですが、家の中では気に食わないことがあると暴言を吐き物を投げ暴れる。

 

あんな母でさえそんな妹を恐れていたので、何かと妹の気に触らないように気をつけていたし、私と妹が揉めるといつも私が「姉らしくしろ」と有無を言わさず責められました。

 

私が家を出た後も、妹は母が亡くなるまで実家に住み続けていましたが、社会人となったその間も家事など一切母任せで、母が上げて干した布団を敷いてもらって寝るだけのような生活を送っていたと聞いています。

 

私はそんな妹を心の中で「働くニート」と呼んでいましたが(笑)、それくらい会社で働くこと以外の生活全般を母に依存しきっていた妹。

 

母の死後はそんな妹にとって居心地のよい生活が一変し、同居している祖父母の面倒まで父と一緒にみなければならない状況になり、それに耐えられなくなった妹はまもなく一人暮らしを始めると家を出て、現在家族と音信不通状態です。

 

私の主人はそんな妹を「薄情だ」と怒っておりましたが、それには私も同感。

 

自分にとってメリットのある時だけさんざん家を頼っておいて、都合が悪くなればポイ捨てするという神経が信じられないと言ってました。

 

が、主人は妹が実家でそんな暴君にはこれまで見えなかったんだそう。

 

それもそのはず。妹は家と外との性格をきっちり分けていたので、こんな妹の性格を知っていたのは、同居していた両親と祖父母と私だけでした。

 

私が主人と帰省した時でも、妹の態度はコロっと大人しい柔らかい(笑)感じの性格にかわりましたし、親戚が集まる場でもそうでした。

 

ですが、主人がいない場では、妹は嫁いだ私に「この家にお前の居場所はないんだよ!」と言っていたくらい(笑)

 

こうもはっきりと表と裏の性格を使い分けていた妹だったので、当然家族以外の評価はとても良く、主人の両親からも「すごくできた妹さんだ」と高評価を得ていました。

 

こんな妹を持った経験から、私は表裏の激しい人には3つの特徴があると学びました。

 

1.裏表が激しい人は一見とても感じが良い

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いつ会っても穏やかで、ニコニコと感情が落ち着いている人って周りにいませんか?

 

一見「感じが良い人」というのは、たいてい裏の別の顔があると私は思っています。

 

というか、これは社会生活を円満に送っていく上では必須のことですよね。

 

逆に考えると、どこにいっても常に自分の気分次第で発言・行動する人がいたら付き合いづらい事この上ないです。

 

会社などの仕事以外にあまり関わりがない人に対して、相手によって接し方を使い分けるというのは、誰しも無意識にやっていることと思います。

 

嫌なことがあってもグッと堪えて接していれば、ストレスもたまります。

 

それを信頼できる人の前でぶちまけたところのギャップを知られてしまうと、裏表が激しい人認定されるんだと思います。

 

私にとって妹の印象は裏表の激しい人物ですが、他人のように妹の表しか知らない人にとっては、妹はただの良い人なんです。

 

妹の場合は度が過ぎていますが、人は表で無理した分を裏で発散してそれを上手に受け止めてくれる人がいれば、「表裏がある性格」というのは必ずしも悪いことばかりではないと感じるのです。

 

2.裏表の激しい人は自分の短所を理解している

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人間誰しも人から「良く見られたい」という願望はあると思います。

 

心理学でこれを「承認欲求」というそうですが、食欲などと同じで、人間誰しも本能的に持っている感情なんだそうです。

 

「評価されたい」「褒められたい」などの欲求が強いと、自己顕示欲として自分をアピールするか、自分の欠点を隠そうとするかの2つの行動として現れると思います。

 

 

裏表の激しい人は、この自分の欠点を熟知しているように感じています。

 

現に、本来の妹は攻撃的で荒々しい性格ですが、一度外へでると、それとは真逆のおとなしく柔和な性格に変わります。声のトーンまで変わります。

 

これは自分のもともとの性格を良く分かっていて、それを他人に知られたくないということの現れだと思うんです。

 

妹の場合は若干病的な部分もありましたが、裏表の激しい人というのは、自分を客観的に捉えられている人とも言うことができると思います。

 

3.「裏表」も他人に迷惑をかければ「腹黒い」になる

「本音と建前」という言葉がありますが、これは言い換えれば「裏表」

 

相手との親密度によって、本音を言える人と建前でしか話せない人というのは誰にでもいると思います。

 

この裏表を人間関係が円滑にいくために使う分には、私は悪いことではないと思うんです。

 

誰にでもニコニコしていたって、それ自体は別に人に迷惑をかけるようなものではない。

 

そのことでストレス溜まって家で身内にくだを巻いたって、それを受け止めてくれる人がいるなら問題ないと思います。

 

今回、ベッキーさんはその使い分けを全国に垂れ流されてしまったため、真っ黒なイメージがついてしまった訳ですが、誰しも彼氏への顔と社会への顔というのは違うと思います。

(彼女とその相手がやった事に対してはまた別次元の問題ですが…)

 

「昇進したいから、上司にだけはゴマをする同僚」
「モテたいから、合コンではブリッコする女」

 

こういうのが一瞬でも垣間見えると、「こいつ腹黒いな」と思われるんです。

 

つまり、これは「家と外」という大きな括りの中での顔の使い分けでなく、「外の中のさらに細分化されたグループ内での使い分け」をしているのが原因。

 

「自分だけが得をしたい」というような「あざとさ」が見え隠れすると、印象は悪くなります。

 

ベッキーさんは、謝罪会見では「お友達関係」と突っぱねていたにもかかわらず、今回のLINEやりとりではそれとは真逆のことを考えていたことがバレてしまったんですよね。これが炎上の原因。

 

「腹の中では何考えてるか分からない」と思われないように、私たち一般人であれば、狭い範囲内での顔の使い分けはすべきではないと思います。

 

そのためには距離感というものが大事になってくると私は思っています。

 

ママ友ならここまで…、古くからの友人ならここまで…と、自分の立ち位置をはっきりさせておけばいいのです。

 

ママ友内で顔を使い分けたりするから、ややこしい事態になってしまう。

 

妹は決して褒められるような人物ではないですが、家と外で完璧に使い分けていた点に関しては、彼女なりにうまく人間関係を築いていたのだと思います(家族は大変でしたけどね)

 

芸能人はこの点、プライベートがプライベートでないような面があるので大変そうではありますが…。

 

まとめ

このような3つの特徴から表裏の激しい人を分析すると、裏表というのは誰しも持っている性格の一部と言えるのではないでしょうか。

 

誰しも自分の欠点は人には見せたくないですし、人から良い印象を持たれたいものです。

 

ただ、傍から見て表裏が激しいと感じる人というのは、その度合いが多少極端なのかもしれません。

 

言い換えれば、利己的が過ぎるとも言えますね。

 

そしてそんな建前の自分を完璧に演じ切れれば問題ないのですが、思わぬところでボロが出てしまったり、近しい間柄で表裏を使い分けている結果、周囲から「この人は表裏が激しく腹黒い」認定をされてしまうのだと思います。

 

表裏が激しく、要領の良い一面を一度でもみてしまうと、その相手に対しての信頼や好感度は一気に急降下しますよね。腹立たしくも感じます。

 

ですが、こういう人のことを「実はこんな黒い部分があるんですよー」と周りに広めたところで、そのような他人を下げる言動を行っているあなた自身の品位を失う結果にもなりかねません。

 

私の妹のように、表裏の激しい人はいつか必ずその本性が暴かれると私は思っています。

 

現に、お荷物な家族を放り出して音信不通になった妹に対する親戚の目は冷ややかです。

 

表裏の激しい人は、自分に不都合な状況になった時に必ず本性をだします。

 

一番良い対応策は「放っておくこと」だと私は思っています。

 

コメント

  1. はじめまして。コメント失礼します。
    今回、息子の性格に悩み、毒親の記事等、拝見させて頂きました。

    私自身、薄々は気づいておりましたが、実母からの対応、そしてその母に育てられた自分の性格があまりにもあてはまり、大変驚いたと同時に、我が子には気をつけていたつもりでも、同じ事を繰り返していたと反省しました。
    また、長年の悩みであった自身の性格も改善出来るのかと、少し前向きな気持ちになり、少し気持ちが楽になりました。ありがとうございます。

    これからもお邪魔させていただきますね。(^ ^)

    • びりけんママ様

      ブログへのご訪問とコメント、ありがとうございました。
      お気持ちが少しでも楽になったのであれば、私も幸いです。

      性格については個人差もあるかと思いますが、少しずつ・ゆっくりであっても必ず変えていけると信じています。
      私の場合、やはり母が他界したことで距離ができたことがもっとも大きな影響でした。
      それまではなぜだか分からない生きづらさを感じていたのですが、母との関わりがなくなって以来、年々そのような思いが薄れていっていることを実感しています。

      大丈夫です。きっと変われますよ。
      応援しています。

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