我が家の主人は、以前は喫煙者でした。
ヘビーとまではいかないまでも、一日に15本ほど、10年近く毎日吸っていました。
1時間に1本吸うような間隔で、当時は部屋の中でも車の中でも歩きながらでも吸っていたので、一緒にいる私もタバコの煙に対する抵抗感は全くありませんでした。
(もともと、実家の父と祖父がかなりのヘビースモーカーだったというのもありますが)
そんな主人がとあるきっかけを期に禁煙に成功してから早8年が経とうとしています。
今では遠くから漂うタバコの煙にも「くせー」と敏感に反応するくらいのタバコ嫌いになった主人。
日々そこそこの量のタバコを吸っていた主人ですが、実は、禁煙を思い立ってから1ヶ月でタバコを絶つことができました。
今日はそんな禁煙に成功した主人の体験談をまとめてみたいと思います。
成功要因1:禁煙の目的を明確にした
主人が禁煙を決意したきっかけは、私の初めての妊娠時でした。
タバコの煙による副流煙の影響を心配して、お腹の赤ちゃんのために一念発起したというのが禁煙の大きな目的となったようです。
タバコというのは、それに含まれているニコチンの中毒性から、なかなか自分の意思だけでやめるのは難しいと言われています。
そのため、せっかく禁煙を始めても身体がニコチンを欲する誘惑に負けて「ちょっとだけ…」と再びタバコに手を出してしまうなど、なかなかタバコと決別できないところも禁煙の難しい部分です。
それゆえ、ただなんとなく「禁煙しよう」と思うよりかは、その禁煙に明確な目的を持たせることは、禁煙を続ける上で大きな意味があると思います。
我が家のように「子供のため」「妊娠している奥さんのため」など、自分以外の何かのために禁煙を決意することは責任が伴うことなので、途中で挫折しにくい目的設定としてはベストです。
もちろん「自分の健康のため」という目的で禁煙するのも良いのですが、あまり漠然としすぎた内容だと、自分の心の中の弱い部分についつい負けてしまいがちになります。
そのような場合は、「健康になって何をしたいか(どうなりたいか)」という具体的な目標を立てると良いです。
そうやって突き詰めて考えていくことで、将来の展望も開けてきますし、趣味の幅も広がるかもしれません。
成功要因2:禁煙グッズを大いに活用する
このように中毒性を伴うタバコをやめるという行為は、目的をしっかり持っていてもなかなか難しいもの。
主人も決意は固かったものの、禁煙して最初の1週間はかなり苦しかったようでした。
そんな時は、やはり禁煙グッズを大いに活用することは非常に有効です。
実際に主人が使った物を3点ご紹介します。
1.ニコチネルパッチ
禁煙お助けグッズとしてご存知の方も多いと思われるニコチネルパッチですが、主人も禁煙期間に使用していました。
禁煙を始めた時に現れるニコチン離脱症状(イライラ、落ち着かない、集中困難など)に対して、
タバコに代わって、ニコチンのみを体内に吸収させることにより、
その不快な症状を軽減し、摂取するニコチンの量を段階的に漸減することで、禁煙に導く方法です。
タバコにはニコチン以外にもタールや一酸化炭素など有害物質が含まれていますが、ニコチネルパッチにはそれらを含むことなく、ニコチンだけを一定量身体に取り入れさせることでニコチン依存から開放していく医薬品です。
これまで日々定期的に摂取していたニコチンを、ある日突然絶ってしまうと、そのニコチンが持つ中毒性から「あ~!吸いたい~!」となってしまいます。
そんな時に少量のニコチンを体内に入れてやることで、ニコチン不足による禁断症状を和らげるのがニコチネルパッチなのですが、主人の場合、正直効果のほどはそれほどわからなかったのだそう。
それよりも、このニコチネルパッチのお値段の高さに驚愕し…
このパッチばかりに頼っていたらお小遣いが無くなる…
という危機感から、気合でニコチン中毒を乗り切ったようです(笑)
ニコチネルパッチの営業妨害のようなエピソードですが、私の覚えている限りでは、主人は禁煙初期段階は1日1回パッチをきちんと貼っていました。
それが次第に貼る間隔が空いていったので、1枚240円ほどするパッチ代節約意識の相乗効果も相まって、段階的な禁煙に成功していったのではないかと私は感じています。
ニコチネルパッチにはニコチン含有量の違いにより「ニコチネルパッチ20」「ニコチネルパッチ10」の2種類があります。
禁煙段階により使い分けていくのですが、個人のニコチン依存度にもよりますので、ご購入の際に薬剤師などにご相談されることをおすすめします。
2.禁煙草
ニコチネルパッチ以外にも主人が利用していた禁煙グッズが「禁煙草」という商品でした。
タバコのような見た目ながら、実際はヨモギやハーブなどを原料に作られた商品で、これを使うことにより「タバコを吸っている」という擬似感覚を起こして満足感を得る禁煙グッズです。
主人は当時薬局で購入したそうですが、60本で6,000円ほどしたようで、これまた「吸うのがもったいない」という金銭面での圧力により、禁煙期間は1箱吸い切ることなく終わった商品でした(笑)
しかも、吸い心地はまったくタバコとは別物なんだそう。味がしないと主人は言っておりました。
高いし、まずいし、結局タバコの代わりにはならないというTMKな禁煙草。
ただ、禁煙中はタバコを吸うという行為をニコチン関係なくどうしてもしたくなる時があるようなので、その擬似行為としてこちらの禁煙草を使うには良いのかもしれません。
3.ガム
禁煙中に口寂しくなると、主人はよくガムを噛んでいました。
タバコの代わりにガムを噛んで気を紛らわすという方も多いのではないかと思いますが、この手軽にできるガム代替療法は一つ大きな落とし穴があります。
それは太ってしまうということ。
そもそもタバコをすう人が禁煙を始めた場合体重が増えてしまうことが多いですが、それはタバコの代わりに飲食をしてしまうからです。
タバコを吸うという行為ができないため、それに代わる何かを口にしていないと落ち着かない状態になるんですよね。
主人の場合はガムでしたが、このせいで主人は当時68kgあった体重が74kgにまで増加しました(身長は175cm)
本人にも太った自覚があったので、それ以来主人はほぼ毎日10km程度のジョギングをしていますが、そのおかげで体重は元に戻りました。
ガムのおかげでタバコを吸わなくても大丈夫にはなったものの、そのせいで太ってしまっては、また別の健康被害が起きそうですよね。
禁煙を始める方は、食生活の管理も大切です。
成功要因3:吸えない環境作り
タバコを吸いたいという気持ちを抑えるためにグッズをフル活用すると同時に主人が取り組んでいたのは、タバコを吸えない環境作りでした。
まずその1つが、禁煙に周囲を巻き込むことです。
主人は勤め先の会社でも自身の禁煙を宣言していたそう。
「禁煙に失敗した場合、皆に奢る」とまで公言していたそうです。(先日はじめて聞きました)
そうやって周りを巻き込むことによって、自分自身を「絶対タバコが吸えない環境」に追い込む事が禁煙を成功させる秘訣かもしれません。
会社という家族以外の目が届くところでも禁煙宣言をしておくことは、より多くの人の監視の目が光っているという点では有効ですよね。
(みなさん、奢ってもらえるという確約があるため、より真剣に主人の禁煙状態に目を光らせていたはずです 笑)
また、先にも少しお話しましたが、主人の禁煙グッズは主人の小遣いの範囲内で購入してもらっていました。
もともとタバコもそうでしたが、そうやって禁煙自体に身銭を切らなければならない状態になるということは、なるべくその期間を長引かせたくないと思うものです。
禁煙グッズはそう安価なものでもないですし、「高くて使う気が失せる」という状態からタバコと距離を置かせるという方法も禁煙のひとつの手段ではないかと感じています。
禁煙に何日で成功したか
これは人により「どの程度の状態を禁煙成功とするか」の判断基準が違うので、一概に禁煙成功までの期間を示すのは難しいのですが、主人の場合、吸いたいという気持ちがなくなったのは禁煙後1ヶ月程度だったそうです。
タバコをやめて1週間がヤマだったそうで、その間が最も苦しい時期だったそう。
主人の例でいけば、まずは1週間乗り切れば、その後はタバコがなくても徐々に辛さはなくなっていくはずです。
禁煙に自信がないけどタバコをやめたいと思っている人は、まずは1週間タバコを吸わないことを目標に頑張ってみてはいかがでしょうか。
グッズをフル活用して、とりあえず口にしたいものは口にして、例えそれで太ったとしても、その後タバコへの依存が落ち着いてきた段階で、主人のように運動などを始めれば良いのですから。
禁煙を成功させるのに必要なこと
以上、主人の禁煙成功体験談についてお話してきましたが、禁煙を成功させるために必要なのは「明確な目的」と「環境」です。
繰り返しになりますが、主人の場合は生まれてくる子供のためというはっきりとした禁煙目的がありましたし、グッズも駆使しながら、喫煙しなくても良い(できない)環境を自ら作っていました。
禁煙グッズ自体も、主人が実際使ってみた感想としては驚異的な効果があるものではなく、「効いてるのかどうかよく分からない」といったかなり補助的なものです。
要は、禁煙グッズ頼みだけでは禁煙成功に至るには難しいということ。
禁煙グッズは禁煙成功までのお守りのような存在で、「絶対タバコをやめよう」という強い意思を持たない限りはそれらのグッズの真の効果は発揮できないような気がします。
その意思をぶれさせない根幹にあるものが、禁煙する目的ですよね。
禁煙する目的が重要という理由は、そこにあります。
主人は現在でも禁煙して本当によかったと言っています。
お出かけしていても禁煙場所を気にする必要がなくなりましたし、なにより味覚が良くなったそうです。
タバコは法的に規制されていないとは言え、身体へ及ぼす害は明らかになっていますし、タバコの煙トラブルの記事でも書いたように、喫煙者にとっては自宅であっても肩身が狭いような世の中になってきている日本。
今回お話した主人の経験談が、これから禁煙を試みたいという方の参考になれば幸いです。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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