「海賊船に乗って冒険クルージングができる」
そんな子ども心をくすぐる情報を聞きつけ、先日家族で佐世保まで行ってきました。
海賊も船も冒険も、どれも長男の大好物。
その船の名前は「海賊遊覧船みらい」といいます。
それはまー、旅行当日まで「はやく乗りたい。いま乗りたい」くらいの大興奮だったのですが、実際に乗船後の感想を聞いてみたところ…
(乗船時間が)短かった…
とのたまうほど、船での時間が楽しかったようです。
人が多い場所が苦手な次男(自閉症スペクトラム)については、船に乗ることで心配しかなかったのですけど、これが意外と長男とふたりで楽しんでいて一安心しました。
そんな、子どもの心をわしづかみにしてしまう「海賊遊覧船みらい」の体験レポートをご紹介しようと思います。
海賊遊覧船みらいってどんな船?
海賊遊覧船みらいは、佐世保市内にある九十九島パールシーリゾート内から乗ることができます。
九十九島水族館「海きらら」や市場や飲食店・土産物店などが1ヶ所に集う複合商業施設です。
海賊遊覧船みらいには遊覧船ターミナルから乗ることができるのですが、冒険クルーズは夏休み期間のみの仕様になり(7月15日~8月31日)限定で出航しています。
出航時間は、【10:30】【11:30】【13:30】【14:30】【15:30】の1日5回の運行ですが、場合によっては臨時便もでているとのこと。
この日は、16時台に増便されていました。
日本初の電気推進遊覧船ということで、エコで静かな乗り心地の遊覧船が九十九島内を約50分かけてめぐります。
なんか私もやたらワクワクしてきた…
実際に乗船してみたところ、大人も予想以上に楽しむことができました。
海賊遊覧船みらいに、いざ乗船!
海賊遊覧船みらいには、九十九島遊覧船ターミナル(上記施設内地図参照)から乗れます。
私たちは、11:30出航便に乗ることができました。
現地には、出航時間の40分前くらいに到着しましたが、チケットは買うことができました。
このチケットで海きららや森きららの入園料が割引になりますので、その後行く予定のある方は大事にとっておいた方がちょっとお得です。
出航までしばらく時間がありウロウロ近くを散策していたのですが、出航時間15~20分前になると改札口に列ができていました。
そんな早よから並ばんでも、チケットあれば乗れるんだし…
とのんきに構えていたところ、どうやら遊覧船内の座席数に限りがあったようで。
遊覧船の定員は200名なのですが、座席数はおよそ122席とのことで、クーラーのきいた船内で座って遊覧観光したいという方は、一番乗り目指すいきおいで並ばれた方がよいかと思います。
ちなみに、我が家は3階甲板部分のベンチを1つ確保できました。
海賊遊覧船みらいの船内はどんな感じ?
船内の様子を撮影したかったのですが、人が多すぎて断念。
写真↑の無料双眼鏡は3階甲板に2台あり、子どもに大人気でした。
1・2階には冷房完備の遊覧席がありましたが、こちらは乗船開始後ものすごいはやさで席がうまっていました。
2階に売店があり、3階はこのような感じで大混雑でした。
子どもって高いところが好きですよね~。
また、エレベーターも完備してあるので、車椅子やベビーカーなどでの乗船も可能。
電気を動力にしているという環境面だけでなく、バリアフリーにも配慮した造りになっているのはとても素敵だと思いました。
そして、遊覧船の乗り心地ですが、確かに一般の船に比べ音は静かでした。
船は静かでよかったのですが、人が多すぎて次男がパニックになるのでは…と心配していたのですが、船内のさまざまなイベント設定のおかげで次男もパニクることなくウロチョロ楽しそうに遊べていました。
冒険クルーズってどんなもの?
そんな次男も気に入っていた冒険クルーズの内容ですが、乗船する際、子どもには2つのアイテムを渡されます。
ひとつは、クロスワードシート。
答えを各自記入し、航海の終わり間近になったら、2階デッキ部分で答え合わせがあります。
この海賊おねえさんが答え合わせをしてくれます。
(注:いつも乗船しているかどうかはわかりません)
鉛筆は、このクロスワードボード近くにまとめて置いてあるので、持参する必要はないです。
そして、もうひとつもらえるものがリストバンド。
次男のかわいい腕からこんにちわ。
リストバンドには5桁の数字が入っていたのですが、クロスワードの答え合わせの後に、この数字でお楽しみ抽選会が開かれていました。
4~5名ほどが当選していたようで、何やらおもちゃらしきものを海賊お兄さんからもらっていましたが、我が子達には当たらなかったので詳細は不明です。
はずれた人も、リストバンドにあるQRコードからアンケートに答えたりすると九十九島の特産か何かが当たるかもしれないと海賊さん達が話していたので、ご興味のある方は応募されるとよいかもしれません。
我が家は、抽選会後に速攻でリストバンドを紛失しました(笑)
冒険クルーズでは、この他にも船内のあちこちに海賊と撮影できるスポットがあったり…
船内のどこかに宝があったり…
見つけたらなにかもらえるとか、そういうのはありませんでした。
このような感じで、船内ちょいちょい海賊チックな要素がちりばめられているため、子どもはとにかくあちこち忙しそうに駆け回っていました。
海賊遊覧船みらいからの景色
そんな感じで、家族連れにとっては慌ただしく航海は進んでいくのですけど、大人としてはちょっとゆっくり景色を眺めたりもしたいもの。
ということで、海賊遊覧船みらいからの景色を私の下手くそな撮影技術にて写真におさめてきましたので、よろしければご覧ください。
シーカヤックの方々が手を振ってくれています。海では誰もがフレンドリー。
島が近くで見れます。
迷い込んでしまいそうな感覚にワクワクするアラフォー(私)
ほんと、島のすぐそばを通るんですよね。そして水がきれい!
島と島の間もこんな感じで抜けていきます。
Uターン地点の松浦島と思われる島に人工物発見!階段の先が気になる。これぞ冒険では?
と、こんな感じで海賊遊覧船みらいからは大人も景色を眺めて楽しむことができました。
潮風も気持ちがいいし、大人も子どもも家族でそれぞれの楽しみ方ができるところがこの遊覧船の一番の魅力だと思います。
海賊遊覧船みらいの料金は?
海賊遊覧船みらいの料金は、上記のようになっています。
次男の場合、療育手帳の提示で本人のみ半額になりました。
先述したように、遊覧船・海きらら・森きららを同時に利用する場合は、最初に利用した施設のチケット提示で「大人が210円引き」「幼児~中学生が100円引き」になります。
どこを最初に利用しても割引料金は変わりません。
コンビニなどで、すでに100円ほど安くなったチケットが売られていたりしますが、上記3ヶ所のすべてもしくは複数ヶ所を利用する場合は、チケット提示での割引がもっともお得かと思います(100円程度のものですけど、ここ大事)
海賊遊覧船みらいにはまた乗ると思う
長男、航海時間50分では物足りなかったようなので、また来年も九十九島パールシーリゾート内にある海賊遊覧船みらいに乗りに来るかと思います。
私も結構楽しかったですし。
できれば、来年はパールクイーンの特別室にシャンパンでも飲みながら乗りたい気分です(笑)
なにより、子ども達が「また乗りたい~!」と言ってくれるくらい楽しんでくれたのが親として一番嬉しく感じました。
家族の夏の思い出作りのひとつとして、ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
【海賊遊覧船みらい(夏休み限定冒険クルーズ)】
場 所 | 九十九島パールシーリゾート内 |
電 話 | 0956-28-1999 |
料 金 | 大人:1,400円
4歳~中学生:700円 ※障害者割引有り |
定 員 | 200名(座席数:122席) |
出航時間 | 1日5便(上記記事内参照)
※増便有り |
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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