お箸の練習に焦りは禁物!子供に正しい持ち方を教える最適のタイミングとは?

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「うちの子、いつお箸がちゃんと持てるようになるのかしら」

 

そう悩んでいる子育て真っ最中のお母さん、きっとたくさんいらっしゃると思います。

 

我が家も4歳の次男のお箸トレーニングにただいま絶賛苦戦中です。

 

2歳半で矯正箸を卒業した長男に比べると「箸とは人によってはこれ程使いこなすのが難しいものなのか」と私は思い知らされております。

 

長男の時は、矯正箸を使う度に横に普通の箸を置いておいただけで、大人の真似をして使えるようになりました。

 

次男の場合は自閉症スペクトラム児というのもあり、2歳当時は人にあまり興味を持てない様子で、そのため人の行為を真似るということもほとんどなく。

 

こだわりも強いので、1度チャレンジして上手くいかなかった事柄にかんしては二度と挑まないという気質もあったりで、これまでずっとお箸の練習には取り組んでいませんでした。

 

もっぱら使いやすいエジソン箸のみを使用。

 

そんな次男が先日、突然自らお箸の練習を始めだし、家族全員で驚愕しました。

 

そこで、子供に最適なお箸練習のタイミングとはいつなのかを自分なりに考えてみることにしました。

 

 

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お箸を正しく使えるまでには数々の段階がある

次男は長男と同じく、2歳前からエジソン箸を使っていました。

 

長男の前例もあったので、食事の際は傍らに普通のお箸を置いておき、次男がそれに興味を持ったら持ち方を教えるという方法をとっていました。

 

が、先述したように、1度失敗した事に関しては二度とやりたがらない次男

 

お箸に興味を持ったのは初めて見せた時だけで、その後はお箸が視界に入るのさえ嫌がるようになりました。

 

 

「ま、いつかは勝手に覚えて使えるようになるだろう…」

 

 

と、長男のお箸習得実績のみを頼りに、次男のお箸トレーニングに対して悠長に構えていたのですが、3歳になり、幼稚園にも入園したにもかかわらず一向にお箸を使おうとする気配がない次男

 

 

「長男の時は、幼稚園のお見知り遠足ではお箸で食べていたのに…」

 

 

と焦った私は、急遽エジソン箸を進化させた箸を買い揃え、次男のお箸スパルタトレーニングに突入。

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予想通り、次男は練習拒否で私は焦りばかりが募りました。

 

その時気づいたのですが、当時次男はお箸だけでなく、スプーン・フォークも握り持ちだったんです。

 

握り持ちとは、手をグーの状態にしてスプーンを握る、赤ちゃんに多い持ち方のこと。

 

当時相談していた療育の先生からは…

 

 

担任
「まずはスプーン・フォークが鉛筆持ちできないと、お箸は難しいですよ」

 

 

と言われ、すぐに次男の持ち方を矯正。

 

これは数回の練習でできるようになったのですが(本人も嫌がらなかったので)、1度苦い経験のあるお箸に関してはやはり練習したがらない日が続きました。

 

この時学んだのは、「お箸はスプーンを正しく持てるなどの段階を踏まないと持てるようにはならない」ということ。

 

他にも「ピースが上手にできる」などの条件もあるようで、当時の次男はたしかに指もしっかり立たない裏ピース(自閉症児に多いですよね)ばかりしていたので、これは非常に納得した部分でした。

 

お箸を使うのに年齢は関係ない!大切なのは本人のやる気

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エジソン箸などには適用年齢が「2歳~」なんて書かれていて、母親としては「お箸トレーニングってこのくらいの時期から始めないといけないの?」と思いがちですよね。

 

ただ、私の経験から言えば、「お箸トレーニングに開始時期など決まっていない」の一言につきます。

 

育児書を読んだりママ友情報などで、私にも「お箸の練習って2歳くらいからしなくちゃ」みたいな意識がなんとなくあったのも事実。

 

でも、これは言葉の成長や運動能力に個人差があるのと同じで、お箸を使えるようになる時期も子供によってさまざまなのです。

 

その時期はいつなのか。

 

それは「本人がやる気になった時」

 

これまで全くお箸に興味が無かった次男が突然自主練を始めた日の夕食は、鯖の味噌煮でした。

 

長男は比較的お箸を器用に使えるので上手に魚の身をほぐしていたところ、長男の真似をしたい盛りの次男がそれを見て突然自らお箸を取りに行って練習しだしたのです。

 

こういう、何か本人のやる気スイッチを押してくれるきっかけがなければ、いくらスプーンを正しく持てようがピースが表になっていようがお箸は上達しないと思うんです。

 

「子育ては待つということが一番難しい」と義父がよく言っているのですが、その意味が少しわかったような気がしました。

 

 

お箸の適正サイズを知る方法

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お箸って長すぎても短すぎても使いづらいもの。

 

それは子供も同じでして、練習するにはやはり適正サイズを選んであげたいところです。

 

実際、いろんなサイズのお箸が売られていますが、たいていパッケージには「2~3歳用」とか適応年齢が書かれていますよね。

 

でも、お箸のサイズって年齢だけでは決められないそうで。

 

素敵なお箸ブランドの兵左衛門のHPには、「お箸の選び方」についてこのような記事がありました。

測り方

親指と人差し指を直角に広げ、その両指を結んだ長さ(一咫/ひとあた)の1.5倍の長さがちょうどよい箸の長さと言えます。

◎目安表
箸サイズ
身 長
年 齢
13cm
100cm以下
~2歳
14.5cm
100~110cm
3~4歳
16cm
110~120cm
5~6歳
18cm
120~130cm
7~9歳
もし、我が子のお箸サイズに悩んでいたら、この方法で選んでみてくださいね。

 

エジソン箸だとリングに指を引っ掛けて使うので結構簡単に使いこなせてしまいますが、お箸は手にあったサイズでないと上達も遅くなるようです。

 

こちらは大人用のバレにくい矯正箸。お箸はいくつになっても矯正ができるそうなので、持ち方に癖のある人はこういうお箸も良さそうですね。

 

 

 

 

 

 

大人になっても意外と気になってしまう他人のお箸の使い方。

 

我が子には恥ずかしい思いをさせないよう、焦らず無理なく正しい持ち方を練習させていこうと思います。

 

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