Baby you can drive my car / vanf
「スイミング、一緒に連れて行くよ」
我が家の子供達は今年からスイミング教室に通い始めました。
発達障害児の次男の習い事としても良さそうでしたし、毎日山盛りご飯を3杯は晩ご飯に食べる長男にとっては若干ダイエット目的というのもあります(笑)
発達障害児の習い事には水泳がおすすめ。スイミング教室で実際に感じた効果とは?
そのスイミング教室がたまたま同じマンションのママ友さんのお子さんが通っているところと同じでして、先日このような声をかけていただきました。
そちらのお子さんと我が家の子供達のレッスン曜日は違うのですが、今月は病気などで我が家は結構休んでしまい、来月その振替があるという話をしたのがきっかけでした。
「同じマンションから同じ場所に行くのだから、乗り合わせが便利だよね」と思う方もいるかもしれませんが、私はママ友間ではほとんど車を使わないようにしています。
幼稚園の行事などで「乗り合わせでお願いします」というお達しがあった場合のみ車を出したことはありますが、個人でママ友さんやその子供を乗せたり乗せてもらったりしたことは一度もないです。
それは、ママ友間で車を使ったお付き合いをしていると、さまざまなトラブルを起こす可能性が大いにあると感じているから。
今日はトラブルの引き金になる3つの理由をお話していこうと思います。
万が一の事故などでの責任問題
私が一番怖いと思っているのは、ママ友さんやその子供を乗せている時に事故を起こすことです。
自分や我が子がママ友さんの車に乗せてもらっている時も同じです。
車というのは、いくら自分が気をつけて運転していても、もらい事故というケースもあります。
運転しながらぺちゃくちゃおしゃべりしていて「あ、車こすっちゃった!」くらいの自損事故だったら自業自得ですが、同乗者にケガを負わせるような事故を起こした時には正直責任が負えません。
たしかに、車に乗りハンドルを握った時点から「全ての責任」は運転手にあります。責任を負う義務があります。
が、実際問題、事故後にいくら保険で通院費を賄おうがどうしようが、ケガを負わせてしまったという事実は消えませんし、その後のママ友関係にも必ず溝ができます。
その起こした事故によってお子さんに後遺症などが残った場合は最悪です。
「乗せて!お願い!」と強引に車をお願いしてきたママ友であっても、もし事故を起こせば運転手を恨むものです。
そんな不幸を招かないためにも、私はママ友間での車使用は必要以上にしないようにしています。
ただ、少年野球クラブなど習い事関係でどうしても車を出さないといけない人もいるかと思います。
そういう場合は、せめて自動車保険を手厚くしておくというのも一つの方法。
家族や友人を乗せる機会が多い人の場合は、「人身傷害補償保険」と「搭乗者傷害保険」のどちらもかけておくのが望ましいです。
ですが、デメリットは保険料が高くなってしまうこと。
「そんなに家計に余裕ないわ!」という人は、相手の車に乗せて貰った時の事故でも補償が受けられる手厚さが特徴の「人身傷害補償保険」だけでもかけておく方が安心です。
私個人の意見としては「そこまでして他人を自分の車に乗せないといけないのか…」と思ってしまいますが、人によりやむを得ない事情はあるでしょうから。
ですので、自動車保険を少しでも安く抑えたいなら保険スクエアbang!の自動車保険料一括比較サイトが便利です。
同乗者保険を手厚くすることで、多少は車を出す事にたいする安心感は得られます。
ですが、一番のトラブル回避策は車に乗せない・乗らないことです。
馴れ合いの関係になってしまう
最初は親切心で「今日は一緒に送っていけるよ」と言ったのが、次第に相手から…
「今日もお願い」
「毎回お願い」
と要求がエスカレートしてしまうことってありますよね。
こんな風に、たまたま都合が良かったから言ってみただけのことが、徐々に常態化してしまうと「何でうちばかりがいつも?」と不満も募ってきてしまいます。
では、なぜこんな風に相手側も徐々に図々しくなってしまうのか。
これは相手側としては「最初快く車を出してくれたから、車を出すことに対して嫌がっていないはず」という思い込みがあるからです。
もしくは、相手がこちらの人柄を見抜いて、「この人は断れないだろう」とその善意に付け込んできている可能性もあります。
人間というのは一旦ラクを覚えてしまうと、味をしめてしまうもの。
車を出すと決めた以上はこのような事態になり得ることも想定しておく心構えが必要です。
「いつも車係なんてイヤ!」と言う人は、最初から車を出さないか、出しても「今日なら出せる」「いつもは無理」とはっきり意思表示できる勇気をもつ事が大切です。
「それを言ってしまえば、ママ友からハブられてしまうんじゃないかしら」などと考えている人は、それでハブられてしまうような間柄だったら、そのママ友に利用されていただけの関係が明白になるというだけのことです。
本当に良いママ友さんだったら、必ずギブアンドテイクの関係を前提にお付き合いしてきますよ。
ガソリン代などの費用負担の問題
Costco / jeepersmedia
毎回車を出すのがイヤという理由の一つに、「ガソリン代などの費用がかかる」というのがありますよね。
その代表的なトラブルが、私も実際良く聞く「コストコ買い出し問題」。
コストコの会員に入っていると、会員でない大人2名までは同伴者として入場できるので、ママ友同士でコストコに買い物にきている様子など私も良く見かけます。
買い物も一人が大好き派の私としては、そのようなママ友集団を見かけると「楽しげに買い物をしているこの人達にも、傍からは見えないトラブルがあるのだろうか…」などとついつい目で追ってしまうのですが、このコストコトラブルは結構多いようです。
たいていコストコ会員に入っているママさんが車を出すパターンが多いようで、「ガソリン代」「カード年会費」などをどのように折半するかでトラブルになる模様。
「私が車出して年会費も払ってるんだから、シェアするパンはうちが多くもらうね」
「商品代割り勘したけど、うちは車出してるから端数はいいよね」
などと発言して「せこ!」と他のママさんから思われるなどの笑い話のようなトラブルも実際あるそうです。
私からすれば「そんな思いまでしてみんなで行くなよ!」と言いたくなる状況ですが、コストコの会員に入ってないけど試しに行ってみたい人や、会員でも日頃車を使えない人など事情はさまざま。
一家庭では多すぎるコストコの商品を複数家族で分け合ってお得に利用できるというメリットもたしかにあるので、私も一概にママ友同士でのコストコ買い出しは否定しません。
ですが、大事なのはやはり思いやりですよね。
車を出す人や会員になっている人には、連れて行ってもらってるという感謝の気持ちを示す事が大切ですし、相手に「パン多くくれ」と言わせないような状況を作ってやる気遣いをすべきです。
車を出してくれる人には、みなで相談してあらかじめ車代を用意しておくとか。
お金だと逆に気を遣わせるかもしれないから、何らかの手土産を用意しておくとか。
気心しれた相手であっても、私なら必ずそうします。
何度も言いますが、そういうのができないようなら、最初から車を出さない・乗らないことです。
コストコにも一緒に行かない。
会員に入っている事を知られたとしても「主人名義なの。家族会員はつけてなくて」と言えば済む話です。
これらの理由を見てきても思うことは、やはり人付き合いに大切なのは「思いやり」だとつくづく思います。
自分だけが得したい、ラクしたいという思いがトラブルを招く原因になるのです。
ママ友さんや子供の事を思えば、万が一の事を想定して車に乗せるという選択肢はないですし(もちろん私のママ友さんのように親切心で言ってくださっている人がいるのも事実)、どうしても乗せなければならない・乗らないといけない状況だったとしても、そこに相手を思う心があればトラブルも起きないはずです。
ママ友の車トラブルにかんしても、やはり自己中心的な考え方が問題の根底にあるように思えてなりません。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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