次男の発達障害(自閉症スペクトラム)が判明するまで【2】:1~2歳までの成長記録まとめ

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我が家の次男は現在4歳。

 

発達障害があることが分かり、「自閉症スペクトラム」の診断名がついています。

 

それが判明するまでを4回に分けてまとめているのですが、今回は1~2歳までの成長記録について綴っていきます。(0~1歳までの記事はこちら↓です)

arrow47_004次男の発達障害(自閉症スペクトラム)が判明するまで【1】:0~1歳までの成長記録まとめ

 

1~2歳までの時期は半年ごとにまとめています。

 

この一年は次男の現在の特徴とも言える「多動傾向」「癇癪」が芽を出し始めた頃でもあります。

 

この頃も本当に大変だったな~(しみじみ)

 

大変過ぎて私自身にこの頃の記憶があまりないのですが(笑)、日記の記録をもとに過去を思い出してみました。

 

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1歳1ヶ月~1歳6ヶ月:多動の兆候が現れ始める

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■夜泣きがひどくなる(1歳1ヶ月)

0~1歳の成長記録まとめにも書きましたが、新生児期よく寝ていた次男は4ヶ月頃からあまり寝なくなり、1歳過ぎてもその状態は続いていました。

 

次男は、今でもそうなのですが、寝付きは非常に良い方で、すごい時だと布団に入って10秒程度で寝ていたりすることも多いです(大げさでなく)

 

こののび太君のようなスムーズな入眠は非常に助かっている点なのですが、この頃は夜中に突然泣きながら起きるような事が多々ありました。

 

そして1度起きると今度はなかなか寝付かないので、私はやはり寝不足状態に。

 

この状態は幼稚園の未就園児クラスに通うようになってから改善したように思います。

 

■多動の傾向が出てくる(1歳2ヶ月)

この頃の次男はとにかく動き回っていて大変でした。

 

1歳代のお子さんだと多くの場合そのような傾向がみられるのかもしれませんが、次男はとにかく目に入るものを手当たり次第に触っていくような感じでした。

 

これは通っている療育のスタッフから言われたのですが、次男の場合は目からの刺激が多すぎて、自分でもそれをどう処理してよいか分からない状態になっているため、多動気味になっているのだとか。

 

好奇心旺盛と言えば聞こえは良いですが、とにかくじっとできない子供だったので、外出するのが非常に大変でした。

 

■慣らし保育へ始めて行く(1歳3ヶ月)

これは当時私が通院や仕事の関係で次男をどうしても一時保育に預けなければならない時があったので、利用していました。

 

最初預けた時はやはり泣いていたそうなのですが、2回目からはあっさりと平気になってしまったそう。

 

長男の時は数回預けても私がお迎えに行くまでは泣きっぱなし…という感じだったので、「次男は順応性があるのだろうか」と当時は思っていました。

 

今思えば、人に興味が無く、興味の対象物が物という次男にとって、おもちゃなどがたくさんある一時保育はそれほど本人にとって苦ではなかったんじゃないだろうか…と感じています。

 

■外出先で機嫌が悪い事が多くなる(1歳4ヶ月)

この頃から、次男はスーパーやモールなどの外出先で機嫌が突然悪くなる事が増えてきました。

 

本当に突然「ぎゃー!」と泣き喚きだして大暴れするので、買い物などもまともにできない時期が続きました。

 

何でそうなるのかもこちらには分からず、対処に苦労していた時期でもあります。

 

次男は今でもそうなのですが、見通しの立たない行動というのが苦手なので(観光やウインドウショッピングなどが大の苦手)、今思うとこの頃からそのような理由で機嫌を損ねていた可能性があります。

 

私は当時、長男の幼稚園役員もしていたので、次男を連れて頻繁に幼稚園に行く機会があったのですが、役員会など毎度次男の大暴れで会議を頓挫しておりました。

arrow47_004幼稚園の役員、できるならやりたくない?メリットとデメリットを徹底比較しました。

 

この1歳からの半年の時期は次男と意思疎通がまったくはかれなかった時期なので、ほんっとうに大変でした。

 

とにかく本能のままに動くという感じで、こちらの呼びかけにも反応しない上に次男の行動を制止すると癇癪を起こして大暴れ…な時期が続きました。

 

私自身、幼稚園役員と自分の仕事という忙しい環境の中で次男も手がかかる状態でしたから、6月にインフルエンザにかかるなど、免疫力ダダ下がりな日々を過ごしていました(余談)

 

長男の幼稚園ママさんからも「(次男が)本当に落ち着きないよね」などと言われ、「この子は何かちょっと違うかな」と思い始めた時期でもあります。

 

 




 

 

1歳7ヶ月~2歳:癇癪がエスカレート

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■ますます母へのべったりが加速

この頃もまだお母さん大好きは継続中でした。

 

何をするにも次男の事にかんしては私がしないとダメで、4歳になった今現在では若干緩和したものの、やはり「おかーしゃん しゅる!(お母さんがする)」と叫んでいることが多いです。

 

これについては療育のスタッフからは「お母さんへの信頼が大きいんでしょうね」と言われましたが、次男にとって何でも希望を叶えてくれるのがお母さんなだけのような気もしています。

 

2歳前になると、言葉は喋れなくてもだいたい次男の要望が私には分かるようになっていましたし、そんな私といる方が次男にとっても過ごしやすかったのでしょう。

 

なので、今でもそうなのですが、次男が主人と二人だけで外出した時は、次男はすごく良い子なんだそうです。癇癪も起こさず聞き分けも良いそう。

 

ですが、これが家族4人で出かけたとなると、次男は何かと癇癪を起こす事が多いんですよね。

 

これはきっと私に甘えているのだろうと思っています。

 

■1歳半検診で低緊張を指摘される(1歳8ヶ月)

引越しなどの諸々の都合で、次男は1歳8ヶ月の時に1歳半検診を受けました。

 

身長は81cm、体重は11kgと標準的だったのですが、この時に次男は「低緊張」と診断されました。

 

低緊張とは体の筋肉がやわらかい状態のことを言いますが、低緊張だと運動面で遅れが見られるようになります。

 

たしかに次男は、同月齢のお子さんができているすべり台を滑るのも、滑りながら体を起こしていられないので、滑り降りてくる時には仰向けになった状態になっていたり、ブランコでも姿勢を保てないのでまったく乗ることができませんでした。

 

癇癪や意思疎通の問題もありましたので、私はこの診断を受けてから本格的に次男の発達障害を疑うようになっていました。

 

発達障害児が必ずしも低緊張を持っているとは言えないのですが、一定数で低緊張の子はいるようです。

 

ただ、1歳半検診では低緊張以外の事は指摘されることもなく(言葉はまったく話せませんでしたが)、「外遊びをたくさんしてください」とだけ言われて帰りました。

 

■マイペースな遊び方が目立つように(1歳10ヶ月)

この頃の次男はひとりで黙々と遊ぶ様子がみられるようになりました。

 

パズルなどお気に入りのおもちゃがあればずっとひとりで遊んでいた記憶があります。

 

こうやって遊んでくれている間は良いのですが、そのおもちゃが思うようにできないと凄まじい癇癪を起こして大暴れしていました。

 

物は投げる、後頭部から引っくり返る…など、やはり目が話せない時期でもありました。

 

■少し歩いてついて来れるようになる(1歳10ヶ月)

0歳時期はベビーカーを嫌がっていた次男でしたが、1歳になると逆にベビーカーに乗ることに抵抗がなくなっていたので、お出かけはもっぱらベビーカーばかりでした。

 

ですが、この頃になると少しずつ自分の足で歩いてお出かけができるように。

 

私自身に、「次男を歩かせているとどこに行ってしまうかわからない…」という不安があったのもベビーカーを使っていた理由のひとつなのですが、この頃から次第について歩けるようになっていきました。

 

■ベビーカーなしでも大丈夫になる(1歳11ヶ月)

歩いてついて来れるようになると、次男はあっという間にベビーカーを卒業しました。

 

やはり目に入ったものにフラフラ寄って行ってしまう傾向はあったので、片時も目は離せませんでしたが、少しずつ意思疎通ができるようになっていった時期でもあります。

 

■初めて「ねんね」と話す(1歳11ヶ月)

次男が初めて言葉らしい物を喋ったのが2歳直前でした。

 

「ねんね」と話したのが初めてだったのですが、この時は本当に嬉しかったです。

 

「ようやく次男も喋り始めたのねー」と喜んでいましたが、事はそう思うようにいかず。

 

定型発達児のように、1度喋りだすとあっという間に言葉は上達するというわけではなく、その後しばらく再び言葉の小康状態は続きます。

 

「ねんね」もこの最初の1回きり、しばらく言うことはありませんでした。

 

■公園の遊具などで活発に遊ぶようになる(2歳)

2歳になると、公園などの遊具などで自分から活発に遊ぶようになりました。

 

ですが、遊び方を見ていても、人と関わるというよりかは、自分の好きな遊具で黙々と遊ぶ感じでした。

 

やはりこの時期も、興味の対象物は「物」であって、あまり人に関心がない様子でした。

 

 




 

 

このように1歳~2歳を振り返ってみると、次男の現在の特徴でもある「癇癪」「マイペース」が顕在してきた時期であったように思います。

 

そして本来なら見られるべき「言葉の発達」が伸びなかった時期でもありました。

 

当時の私の立場柄、幼稚園など子供の多い場所に連れて行くことも多かったにも関わらず、次男の興味の対象に「人」というのがなかった点をみても、次男にはやはりこの頃から発達障害の兆候はあったと再確認できます。

 

言葉というのは人の真似をすることから獲得していくものだそうで、人に興味がない次男にとってそれはやはり定型発達児のようにはいかないものだと思っています。

 

担当医師からも言われたのですが、次男のような自閉症スペクトラム児は興味の対象が限定的なので、言葉など興味の対象外のものが正確に本人の中に入っていかないのだそう。次男もそうですが、言葉の覚え間違いなどが多いのもそのためだそうです。

 

次回の2歳~3歳の成長記録では主に療育手帳の取得や療育機関への通所などについての内容になるかと思いますが、ほとんど行政への愚痴のような内容になるかもしれません。

 

よろしければまたお付き合いください。

(次もおそらく長いです 笑)

 

 

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