小学校1年生の男の子の友達トラブルは成長の通過点。口を出す前に知っておきたい原因と対策。

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「F君が嫌なこと言ってきた」

 

小学校から戻ってきた長男が夕食時にポツリとつぶやきました。

 

以前も書きましたが、長男は幼稚園の年長の頃に仲間はずれなどのいじめにあっていたので、再び心配な気持ちになった私でしたが、ここは長男の話をじっくり聞いてみることにしました。

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私「何て言われたの?」

長「僕はやりたい方法があったのに、F君は『それはこうした方が良い』って言うの」

私「・・・・・・」

 

長男は「ほんと嫌なこと言う!」とプリプリ怒っておりましたが、私としてはこの話を聞いて正直ホッとしました(笑)

 

「それって単に意見の食い違いじゃん」と長男に思わず言いそうになりましたが、でもこれって大人の私だからそう思えるだけで、小学校1年生の長男にとっては違う受け止め方をしてしまうのもしょうがないことなのではないか…とも思えてきました。

 

というのも、私自身も子供の頃は母親から何かと否定されて育ったため、自分の考えを指摘されること自体に過敏になった状態で長いこと生きてきました。

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そうなると単なる意見の食い違いも、相手のその一言で自分の全人格を否定されたような気持ちになるんですよね。

 

私は親から褒められるという経験が極端に少なかったため、自分以外の人に自分の考えを知られるのが怖くなり、非常に内向的な性格になりました。

 

が、その経験もあって、私は長男の意見や考えをこれまでなるべく否定しないよう育ててきたつもりです。

 

長男の考えが「ちょっと違うな」と感じた時でも、「そうなんだね」と共感はした上で「こんな風にも考えられるかもよ」などと別の見方を示すよう努力はしていました。

 

ですが、長男の話を聞く限り、F君は長男にアドバイス的なものをしようとしてくれてたと思われるのですが、それがいつも私が長男に言う言い方とは違い、直球できたために長男はそれを言葉ヅラだけで受け取ってしまい「嫌なこと言われた」と感じてしまったのでしょう。

 

私はこの一件で、長男へのこれまでの接し方が間違っていたのか…とも思いましたが、どうやらこれは小学校1年生の発達過程ではよくある友人トラブルのようです。

 

そこで今回は、小学校1年生の発達状況を踏まえた上で、親は我が子と友達のトラブルにどのように対処すべきなのかについて考えてみたいと思います。

 

小学校1年生の精神面での発達特徴

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小学校1年生の心の発達について調べていくと、下記のような特徴があることが分かりました。

 

■幼稚園の延長上にある幼児的思考を引きずっている

■特定の友人が定まりにくく、基本近くにいる子と遊ぶことが多い

■一つの事に集中できない

■自己中心的な言動が目立つ

■他人の立場に立って客観視できない

■行動が気分次第なことが多い

■自分の言動を反省することがあまりない

 

一言でまとめると、行動の全てが「自己中心的」なのが小学校1年生の特徴とのこと。

 

たしかに、長男も特定の仲の良い友達というのはいないようで、毎日話を聞いていても、いつも違った子と遊んでいる様子です。

 

そして、この前喧嘩していた友達と今日は遊んでいたなどが日常的にあるのも特徴の一つ。

 

長男はこの前「H君に図工の時間叩かれた」と泣きながら話していたことがありました。

 

その後「バカ」とまで言われたとのことで、長男の話ではH君以外の別の女の子もH君と一緒に長男を叩いてきたとの話だったので、「長男一人に複数で」というのが気になった私は、この件を連絡帳にて担任に知らせる事にしました。

 

するとその日、担任は長男とH君から事情聴取をしたそうで、その内容によると「H君が先に長男を叩き、それに長男がやり返したので、H君が長男に「バカ」と言ったとのことです」と担任からお返事がきていました。

 

やり返した件については長男からは一切聞いておらず、もしそれを知っていたら私も担任に連絡まではしていなかったのに…と少々恥ずかしくなりました。(女の子の件は結局不明)

 

こういう男の子の小突き合いなんて想定内なので私もそれほど重要視はしていないのですが、この件で気にすべき部分は「長男が自分もやり返していた事を報告しなかった」というところです。

 

これも自己中の現れですよね。

 

H君からされたことばかりが記憶に残っていて、自分もしっかり反撃していることは棚に上げている。

 

自分を客観視できていないから、自分が被った被害だけに目を向けてしまうんですよね。

 

もしくは長男が故意に自分がやり返した事を私に報告せずにH君を一方的に悪者にしようとしたという見方もできます。

 

が、親バカ意見と思われるでしょうが、長男は筋斗雲(きんとんうん)に乗れるのではないかと思えるほどまだまだ純粋なので(だからこそF君の言葉を鵜呑みにしてしまったのでしょうが)その可能性は低いように思えます。本当に自分一人が被害者だと思っていた可能性濃厚。

 

小学校1年生だと多くの子にこのような特徴がみられるようなので、友達との会話がかみ合わないなどは多々あることなのだろうと思っています。




 

小学校1年生は友達付き合いの練習に入ったばかり

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F君とのいざこざを期に「小学校かわりたいなー」とまで言い出した長男。

 

単なる意見の食い違いを深刻に捉えすぎた結果なのですが、大人であればこのような場合「自分と考え方が違う人がいるのは当然」と理解できるものです。

 

それは、大人には長年いろんな人と関わってきたという経験があるから。

 

自分と考えが違う人がいても、相手を尊重し、平和に折り合いをつける方法を人それぞれ習得しているものなんです。

 

自分が傷つき、自分で考えていかなければ、人付き合いのレベルは上がりません。

 

なので、長男のような事例の場合も、親が心配しすぎるあまりすぐ担任に連絡をとって大人に問題解決を図ってもらうのは、子供自身の成長の妨げになると思っています。

 

H君の時は、私もやや性急すぎたと今では反省中。

 

大人もグッと堪えて見守ってやることが必要なのです。




 

親は考え方の多様性を教えてあげよう

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とは言え、ただ何もせず話を「うんうん」と聞いてやるだけよりかは、私は親として解決策の「ヒント」を出してやるようにしたいと思っています。

 

小学校1年生で理解するのは難しいかもしれませんが、「人はそれぞれいろいろな考え方を持っている」ということを教えてあげたいのです。

 

「F君は自分がそれが良い方法だと思っていたから、その考えを長男に言っただけ」

「長男の事全てが間違っていると言ったのでは無い」

「F君の考えと自分の考えが違うなら『自分はこう思う』と言えば良い」

 

という話を長男としました。

 

予想通り、長男には話の内容が難しかったらしく「え?!え?!」と言っておりましたが、これ以上簡単に噛み砕いて話す方法がこの時の私にはわかりませんでした。

 

ただ、「F君は親切で言ってくれたんだと思うよ」という言葉は長男にも理解できたようで、その後はいつも通りに過ごしていたので、少しは理解してくれたのではないかと思っています。

 

大人になるに連れ感じることが多くなるのですが、自分を指摘してくれる人って徐々に減ってきますよね。

 

指摘してくれるというのは自分が良い方向に変わる可能性も与えてくれるので、自分にとってもありがたいことなのですが、みな大人になると相手に気を使いすぎてそれもなかなかできなくなります。よほど親しい間柄でない限り。

(母のように人格全てを否定する事はまったく生産性がない行為だと断言できます)

 

私としてはF君のようなタイプの子がゆくゆくは良い友達になるのではないかなーと思っていますが、果たして長男が今後この件をどう受けとめていくか…。

 

もしかしたら否定しなさすぎる育て方が、長男にとって「打たれ弱い心」を作ってしまっているのかもしれないので、今後も試行錯誤しながら長男と向き合っていこうと思っています。

 

 

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