「耳が痛い!」子供の急な耳痛の原因と対処法とは?長男の経験からまとめました。

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「お母さん、右の耳がすごく痛い…」

 

先日、スイミングの習い事から帰ってきた長男が涙ながらに訴えてきました。

 

この日は主人が連れて行ってくれていたのですが、プールに入っている途中から耳が痛くなり、その日のスイミングは途中棄権したとのこと。

 

もう病院もしまっている夕方でしたし、心配症な私は…

 

「耳が痛いってどう対処すればいいの?」

「すぐ病院に連れて行かないと、耳が聞こえなくなったりしないかしら」

「耳が痛くなる病気ってどんなもの?」

 

などなどわからない事だらけでほとほと困りました。

 

そこで今回は、子供が急に「耳が痛い!」と言い出した時の対処法や考えられる病気についてまとめてみました。

 

夜間など医療機関がやっていない時間帯でもできる応急処置方法についても書いていますので、お子さんの急な耳痛の際の参考にしてみてくださいね。

 

急な耳の痛みは急性中耳炎の可能性大

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子供の急な耳の痛みは、たいてい急性中耳炎の場合が多いです。

 

急性中耳炎とは…

急性中耳炎とは、細菌やウイルスの侵入によって中耳に急性の炎症が起こる疾患です。抗菌薬、解熱鎮痛薬などの保存的治療で改善が見込めることがある一方、重症化して抗菌薬や鼓膜切開などの処置が必要になることも少なくありません。

出典:Medical Note HP

 

長男も結局、翌日耳鼻科で診察してもらった結果、軽い急性中耳炎を起こしていました。

 

程度としては「10」がマックスだとしたら、「1~2」くらいのとても軽いものだったようで、カメラで耳の中を見せてもらいましたが、鼓膜の周囲の一部がぼんやり赤くなっている程度でした。

 

こんな軽い中耳炎でも痛みは結構なもののようなので、ひどい中耳炎を起こしている場合の痛みはかなりのものだと思われます。

 

また、痛み以外にも「耳が聞こえにくい」という場合も急性中耳炎が疑われるようです。

 

長男も痛い方の耳が聞こえにくいと訴えていましたが、これは急性中耳炎により耳の中に圧力が一時的にかかるためのようです。

 

たしかに、長男もここ数日軽く鼻をすすっているような様子があったのですが、まさかそれが中耳炎に繋がるとは思ってもいませんでした。

 

急性中耳炎は風邪の重症度に関わらず発症するようなので、決してひどい風邪を引いているような場合でなくとも起こってしまうことがあるようです。

 

そして、鼻をすするという行為が急性中耳炎を招きやすいようなので、注意が必要とのことでした。

 

痛がる場合は耳の後ろを冷やすと良い

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中耳炎は温めると痛みが増すようです。

 

長男も温水プールに浸かって痛がりだしたとのことだったので、急性中耳炎が疑われる時はお風呂なども避けたほうが賢明です。

 

ですが、耳の中に水が入って中耳炎になるわけではないので、プールやお風呂につかること自体は悪いことではないそう。

 

長男も、軽度の中耳炎だったため、お風呂には入っても大丈夫と医師から言われました。

 

耳の痛みが強い場合だけお風呂は避け、耳の後ろの部分を冷やしてやると痛みが和らぐようです。

 

我が家は冷凍庫に入っていた保冷剤にガーゼを巻きつけて長男に冷やさせていましたが、熱さまシートなどを耳の後ろに貼るのも良いそうです。

 

身体が温まると痛みが増すので、部屋を寒くない程度に涼しくしてあげるのも良いようですよ。

 

それでも痛みが続くようなら解熱鎮痛剤を使う

 

「冷やしても痛みが引かずに、子供が寝付けなくて…」

 

という場合は、小児科などで処方される解熱鎮痛剤を使えば、痛みは30分程度でおさまってくるようです。

 

幸い、長男の場合は、スイミングから帰宅してしばらくしたら痛みは自然におさまっていたので、お薬は使わず夜も過ごせました。

 

小児用の解熱鎮痛剤としては「アンヒバ座薬」や「カロナール」などを処方される事が多いと思いますが、一応使う前には処方された薬局や小児救急電話相談(#8000)に電話して確認される方が安心です。

 

急性中耳炎の治療方法

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長男の場合は程度が軽かったということで、抗生物質を3日間飲むように医師から指示を受けました。

 

ですが、いろいろ調べていたら、ごく軽い急性中耳炎の場合は抗生物質を飲まずに経過観察で治していく方法が主流のようですね。

 

重症の場合は鼓膜切開して膿を出したりもするようですが、あまりひどいと自然と耳垂れが出てくるようになるそうです。(痛そう…)

 

そうなると、定期的に膿を吸引しに病院に行ったり、抗生物質も必ず飲まないといけないようなので結構大変。

 

急性中耳炎が疑われたら、悪化しないようにすることが大切ですね。

 

治療方針にかんしては医者によって違いがあるでしょうから、診察時に詳しくお話されると良いと思います。

 

急性中耳炎以外に疑われる耳痛の病気とは

 

急な耳の痛みの原因のほとんどは急性中耳炎というお話をしましたが、それ以外にも疑われる病気というものがいくつかあります。

 

おたふく風邪や扁桃炎などの場合も、耳が痛くなることがあるそうです。

 

おたふく風邪だとたいてい耳の下が腫れてくるので分かりやすいですし、扁桃炎なら喉にも激痛がきます。

 

いずれにしても、耳の痛い部分を冷やすということは痛みを抑える上で有効ですので、すぐに病院にいけない時はまずは痛みを抑える手立てをするようにしましょう。

 

耳が痛いと言っても、すぐさま処置をしなければ耳が聞こえなくなるような場合は稀だそうです。

 

耳を冷やし、解熱鎮痛剤を使っても激しい痛みがとれないような場合だけ、救急外来を受診しましょう。

 

子供の事だとついつい焦ってパニックになってしまいがちですが、まずは落ち着いて考えられる原因とその対処法を実践するようにしましょうね。

 

 

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