「ママ友ってどこで探すんだろう…」
このようにお悩みの新米ママさん、結構いらっしゃるのではないでしょうか。
初めての出産・育児と、初めて続きのママさんにとっては、とにかく全てのことが不安ですよね。
アドバイスや情報をもらいたかったり、時に愚痴を言い合えるような仲間が欲しくなるというもの。
私も今でこそ「おひとり上等!」で至るところに出没していますが、長男妊娠中から産後しばらくはママ友探しに躍起になっていた時期がありました。
我が子と一緒にそれはもうママ友探しでいろいろな場所に顔を出しました。
その結果、頑張った割に長続きするママ友には出会えなかった場所もあり、またママ友を作ろうとは思ってもいなかった場所で産後助けてもらえるようなママ友さんができたりと、本当にママ友との出会いもさまざまでした。
そこで今回は、私のようなおひとり好きな主婦でもママ友をみつけることができた場所(できなかった場所も)を6つ、経験談からお話してみようと思います。
ママ友探しをする前に考えておきたいこと
その前に、ママ友とは自分にとってどういう存在なのか、考えたことはあるでしょうか。
まだ出産前のプレママさんだと「ママ友」と言われてもピンとこないかもしれませんね。
■学生時代の友達のように子供ぐるみで仲良くできる存在
■そこまでの関係は望んでいないけど子供・育児の事で話せる存在
など、人それぞれママ友定義は違うかと思います。
ママ友を探す場合には、このような自分のママ友に対する考えを明確にしておくことが長続きできるママ友を見つけるポイントになると私は思っています。
相手のママさんは結構濃いお付き合いを望んでいたとしても、自分がそこまでの関係を希望していないのであれば、その相手と良好な関係を築くことは難しくなります。
(例)しょっちゅう家に遊びに来たがるママ友がうっとおしい
(例)なかなか遊びに誘ってくれないママ友は私の事を嫌っているのかも
ママ友に対する考え方の違いがこのようなママ友間のすれ違いを生む原因にもなり、その結果「なんかあのママさんと合わないのよね~」などとなってしまうものです。
大切なのは、自分がどのようにママ友と付き合っていきたいかをはっきりすることだと思います。
私もいろいろ迷走はしてきましたが、自分にとってどういうママ友付き合いが一番ラクかということを明らかにした結果、今では子育ての苦労話ができたり、困ったときに助け合えるママ友さんができました。
では、実際どのような場所でママ友を見つけることができたのか。
次からメリットとデメリットを含めご紹介していきます。
1.出産した産院
産院でママ友が見つかったという話、意外と聞きます。
ですが、これは産院のシステムにも大きく影響されると思うのです。
というのも、私は長男と次男を違う産院で出産していますが、どちらもママ友はできませんでした。
産院でママ友ができたという人の話を聞くと、入院中の食事が他のママさんと大広間で一緒に食べるスタイルだったりと、なにかと産院側もママ友作りに協力的な体制だったりします。
私の場合、2回ともそのような感じの産院ではなかったですし、結局産院ではママ友は全くできませんでした。
ですが「産後すぐにママ友作りを開始したい!」と思っている方の場合は、産院選びの際に上記のようなシステムが取り入れられているかもチェックしておくと良さそうです。
2.支援センター・児童館
長男を出産してすぐの頃、私はよく児童館に行っていました。
確か、妊娠中から読んでいたプレママ雑誌の「ママ友を探すなら児童館がオススメ!」みたいな記事に触発されていたからだと思います(笑)
ですが、結論から言って、私は支援センターや児童館で今でもお付き合いしているようなママ友は見つかりませんでした。
行けばその辺にいるママさんとちょこちょこお話はするのですけど、だいたいいつもその場限り。
連絡先を交換するなどという話に発展することはありませんでした。
この原因を今になって分析してみたのですが…
■特に相手のママさんとの共通点が見つからない
■相手がどんな人か分からないという警戒感
■自分からはイマイチ積極的に誘えない
■誘われもしない
という私の陰気な性格が影響している部分も大きかったのでしょうが、自分の中でも「ママ友とは」「ママ友は何のために必要なのか」という答えが明確でないままただ闇雲に探していた結果、当時はママ友ができなかったのではないかと今になって思います。
ただ、私の友人の中でも産後行った支援センターで家族ぐるみでお付き合いできるママ友が見つかったという人もいるので、ママ友を探したい方はまずは行ったほうが良い場所なのは間違いないです。
支援センターや児童館などはすでにママ友のグループができている場合もあるので、ママ友作りに攻めの姿勢でいける方はこのような場所でも見つけることができるのではないでしょうか。
3.SNS
支援センターに通うのと同時期に、私はSNSでもママ友探しをしていました。
当時はmixiを使っていたのですが、そこで自分が住んでいる場所近辺のコミュニティーを探しては連絡をしてみたりと、比較的大胆に行動していました。
SNSの怖いところですね。
我が子と同月齢の子をお持ちのご近所ママさんを手軽に自宅で探せるというメリットもあり、私も当時は頻繁にSNSで個人情報ダダ漏らししながら探しまわっていました。
ですが、SNSでのママ友探しは、支援センターなどよりもある意味難易度が高いです。
実際にお会いして「あれ、このママさんこんな印象?」ということも多々あります。良い意味でも悪い意味でも。
文章というのはいくらでも自作自演可能なところがあるので、SNS上では「すごく気が合いそう!」と感じていても、実在の人物像は異なるということです。
私もSNSで知り合った初対面ママさんのランチ会に参加して微妙だった話は以前書きましたが、そのような事も起こりやすいSNSでのママ友探し。
詮索好きなママ友のかわし方は1つではない!5つの特徴とその対処法とは?
当たって砕けても構わない方には、とりあえずたくさんのママ友候補が見つかるので良い方法と言えます。
4.幼稚園・小学校
私の場合、我が子が幼稚園に通っていた時に気の合うママ友ができました。
幼稚園役員で苦労したりもしましたが、そのような時に良き理解者になってくれたママさんとはその後我が家が引越しをした後でも連絡をとったりしているので、そういう意味ではあの時の事もまんざら無駄ではなかったと思えます。
幼稚園の役員、できるならやりたくない?メリットとデメリットを徹底比較しました。
幼稚園も確かにいろんな個性的なママさんがいます。
最初は「どんな人だろう」と皆相手を手探り状態ですが、役員など共同作業をすることでママさんの性格や本性は見えてきますね。
そういう意味でも、積極的に役員などを引き受けるのはママ友探しにうってつけです。
そもそも幼稚園であっても、役員などをしていない限り、園によっては他のママさんと関わることってあまりないですからね。
現在次男が通っている療育園も1人1役制で、親の出ごとも週1~3回程度とかなり多めのため、療育園のママさんとは顔を合わせる機会も多く、必然的に仲良くなっているのかもしれません。
保育園や小学校も同じ理屈で、保護者同士が顔を合わせる頻度が少ない分、ママ友を探す場所という感じではない気がします。
幼稚園などでママ友を探したい方は、積極的に役員などを引き受けると良いですよ。
5.マンション・社宅
自らが住んでいるマンションや社宅などに気のおけないママ友がいると、日常生活において助けたり助けられたりと非常にありがたい存在になってくれます。
私も今のマンションでは長男の同級生ママさんと良い距離感でお付き合いできているので、いざという時にとても助かっています。
そのママさんと知り合いになれたのは、マンションに引っ越してきて、長男が小学校に通い始めて間もない頃にお迎えの時間で一緒になって話したことがきっかけでした。
その後、お互い急用の時に子どもを預かったり預けたり、でもそのママさんも常にべったりママ友とつるむようなタイプでもないので、私も今でも気楽にお付き合いできているのだと思います。
これが、しょっちゅうランチのお誘いをしてくるようなママさんだったり、詮索好きだったり噂好きだったりするようなママさんだったら、私もそれほど親しくお付き合いしようとはしなかったと思います。
同じ場所で生活していると、こういう部分はとても大事になってきますよね。自分の日常生活に関わってきますから。
ママ友は絶対必要ではないのですが、実家などに頼れず、いざという時に力になってくれて頼りやすいのは近くのママ友です。
同じマンションや社宅などで「このママさんは価値観が似ていてお付き合いしやすそう」と思える方なら、是非仲良くしておくことをオススメします。
6.スポーツジム
実はこれは私がまだ子どもを持つ前の話なのですが、私は結婚後しばらく「子なし専業主婦」をしていた時期がありました。
主人の転勤に伴い自分の仕事を退職し、妊活に励んでいた時期に週5日ほどスポーツジムに通っていたんです。
そこで同じ専業主婦の方と友達になったことがあります。
その方はお子さんもいらっしゃったので、私が妊娠した時はアドバイスをもらえたり、ベビーグッズをさまざま貸してくれたりととても良くしてもらえました。
子ども繋がりでも確かにママ友というのはできるのですが、このケースのように自分の習い事などで知り合うママさんというのは割とすぐに気の合う人がみつかりやすいものです。
「自分の周りでなかなか良いママ友が見つからないのよね~」と悩んでいる方は、一度自分の趣味に没頭してみるのも良いかもしれません。
思いもよらないところで意外と価値観の合うママ友が見つかったりするものです。
まとめ
ママ友というのは結局のところ「自分と価値観の合う人」しか長続きしない傾向にあります。
これはママ友に限らず、学生時代からの友人・夫婦・同僚などでも同じことが言えますよね。
「子ども同士が仲良しだし…」などと大して気の合わないママさんと一緒にいることを苦痛に感じるならば、それは子供同士の付き合いだと割り切れば良いです。
子どもの友達関係も成長するにつれ変わっていくものですし、子どもは自分自身で人間関係をちゃんと築いていきます。
本当のママ友を見つけたいと思っているなら、自分に正直に生きることです。
子どものことはまた別問題。
ママ友とどういう関係を望んでいるかを明確にして、自分らしく生活していれば、きっとあなたにふさわしいママ友が見つかると思いますよ。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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