子供の急な発熱って、どうしてもこの冬の時期は多くなってきますよね。
寒くて乾燥したこの季節は、細菌・ウイルスにとっては全盛期。
我が家も長男・次男共に今シーズン何度高熱を出したことか…というくらい病気にかかっています。
長男がまだ小さい頃は、ちょっと熱を出すと焦ってパニクって病院に駆け込んでいたものですが、今では子供2人の母となり。
子供の急な発熱経験値も随分上がった今、その対処法や怖い発熱の見極め方などだいぶ分かってきたように思います。
そこで今日は、子供の急な発熱に慌てないための発熱チェックポイントやその対処法についてお話していきます。
ただ、病気の症状というのはその現れ方も個人差が非常に大きいところです。
そのため、情報は鵜呑みにせず、一つの判断材料と考えて、お子さんの症状で不安がある場合は必ず医療機関にかかるようにお願いします。
発熱時の子供の全身状態をチェックする
我が子もそうなんですが、子供って39℃くらいの高熱が出てもケロっとして遊びまわっていることって結構あります。
そんな時はこちらの方が心配になって「寝ときなさーい!」などと言ってしまいがちですが、幼い子だとなかなか言うことを聞いてくれない時も…。
「症状が悪化したらどうしよう」
と不安になりますが、このように元気に動き回れるうちはそれほど心配しなくても大丈夫だそうです。(かかりつけの小児科談)
だからといって、学校や幼稚園に行かせたり外出したりは当然NGですが、熱が出たからと言って絶対お布団で寝ていなければならないものでもないんだそう。
家で静かに(これが若干難しいのですが 笑)過ごしていれば問題ないそうです。
本当に具合が悪い時は動き回れずぐったりしているものです。
以下のチェックポイントにひっかかるものがなければ、緊急で病院に行かなくても自宅でしばらく様子をみていて良いのだそう。
■便の状態は良いか
■尿の量や色は良いか
■食欲はあるか
便の状態が悪かったり(ロタウイルスなどは便が白くなります)尿量が少ないと、体が脱水状態の可能性もあり危険です。
そこにぐったりして食欲が無いようなら、これは熱がそれほどなくても病院に行くべき状態。
熱がある時は、私は子供の状態をいつも以上に注意深く観察するようにしています。
発熱で病院に行くタイミングとは
このことから、病院に行くタイミングとしては、「ぐったりしていて食欲もない」という場合に我が家は病院を受診をするようにしています。
熱が下がらず3日以上続く時も同様。
これは肺炎などの何か合併症を引き起こしている可能性が高いからです。すぐに受診すべきです。
ですが、高熱は出ているけれどもその他に目立った体調不良が無い場合は、私は自宅で様子をみています。
これは病院に行くことでかえってまた別の病気をもらって帰る可能性もあるし、発熱だけで受診をしても結局解熱剤を処方されただけ…なんてことがザラだったからです。
インフルエンザも発熱してから半日ほどしないと検査薬も上手く機能しません。
そして、インフルエンザなら熱が出てから遊んで回れるほど軽い症状では済まないもの。(経験済み)
母親としては高熱が出ている我が子を目の前にすると心配なものですが、ひとまず落ち着いて子供の今の状態を確認することが大切です。
発熱時に解熱剤を使うタイミングはいつがベスト?
とは言っても、これまで私も何度も子供達に解熱剤は使ってきました。
使うタイミングとしては「ぐったりして食欲が無い時」や「熱にうなされて寝付けない時」が多いです。
食事が摂れないと体力が持たずに病気が長引きます。睡眠も同じく、眠れなければ体をゆっくり回復できません。
一般的に解熱剤は「熱が38.5℃以上の時」と言われていますが、私は38.5℃以上なくても、ぐったりして食事や水分が摂れないようなら解熱剤を使います。
逆に言えば、それ以上の高熱があっても、ウロウロできて食べる元気があれば解熱剤は使いません。
発熱というのは体が細菌やウイルスと戦っている防御反応の結果なんです。
やたらに薬で熱を下げてしまっても、病気が長引く原因になってしまいます。
ただ、食事もままならないような時は話が別。
熱が下がった間に栄養補給をさせて、体調の回復がうまくいくよう心がけています。
薬も子供の全身状態と相談しながら上手に使うようにしたいものです。
発熱時に我が家でよく食べさせるもの
「病気の時はお粥」みたいな昔からのお決まり食ってありますよね。
でも、かかりつけの小児科医に確認したところ、病気の時は栄養があって水分をとれるものならなんでも良いんだそう。
子供が食べたがる物で問題ないそうです。
喉が痛い時は、プリンやゼリーなど喉ごしの良いものを。
また、タンパク質は体の回復力を高めてくれるので、食事がある程度できる状態なら積極的に食べさせて良いそうです。豆腐などが食べやすくてオススメ。
胃腸風邪のようにお腹の状態が悪い時はこの限りではありません。お腹にやさしいお粥やおうどんなどを選んであげるべきです。
我が家でよく作るのは、「かぼちゃのスープ」。
茹でたかぼちゃを牛乳と一緒にミキサーにかけて裏ごしし、塩だけで味付けしたものです。
乳製品はお腹の調子が良くない時や吐き気がある時などはオススメできないですが、タンパク質やビタミンなどバランス良く含まれています。
発熱時は発汗などで塩分も失われがちなので、その点も意識して塩を添加しています。(塩を入れた方が単に美味しいという理由もあります 笑)
かぼちゃに多く含まれるβカロチンは免疫力UPに貢献してくれますし、体を温める効果もあります。
豆乳で作ればタンパク質がさらに多くとれてオススメ。スープだと水分補給にもなります。
私はこの本で野菜の持つ効能について常日頃調べているのですが、体調に合わせた食材を選んであげるというのは結構大切なことだと感じています。
もちろん必要な時には薬も使いますけど、なるべくなら自然な形で治癒できると良いですしね。
子供の急な発熱で慌てる気持ちはどのお母さんも同じ。
ですが、私はこれまでのさまざまなケースの子供の発熱体験を踏まえて、「焦らず・慌てず・でも良く観察」をモットーにこれからも子供の発熱と向き合っていきたいと思っています。
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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