「女は何人かいるけど、結婚したい人っていないんだよね」
先日、とある知人独身男性の話を聞く機会がありました。
彼は自分で事業を展開しており、収入もサラリーマンの平均月収をはるかに上回る金額を稼いでいるハイスペック男子です。
全国いたるところに出張し本当に忙しそうなのですが、私も同じような職種についてただいま勉強中ということもあり、何かとアドバイスやらいただいております。
そんな中で興味深かったのが、その男性の結婚観。
40代ですが、見た目も悪くなく、金もあるのになぜか独身。
取り立てて欠点なども見当たらないのですが、いろいろ話を聞いていると、女性には困ってはいないものの結婚にいたる程の相手とは出会えていないというのが一番の理由のようでした。
国立社会保障・人口問題研究所「人口統計資料集2014」によると、2010年時点での男性の生涯未婚率は20%を超えており、1985年から右肩上がりに増加しています。
これらの事を考えると、結婚しない男性が増えている原因に、男性の結婚相手選びが慎重になってきているのも一つの理由としてあるのではないかと感じています。
では、独身ハイスペック男性が結婚相手に求めていることとは一体どのようなことなのか。
「結婚したい女性」「結婚したくない女性」の特徴と共に、ハイスペック男性と結婚するために必要なことは何かについて考えてみたいと思います。
結婚したくない女性の特徴とは…
Champagne / melkon
独身男性のなかでも、特にハイスペックな男性が「こんな女だけは絶対結婚したくない」と思っているタイプが今回分かりました。
それは…
■旦那の金で優雅な生活をしたい
■働く気がない
■精神的に幼い(考え方が幼稚)
というのが主な理由としてあげられます。
一言で言えば「自立できていない女性」と言えるのではないでしょうか。
私の周囲にも玉の輿に乗りたいという女性は多々おりましたが、そういう人にその目的を聞くと「旦那の稼ぎでセレブ生活を送りたい」というものが圧倒的でした。
ですが、これって稼ぐ男性側の立場に立って考えてみるとどうですか?女の私からしても、こんな玉の輿希望女、絶対結婚したくないです。
旦那が汗水たらしてヒーヒー働いている中、妻はランチにネイルにエステ三昧…。我が子を養うならまだしも、なぜこんな女を俺が食わしてやらなくてはならないのか…とどんな男性でも思うはず。
こういう女性というのは自分にしか興味がない自己中心的で依存性の高いタイプなので、自分が希望する生活が維持できないとなれば、おそらく旦那に文句を言います。
そうなると、以前も書きましたけど、自分で働く気のない妻は自分のために使う目的で旦那から金をむしり取ってしまうので、旦那が給料など妻には一切教えなくなるのも時間の問題です。
給料を妻に内緒にする夫が増加中?!その理由と理想の家計管理について考えてみました。
「お金を持っているハイスペックな男性と結婚したい」と思っている女性は多いでしょうが、ハイスペックな男性は非常にシビアな金銭感覚を持っているのも事実。
アラブの石油王とかケタ外れの富豪の場合はわかりませんよ。
ですが、日本国内で玉の輿に乗りたいと思った場合、せいぜい年収数千万単位だと思います。
その程度の収入だと、平均的な家庭よりかは裕福だとしても、湯水のようにお金を使う余裕はないはずです。
それほどの年収を得ている男性の場合、多くが自営業でしょうから、いつ経営が傾くかという不安も常につきまといます。
そんな中、自分の欲望だけしか見えていない女性と結婚することは、ハイスペック男性にとってリスクでしかないのです。
結婚したい女性の特徴とは…
一方、「結婚したいと思う女性のタイプ」についてはこのような話を聞きました。
■自分の仕事を支えてくれる(手伝ってくれる)
■仕事ができなくても、完璧に家を守ってくれる
■旦那の金を当てにしない
■精神的に大人な女性
こう見ると、「結婚したくない女性」とは対照的で、ハイスペック男性が結婚したいと思う女性とは「オールマイティーに自立できている女性」と言えます。
FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏夫妻を見てもわかるように、奥様も医者という肩書きをもつかなりのキャリアウーマンですよね。
ザッカーバーグ氏の財産などなくとも十分セレブとして暮らしていけそうなスペックをお持ちですが、こんな二人が結婚している状況をみると、二人を結びつけているものはお金などではないと思われます。
先日話を聞いた40代の独身男性も「結婚するなら財産分与しなくて良いように婚前契約する」と言っていました。
全てのハイスペック男性がこのような考えとは言いません。
ですがこうやって見ていくと、「セレブになりたいから」という理由だけで玉の輿婚を狙うのは女性にとってもリスクが高いように思えてなりません。
ある銀行家からの若い女性へのアドバイスに学ぶ「金持ち男の結婚観」とは
2007年からネット上に出回っている有名な話ですが、セレブと結婚したい若い女性が発信したお悩み相談にアメリカの銀行家が回答した内容が見事だと話題になっています。
「banker in NYC(ニューヨークの銀行家)」という男性からの回答だったのですが、これは実はJPモルガンのCEOではないかという話も。
もはや都市伝説のようになっているので真偽のほどは分かりませんが、出処はどうであれ、私はこの女性の無邪気な質問に対する銀行家の的を得た回答に非常に納得してしまいました。
25歳の女性の投稿
私は美しい25歳の女の子です。私は、ハキハキしていて、上品です。ニューヨーク出身ではありません。
私は最低でも年収50万ドル以上稼ぐ人と結婚したいと思っています。どう思われるかはわかってはいるんだけど、でもNYでは年収100万ドルくらいだと、中流階級位だと思うし、高望みしすぎてるとは思いません。
このサイトに、年収50万ドル以上の人っていませんか?
どんな奥さんがいいですか?
私に何かヒントを頂けませんか?
今まで、1万~1.5万ドルくらいの収入のビジネスマンとはお付き合いしたことがあります。けれど、それ以上の人と付き合うには、大きな壁があると思います。年収1.5万ドルだと、セントラルパークの西側に住めないんです。
私と同じヨガクラスの女性が、投資銀行家と結婚して、トライベッカに住んでいるんですけど、彼女は私よりもかわいくないし、才能もありません。
彼女の何がよかったの?
どうしたら彼女と同じレベルになれるの?
具体的に質問したい内容は以下のとおりです。
▽ お金持ちの独身男性はどこで遊んでいるんですか?
詳細を教えて下さい。バー、レストラン、ジム…▽ 相手に求めているものってなんですか?
正直に教えてください。▽ 25歳の私がターゲットにすべき対象年齢ってありますか?
▽ アッパーウエストサイドで豪華な生活をしている女性は、なんで平凡っぽい女性が多いの?
以前、信じられないくらいのお金持ちと結婚した、退屈で平凡なタイプの女性を見たことがあります。
弁護士、投資家、医者…彼らは実際にどのくらい稼いでいるんですか?
どこに行ったら彼らと出会えるんですか?
どこでヘッジファンドの人たちは遊んでるんですか?
結婚相手になるか、ただの交際相手になるかを決めるときは、何を見て決めているんですか?
私はただ結婚を望んでいるだけなので、侮辱はお断りです。出典:Peachy-ライブドアニュース より
彼女はとても自分の容姿に自信があるようで、それが男性を惹きつける重要な武器になると考えているようです。
たしかに、きれいな女性が好きだという男性は多いでしょう。いや、嫌いな人なんていないかも。
NYCに住む銀行家(a banker in NYC)からの投稿
親愛なる xxxxxxx
あなたの非常に興味深い投稿を読んで、あなたの抱えるジレンマについてよく考えてみました。私は、苦境を分析しましたので、読んでみてください。
まず、私はあなたの時間を無駄にすることはありません。なぜなら、私はあなたの望む程度の年収があり、あなたの条件を満たしていますからね。あなたの希望通りの男が、この問題をどう考えるか、教えてあげましょう。
あなたは、僕のような男性との結婚を望んでいるんだよね。あなたのオファーというものは、僕達からすると、単純に考えて、とってもくだらないビジネス取引なんですよ。その理由は次のとおりです。
「あなたは、パーティー向けの美貌を提供する代わりに、お金を要求している。」
いいでしょう。だけど、ここに一つ問題がある。あなたの見た目は徐々になくなっていくけれど、私のお金は引き続き増え続けるでしょう。事実私の収入はとても増えていっているけれど、あなたは今後、絶対にこれ以上美しくなることはないでしょう。
だから、経済的観点から見ると、あなたは減価償却資産だし、私は収益資産なんです。しかも、あなたは償却資産であるだけでなく、あなたの資産は加速しながら減価償却していく…。
ご説明しましょう。あなたは現在25歳で、今後5年間はその美しさが維持できるでしょう。けれど、その美しさは、その後毎年減っていってしまうのです。そして、あなたの価値も減っていってしまうのです。
ですから、ウォール・ストリート的な視点で見ると、あなたの取引ポジションは、「買い」や「保有」ではないんですよね。つまり、あなたを「買う」(これは、あなたが望んでいる「結婚」するということ)ことはいい取引ではなく、むしろ「リース」をしたほうがいいんですよね。
もし私が残酷だといわれたら、こう答えると思います。
もし私のお金がなくなってしまったら、あなたは離れていくし、あなたの美しさがなくなったら、私は離れる必要があるんじゃないですか、と。
だから、あなたとデートするのは良い取引と言えるけど、結婚はないな。
出典:Peachy-ライブドアニュース より
これは、玉の輿に乗りたいと考えている女性にとっては目からウロコの考え方ではないですか?
「どんな金持ちを選ぶか」という相手の男性スペックにばかり目を向けていた女性にとって、いざ我が身を振り返った時に、自分自身に美貌以外に何かがあっただろうか…と。
その美貌も期間限定の消耗品。
世の中には掃いて捨てるほどいるその程度の美貌は、一生を共にするには役不足という訳です。
シビアですよね。
お金持ちというのは、結婚相手に対しても結婚するに値する女性かどうかを常に見極めているということ。
単に「自分がラクしたいから」「優雅に暮らしたいから」という理由だけでハイスペック男性に近づいても、門前払いか遊ばれるかがオチということなんです。
自分もハイスペックになることが玉の輿への近道
Study time / ash-s
ハイスペックな男性というのは、精神的にも経済的にも自立した女性を求めています。
そのような女性でなければ結婚するメリットがないからです。
それは相手の女性を生涯の伴侶としてだけでなく、ビジネスパートナーとしても見ているからでしょう。
だったら、玉の輿に乗るための一番の近道は、自分自身も特技や教養を身に付けること。
「自分ひとりでも余裕で食べていける」というくらい稼いでいれば、ハイスペックな男性は自然とよってくるものです。
なぜなら、単純に自分の仕事を通じてそのような男性と接触する機会が増えますからね。
私は今の主人と結婚してつくづく思うのですけど、結婚する人は自分と同じレベルの人が一緒にいて楽しいなと常日頃感じています。
主人とは学部は違えど同じ大学出身で、在学中から社会人まで6年付き合って結婚しました。
お互い得意・不得意分野はありますが、知識のレベルは同程度ですし、話していて不都合は一切ありません。
これが自分の実力以上の人と付き合えばいろいろと環境など合わなくて苦労するでしょうし(その後の努力次第では改善することは十分可能でしょうが)、逆に考えが幼いような人だと話していても退屈に感じるはず。
美貌は一生磨き続けても限界がありますが、内面は年齢に関係なく磨き続ける事ができます。
私もすでに家庭に入ってはいますが、今も自分にできることを探して日々勉強の毎日です。
玉の輿に乗りたいと思っている方、よりハイスペックな男性を探す前に、まずは自分の中にある色褪せないものを探してみませんか?
福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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