「ママ友さんに会うの、面倒だな~」
もともとひとりで自由に過ごす事が大好きな私ですが、長男が生まれた時はママ友作りに躍起になっている時期がありました。
SNSを通じて知り合っただけのご近所ママさんとのランチ会に参加してみたり。
支援センターにしょっちゅう出かけては、子供と遊ぶことよりも、来ているママさんチェックに余念がなかったりと、それはもうママ友作りに必死でした。
そして、毎日疲れていました。
ママ友に会うのも気疲れするくせに、日中子供と二人で過ごしても、それはそれで「こんな風に日常を送っていて大丈夫なのだろうか」と悶々としてみたり。
週に何回かママ友ランチして、お出かけして…という理想?のママ友像が描かれたファッション雑誌を愛読していたからでしょうか。
そんな風に生活できない自分にモヤモヤして疲れている部分がありました。
ですが、ある時から素の自分の気持ちを大切に過ごすようにしたことで、ママ友への凝り固まった概念が一気に払拭されたのです。
なんと言うか、ママ友洗脳から解かれたとでも言いますか…(笑)
自分と子供の気持ちを優先して考えられるようになってからというもの、ママ友関係で疲弊するということがなくなりました。
ですが、ママ友関係で疲れているという方はかなり多いようですね。
ではなぜママ友関係に疲れてしまうのか。
また、なぜ疲れても関係を続けようとしてしまうのか。
ママ友関係に疲れやすい人が陥りやすい思考パターンについて、自分の経験から3つ導き出してみました。
思い当たる方は、これらの考え方をちょっと変えてみるだけで、随分ママ友付き合いが楽になるはずです。ご参考にしてみてください。
ママ友といるとなぜ疲れるのか
ママ友といると疲れる理由には、大きく分けて3つあると私は考えています。
1.気を使うから
ママ友というのは、一般的に子供を通じて知り合った人がほとんどです。
■同じマンションやご近所に住んでいる
■子供の習い事で知り合った
など、知り合ったきっかけが子供を介してなので、「失礼な事をすると我が子にも影響するのではないかしら…」などと心配して気を使いすぎる結果、次第に疲れていきます。
我が子がやんちゃなタイプだと、ママ友さんのお宅にお呼ばれして行っても、子供の行動が気になって落ち着かなかったり。
逆に、ママ友さんの子供がやんちゃなタイプの場合、例え悪さをしていたとしても、ママ友さんの手前注意しづらく、我慢してしまいストレスがたまったり。
人間、他人と接する時は大なり小なり多少気は使うものですが、ママ友さんの場合は悪い結果が自分だけでなく子供にも反映する可能性があると考えてしまい、異常に気を使ってしまうのが疲れる原因の一つだと思います。
2.そもそも気が合わない
ママ友さんは基本、子供を介して繋がっている存在なので、必ずしもママさん同士が意気投合してお付き合いが始まるケースばかりではありません。
「子供同士は仲が良いんだけど、なんかママさんとはイマイチ合わないような気がする」という場合も往々にしてあるものです。
それでも子供の遊び相手を確保するために、無理してママ友付き合いを続けてしまう。
ママ同士の価値観や子育て観など違いが大きい中、無理してお付き合いをしている訳ですから、次第にその関係に疲れてしまうわけです。
3.嫉妬される・嫉妬してしまう
ママ友付き合いをしていると、お互いの家を行き来したり、一緒にお出かけしたりと、行動を共にすることが多くなります。
そうすると、住んでいる家の状態や、食事などの時に垣間見える金銭感覚などが目について、お互いの格差の違いが気になり出すと、それが次第に疲れの原因になることもあります。
男性もそうかもしれませんが、女性は基本嫉妬深い生き物です。
相手の子供がブランド服を着ていれば嫉妬、ママさんが常に綺麗なネイルをしていれば嫉妬、家が戸建だったら嫉妬…など、嫉妬の対象物はいろいろなところに転がっています。
これの怖いのが、嫉妬をこじらせてしまうと、相手を無視しだしたり、周りに悪い噂を立てて孤立させようとしたりするママさんがでてくるところです。
こうなると、たんなる疲れだけですむ話ではなくなり、精神的に病んでしまったり、生活に支障をきたす場合も出てきます。
私としては、こんな風に疲れる要素満載のママ友付き合いなんてしなければ問題解決なのに…と思ってしまうのですが、それでもママ友関係を断ち切れない人の心理とはどのようなものなのでしょうか。
1.1人になるのが怖い
子供の幼稚園のイベントなどで、1人でポツンとしているママさんを見かけたことはありませんか?
私は見かけたこともあるし、自分自身がそのポツンタイプなのですが(笑)、そういうママさんを見かけてどのように思うでしょうか。
「かわいそう。友達いないのかな」と思う人は、おそらくママ友関係に疲れやすい人だと思います。
「1人=友達いない」という思考パターンの人は、自分も周りからそのように見られるのを恐れているタイプです。
そのため、多少気が合わなくても「ぼっちになるよりマシ!」と嫌々ママ友さんとつるんでしまいます。
いや、本人がママ友とつるむことよりぼっちになる方が精神的に辛いというなら、つるむことは一向に構わないと思うんです。個人の自由ですから。
ですが、ママ友付き合いも実は疲れているんだけど、子供関係の行事などでポツンとしたくないがためにママ友関係を続けているというのは、私は無駄にストレスを溜め込んでいると感じます。
ポツンとしている人が本当に友達がいないと誰がわかるのでしょう。
たまたま引越ししてきたばかりの人かもしれない。
教育方針の問題から、どうしてもその幼稚園に入れたくて遠くから通っている人かもしれない。
幼稚園でポツンとしていても、実はものすごく社交的な人で、幼稚園以外では交友関係が広い人かもしれない。
そもそも、ポツンとしている事がかわいそうなことなのかどうかは、本人が決めることです。
おそらく、ぼっちママさんというのは、多くの方が好きでそうしているような気がします。
私もそうなのですが、子供関係の行事などでママさんとつるむ理由が今では全く見いだせないです。
ひとりで行動していると、自分のペースで参観できて、好きな時に帰れます。つるんでいるとこうはいきません。
ただ、私の場合は、長男の小学校でも次男の幼稚園でも、会った時にちょっとお話をするママさんなどは何人かいます。
ですが、いつでもどこでも誘い合わせて行動するというようにつるむことはしていません。
ママ友付き合いで疲れているんだけど1人になるのが怖い…という方は、ママ友さんとの距離感を見直してみると良いかと思います。
2.子供の友達関係に影響すると思っている
先程もチラっと書きましたが、親同士が仲良くしておかないと子供の友達関係に響くのではと考えて、ママ友付き合いを無理している方がいるのではないでしょうか。
「親同士がもめてしまうと、子供がハブられてしまうのでは」と思うと、相手のママさんに気を使って何かとお誘いにのってしまう…ということも多くなるかもしれません。
ですが、子供というのはいつの間にか自分で人間関係を作っていくものです。
我が家の長男も主人の転勤により何度も転園を繰り返していますが、その度に気の合う子をみつけ友達になっています。
子ども同士が仲が良ければ必然的に親も接触する機会は増えますが、私は例え子ども同士が仲が良くても、親同士気が合いそうになければ深いお付き合いはしません。
早い話、親同士の付き合いというのはその程度であっても、子どもは勝手に友達と仲良くなっていきます。
逆に、親同士ががっちりグループを作ってしまって、その子供たちもその中でしか人間関係が築けないような環境であることの方が問題な気がします。
我が家の長男はとにかく人懐っこくて、どこにでも入っていけるような分け隔てのないタイプなのですが、これも私が特定のママ友付き合いというのをしていない一つの良い面ではないかと自負している部分です。
3.長いお付き合いになることを想定してしまう
子供同士が同年齢だと…
「最低中学生までは一緒の学校になるし、仲良くしておかないと」
「同じマンションだから、今後もずっとお付き合いは続くし…」
と無理して仲良くしておかなきゃいけないと思いがちじゃないですか?
ですが、私はこういう近い存在のママさんこそ、お付き合いはそこそこにしておくのが無難だと感じています。
それは、進学先や家庭環境など比較されやすい状況だからです。
子供が小さいうちはまだ良いですが、例えば大きくなって受験シーズンになると、落ちた受かったでまた一つ嫉妬の種ができてしまいます。
そもそも、子供同士が同学年であっても、進学先というのは小学校から別々になる可能性だってあるわけです。
また、お仕事の都合でいつ引越しするかもわかりません。
一見、ママ友さんとの関係は永遠に続きそうな気がしてしまいますが、私の経験上、ママ友関係というのはそう長くは続かないです。
幼稚園を卒園したら疎遠になったというママさんがほとんどです。
要は、子供の環境によって付き合うママさんも変わってくるというわけで、よっぽど気が合う人でない限り、ママ友さんと深い付き合いをする必要は私は無いと思っています。
理想のママ友関係とは
私が理想としているママ友関係は、会った時に挨拶ができて、ちょっとした世間話ができる関係です。
「この前の授業参観、来た?」
「新しくできたあそこ、この前子供と行ってきたよ」
など、その場その場で後腐れなく会話できるような関係が、無理もせず疲れもせずにベストな状態だと考えています。
実際の私の現状がこんな感じです(笑)
次男の幼稚園はかなり出ごとが多いのですが、行けば皆さん(でもないかな 笑)挨拶を交わしてくれますし、子供の事など雑談もできます。
よく巷で言われている「ママ友さんがいないと情報が回ってこない」というのも、このように会えば話ができるママさんがいることで、いろいろな情報も貰うことができます。
ママ友関係の疲れの一番の原因はつるむことです。
結局、つるんでグループ化しているママさん達って、話している内容は噂話だったり、人の悪口だったりしますしね。そんな情報は私はいらないです。
子育てに家事に雑用にと日々忙しいママさん。
ママ友関係で疲れをためる暇があるならば、ちょっとそのママ友さんとのお付き合いを見直して、自分のためになる時間を作ってみてはいかがですか?
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福岡市在住。年の差3兄弟を育てています。
次男が知的境界域の自閉症スペクトラム(ASD)です。
発達障害のこと、子育てのこと、趣味のビュッフェ巡りや旅行について書いています。
社会福祉士です。
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