毒親育ちはどういう性格になるのか。自分の経験から7つの特徴について考えてみた。

毒親育ちにはどのような特徴があるのか。

多くの人は、このような疑問を考えたことすらないかと思います。

ですが、私は自分の母が毒親だったと気づいてから、このような事をたびたび考えるようになりました。

幼い頃から受け身で消極的だった自分の性格がイヤでしょうがなかったものの、だからと言って自分からは何か積極的に行動を起こせない。

自分から人に話しかけられない。

そのくせ、後になって「あーすればよかった。こう言えばよかった」など一人反省会ばかりをして、だけど自分からは動けない。

そんな自分がつくづく好きになれなかったのですが、ある時ふと毒親関係の調べ物をしていたところ、私と同じような感情を抱いて育ったという毒親育ちの方の経験談の多いことに驚きました。

私は長年、自分の性格について生まれ持ったものだと思っていましたが、これはもしかしたら母との関係から作られてしまった後天的なものもあるのではないかと疑うように…。

現に母の死後、その関係がなくなってしまった今では、かつての引っ込み思案だった私の性格もずいぶん改善されたという自覚があります。

そこで今回は、毒親のもとで育った人がどのような性格になりやすいかという特徴を大きく7つにまとめてみました。

私の経験談にはなりますが、育った家庭環境と性格の因果関係についても自己分析していますので、ご自身、またはご両親に当てはまるのかどうかのひとつの判断材料にしていただければと思います。

私の母が過保護・過干渉型の毒親でしたので、その点からの考察になります。
毒親には他にも、虐待・暴力型放置・ネグレクト型などがあるので、そのような親元で育った場合は、また状況が変わってくるかと思います。

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1.世間との感覚のズレ

私が子どもの頃にもっとも感じていたことが、同年代の子どもとの感覚のズレでした。

いわゆる「話がかみ合わない」という場面に遭遇することが多く、「私って変なのかな」と思うことが多々ありました。

小学生くらいの頃の私は、帰宅後に母にその日一日の出来事を話すのが好きな子だったのですが、母は何かに付け批判的でした。

友達の間で流行っている事(おもちゃやテレビや洋服…など)を否定。

そんな話をする友達の事もよくこき下ろしていました。

私の話を聞いた母は、最後に必ず「そんなこと言わないで、(友達には)こう言いなさいよ」と私の言動を否定した上で、その発言内容の方向性を指示するよう言っていました。

幼い私はそんな母の言うことを忠実に守っていたので、母に言われた事をそっくりそのまま友達に話し、頻繁に場の空気を微妙にさせていました。

また、母は「あの子はませている」「頭が悪い」など、私の同級生の中でも格付けをするような発言をしていたので、私にとっての友達のイメージというものが母の価値観で侵食されていくようになりました。

今思えば、過保護・過干渉型の母にとっては私が母の価値観以外のことに興味を示すのが面白くなかったのだと感じています。

過保護・過干渉型の毒親は、子どもを支配・嫉妬することが多いです。

親自身もまた、さまざまな理由により子どもに依存しているため、子どもが親から精神的にも物理的にも離れていくことを嫌うのです。

「私、なんだか周囲から浮いてしまうな…」と感じている方は、もしかしたら親の影響というのがあるのかもしれません。

自分の今の価値観は本当に自分の本心からのものなのか。

毒親と共依存状態にあるとなかなかその事に気が付けないものですが、一度「自分が本当に好きだと思えるもの」「違和感を感じない心の状態はどういう時か」について考えてみることは大切です。

【関連記事】

毒母の異常な行動は娘に対する嫉妬心が関係していた!チェックリストで見えてきたこと。

2.自分に自信がない

毒親は自分の価値観を子どもに押し付けるために、しばしば子どもの人格を否定してきます。

「あんたは何をやってもダメ」
「なんでそんな事もできないの?」
「お母さんの言うとおりにしないから」

など、子どもにとっては自分の言動を全て否定され続けることで、次第に自発的な行動ができなくなっていきます。

「どうせ自分にはできないし」
「勝手な事をしたら責められるし」
「失敗したら怒られるし」

こういう思いを募らせていくと、子どもは自ら行動することや失敗を恐れるようになります。

私も子どもの頃は、ご飯を食べこぼしただけで「あんたは食べ方が汚い」「お父さんに似てるから」と大人になるまで言い続けられました。

今自分が親になって我が子をみていて、子どもの食べこぼしなんて日常茶飯事なことなのですが、それを大人になってまで「この子は食べ方が汚いから…」と周囲に言い続けた母は、今思うに私の印象操作をしたかったのでしょう。

この経験から、私は大人になっても親戚の集まりなどで食事をするのがイヤでしょうがなかったのですが、結婚し、母の死後、主人の実家で魚料理をいただいていた時に姑から…

お姑さん
おひとりさんって、魚の食べ方上手ね

と言われた時に…

私の食べ方っておかしくなかったんだ…

と思ったものです。

ことばというのは、相手をコントロールする力を持っています。

いわゆる洗脳のようなもので、現実は違っていても「おまえはこうなんだ」と言い続けられると、本当に自分がそのような人間だと思い込むようになっていきます。

子どもにとっては全信頼をおいている親の事を疑ってかかるのは難しいものですが、親以外に自分の事を客観的にみてくれる相手を持つというのは、解毒に必要なことだと感じています。

【関連記事】

毒親からの解放は無理?上手く付き合う3つの方法。

3.感情を表に出せない

これはいまだにそうなのですが、私は感情を表に出すことが苦手です。

喜怒哀楽、どの感情も一応人間ですので持ってはいます。

ただ、そういう場面に遭遇した時に、感情のままに笑ったり泣いたりすることにものすごく抵抗があるのです。

付き合いの長い友人からも…

「最初はなんて笑わないやつなんだと思った」
「こいつお高くとまってるなと思った」

※口は悪いですが、すべて女性の発言です

などと素敵な表現で私の第一印象を言われたりしています。

これも、子どもの頃の母との関わりから、感情を表に出すのが怖いという無意識の心理が働いていたと今になって思います。

嬉しいことがあって喜んでいても「調子にのるな」と言われ、悲しく悔しいことがあって泣いていたら「情けない」と蔑まれる。

子どもの頃、母からその時々の感情を受け止めてもらえなかったという経験が、大人になっても尾を引いているのだと気づきました。

これも先述した価値観の否定同様「感情の否定」であって、あらゆる物事に対する自分の思いを自分以外の人から否定されることで、感情を持つこと自体を「怖い」と思うようになっていきます。

本当は嬉しいんだけど、それを素直に表現して否定された時のショックの方が大きいので、つい平静を装ってしまう。

我が家には自閉症スペクトラムの次男がいますが、療育でも「共感することの大切さ」は常々言われています。

子どもの気持ちに寄り添った育児をするというのは、子どもの精神的な成長を促す上でとても大切なことだと感じています。

4.人の顔色をうかがいすぎる

自分の感情を表にだせなくなると、今度は人の感情を必要以上に探ろうとするようになります。

感情を出せないというのも「相手にどう思われるか」という不安な気持ちが発端で、そうすると次に「相手がどのような気持ちでいるのか」ということが気になってしょうがなくなるのです。

これは、感情の起伏が激しく、いつ豹変するかわからない母に対してハラハラしていた子ども時代の経験も原因だと感じています。

なので、私はいまだに相手の表情や声色などからその本心を探りすぎてしまう癖があり、しょっちゅう無駄に疲れています。

人の気持ちなんて、自分が思っているほど相手は自分のことなんて考えてなかったりするものですが、そういうことが経験上わかってきた現在でも、この癖はどうしようもありません。

私のような人間とは逆に、我が子にまっすぐな人間に育って欲しいと願うなら、子どもが安心できる親子関係というのは重要だと実感しています。

5.多数と同時にコミュニケーションをとるのが苦手

私の場合、昔から1対1であればスムーズに話ができるのですが、グループなど複数の人と話すのが苦手です。

いまではこれもかなり改善されましたが、大学を卒業し社会にでてからも「私、場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)じゃないだろうか…」と思うくらい、集団の中で発言するのが苦手でした。

これも自己分析した結果、おそらく先述した「相手の顔色をうかがいすぎる」というのが原因のひとつではないかと感じています。

話す相手が一人ならある程度相手の考えていることや気分などもわかりやすいので、こちらも落ち着いて対話することができます。

が、話す相手が複数の場合は、発言者が常にランダムに変わっていき、その一人ひとりがどのような感情で発言しているのかというのがつかみにくく、不安になるのです。

「こんなこと言えば、どう思われるだろうか…」というネガティブな意識ばかりが先行し、自分の意見を言うのに腰がひけてしまいます。

この特徴も、結局は「自分への自信のなさの表れ」だと感じています。

6.相手に依存しやすい

私は長年、母とは共依存の関係に陥っていました。

自分に自信がない私は、物事を自分で決められずに、結局は母が言うとおりに行動することで安心できていたのです。

この関係は、母が亡くなるまで実質続いていました。

私が結婚してからも、何かにつけやってきては世話をやこうとしていた母。

そんな母の事をわずらわしいと思いつつ、だからといって自分からは何をして良いのかわからない。母を良いように利用していた私もいました。

誰かに依存するというのは、とてもラクな状態です。

相手の言うことさえ聞いておけば、自分は行動しなくても状況はある程度整っていくからです。

ただ、自分で考えて行動しなければ、それ以上の発展はありません。

新たな発見もなければ、なにより充実感がありません。

母達にほとんど決められてしまった結婚式のことも、完全に失敗とまでは思わないにしても、後悔の方が多く残っています。

「自分ももしかしたら共依存かも…」と思われる方は、なるべくはやく自立の道を目指してください。

共依存の期間が長ければ長いほど、自分の人生の多くを損していると私は思っています。

【関連記事】

過保護・過干渉型の毒親の特徴5つ。毒母・毒祖母との生活でみえてきたこと。

毒親・毒母持ちは要注意!自分の結婚式で後悔しない方法。

7.表裏のある性格になる

これは私の妹のことですが、妹も一応毒親育ちということで特徴としてあげてみました。

妹は、幼い頃から私と母の上記のような関係をそばで見ていたため、母に気に入られるように振舞っていたところがありました。

母の趣味・趣向をよく理解していて、そこに合わせた言動をするので、妹はいつも別格扱い。

そんな妹は、母の前だけでなく外でも「良い子」を振る舞い、家では自分の特権を活かし、次第に横暴に振舞うようになりました。

詳しくは過去記事をみていただきたいのですが、そんな暴君な妹は家と外で極端に性格を使い分ける人間になりました。

毒親育ちの場合、私のように超内向的な性格になる場合と、ゆがみを抱えた性格になる場合があるように思います。

きょうだいがいる場合に、このようなケースになることも多いようです。

【関連記事】

表裏の激しい人の3つの特徴。家族を捨てて腹黒さがバレた妹の実例。

【ネタバレ注意】毒親育ちが毒親漫画「ゆがみちゃん」を読んでみた感想。

毒親と離れることで性格は変えられる

このように、私には毒親の影響といわれる特徴があるように感じているのですが、いまではその多くを克服しています。

人の顔色をうかがいすぎるところに関してはいまだ若干残っているものの、自己肯定感やグループでのコミュニケーションなど改善された部分はたくさんあります。

これも、母との関係が完全に切れた頃から、私は自分自身を見つめ直す時間が多く持てたこととで、これまで押さえ込んでいた感情を自分で正直に受け止められるようになったおかげだと感じています。

長年、母からはダメだしされ続けていた自分の人格も、実は「本来の自分でいられる部分」として自覚できたことで、精神的に随分ラクになりました。

早い話、自分に正直に生きられるようになって世界が変わりました。

「私はこうなんだ」と、自分で自分を認めてあげられることは大切です。

そんなあなたを否定してくる毒親と一緒にいることにメリットは何一つありません。

毒親との関係に悩んでいる方は、まずは物理的に距離をとってみてください。

次第に心も開放されて、自分自身が変わっていく感覚が実感できると思いますよ。

福岡市在住の主婦です。
毒親育ちが発達障害児を育てています。
2016年から ブログ始めました。
人間関係や子育てに関する日々の気づきを、独断と偏見まみれの記事で更新中。
ビュッフェと直売所に頻出します。
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コメント

  1. よしむら より:

    おひとりさんのブログを偶然見る機会がありました。
    毒親と言う言葉も、内容も初めて知りました。
    親の育て方一つで子供の性格もかなり違って来るんですね。
    おひとりさんは、よく自分の事、親の事を客観的に見ることが出来ましたね。それをたくさんの人に教えてくれました。
    内向的な性格の方が、ここまで詳しく紹介されるとは、よほど呪縛から解き放たれた自由感のようなものでしょうか。
    大変参考になりました。
    おりとりさんのブログを検索するきっかけは、チロルチョコのアウトレットショップでした。
    今度の連休に妻と行きたいと思います。
    他の情報では、一袋300円でしたが、今は500円なんですね。
    クーラーボックス持参も助かりますね。
    やはり、早めにいった方がいいですね。
    ありがとうございました。

    • おひとり より:

      よしむら様

      ブログへのご訪問とコメント、ありがとうございました。
      子どもの性格について考え始めたのは、自閉症スペクトラムの次男の療育へ私も通いだしてからでした。
      自己肯定感を育むことの大切さを学ぶ中で「私、こんな風に母親と関わってなかったな」と気づいたのがきっかけです。
      もともとの子ども自身の性分もあるでしょうが、一番身近な存在である家族との関わり方というのは、子どもが育つ上でとても大切なことだと思っています。
      この記事は、私のように毒親との関係でいまだ悩まれている方への応援の意味と、現在子育て中の方へのアドバイス(自戒も込めて)のつもりで書いたものです。
      参考にしていただけて幸いです。

      チロルチョコのアウトレットは、現在はほぼ1袋500円です。
      私も数ヶ月行っていないので、もしかしたら変わっている部分もあるかもしれませんが、人気商品は早々に売り切れてしまうので、早めに行かれるのがおすすめです^^
      楽しんできてくださいね♪

  2. あさひ より:

    初めまして。同じく福岡市在住の毒親持ちです。沢山毒親について調べましたが、おひとり様のこのブログが一番共感できました。私事ですが、コメントさせてください。

    私は多分、毒親子供の特徴の「ピエロとロストワン」です。母兄姉の言う通り、嫌がる事は引き受け、馬鹿な演技を思えばしていました。その反動で、何も出来ない自分に苦しめられていますが。周りから見れば「単なるしっかりしてなくて何考えているか分からない人」です。兄と姉からは「あなただけ甘やかされてるから」と言われ辛いです。また、母以上に姉が私の毒姉でしたが、それこそ「姉妹にはよくあること」で、他の誰にも伝わらず辛いです。

    25歳でようやく色々きづき、実家を出ました。見張られている気持ちがぐんと減りこちらのブログの特徴1は改善しましたが、2〜5が染み付いて消えません。お金が無い中、心療内科にも行ってみましたが相性が合わず…
    馬鹿みたいな話なのですが、オフィスで、帰りの挨拶が怖くて毎日4時間残業して人が少なくなった頃消え入るように挨拶して帰っています。姉に声をバカにされたトラウマで、声を出すことが怖いです。会議でも、少数だと頑張れるのに大人数だと倒れそうです。

    おひとり様さんは、3〜5をどう乗り越えましたか?
    いきなり長文を送ってすみません。

  3. あさひ より:

    すみません、読み返してみると3〜5を完全に乗り越えてはないのですね。早合点してすみません。

    • おひとり より:

      あさひ様

      ブログへのご訪問とコメント、ありがとうございました。

      挨拶が怖い感覚、私も経験があるのでよくわかります。
      私の場合は、OL時代の年末年始の挨拶が非常に苦痛でした。
      「挨拶、無視されないだろうか」「変に思われないだろうか」というネガティブな気持ちばかりが先行してしまっていました。
      自信も、感情の表出も、コミュニケーションも何かひとつきっかけがあれば変われるのではないかと私は感じています。
      私の場合は、長男の転園先の幼稚園でいきなり役員に抜擢され、しかも同じ役員のママさんが揃いも揃って強烈な方ばかりだったという経験で、上記のような特徴もだいぶ改善されました。
      また、家族(母)と距離をおいたことも大きいです。
      母がいなくなってから自分の頭で考えるという習慣ができましたし、他人との付き合いの中から自分を客観的にみることができるようにもなりました。
      そうする中で、「私って母から言われていたほど、どうしようもない人間ではないんじゃないか…」と思えるようになり、「自分は自分、人は人」ということも理解できるようになりました。
      こういう生活をしていると自分に自信もついてきますし、人に何か言われてもスルーできる力もつきます。

      毒親(毒家族)は、事実以上に相手を苦しめるようなことを言うものです。
      それは相手に劣等感をうえつけ、コントロールしたいからです。
      おそらく、あさひ様の声の件も、お姉さまが言うほど周囲の方は違和感を抱いていないはずです。
      まずはどんなことでも良いので自信をつけるのが大切だと思いますよ。
      そのためには、ネガティブなことしか言ってこない家族と距離をとり、ご自身の興味のある好きなことに打ち込まれたら良いかと思います。
      声がどうしても気になるようでしたら、ボイストレーニングなどもあります。
      毒親・毒家族については、あさひ様が何かにイキイキと取り組んでいたらそれを妬む気持ちから馬耳雑言を浴びせてくるかもしれませんが、ご自身の気持ちに正直に生活してみてください。
      私もまだまだ過去のトラウマを完全に克服できたわけではないのであまり偉そうな事は言えないのですが、無理をしない生活をすることで、少しずつ自分らしさを取り戻せています。
      一緒に頑張りましょうね^^